津軽鉄道訪問は”撮影”が第一の目的でしたが、
太宰治の足跡を辿る旅でもありました。
小説「津軽」を読みながら、
583系”急行 津軽”の夜汽車に揺られ津軽鉄道入り。
”津軽尽くし”のプランで旅する自分に、ちょっと酔ったりしてました(笑)
まずは、太宰が生まれ育った金木の生家”斜陽館”を訪問。
喫茶店でコーヒーを飲みましたが、どうもピンとこなかったですね(笑)
次ぎに行ったのが、幼少の頃遊んだという、”芦野公園”
公園の池の周りを散策。
タバコを燻らせている太宰が傍らに居るような・・・そんな雰囲気でした。
「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」
名家に生れた文才の”栄光と苦悩”が石碑に刻まれていました。
太宰の小説を読むと、どこか物寂しい風景が連想されます。
それは彼が生まれ育った「津軽平野」の情景。
太宰治その人は”津軽”という風土そのものなんだ・・・
線路の傍らで、そんな感慨に浸りました。
様々なエピソードと共に、津軽鉄道をご覧頂きました。
冬の風物詩”ストーブ列車”は今でも運行されていますが、
観光色が強くなってしまい、ゆっくりと味わう事は難しいようです。
また、キハ22系は軽快気動車へと置き換わり、軽快過ぎて全く趣きがありません。
しかし、いつの日か、のんびりとストーブ列車の旅が出来たらいいな。。。
と、今でも津軽鉄道に思いを馳せております。
本州最北端の私鉄は、今も昔も僕等の憧れの鉄道です。
「ガンバレ!津軽鉄道!!」
END
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