クモハ42の雄姿をご覧頂きました。
クモハ42は、1933(昭和8)年に製造され、当初は近畿地方で通勤輸送に活躍。
終戦後、昭和25年からは関東で活躍し、昭和32年に山口県の宇部線・小野田線へやってきました。
以来、小野田線の支線である本山線を中心に活躍してきました。
最後に残ったクモハ42001が2003年3月14日に引退。
旧型国電の長い歴史に幕を降ろしました。
東の鶴見線クモハ12、西の小野田線クモハ42。
私が鉄道に興味を持った頃、チョコレート色の電車は既にこの2線にしか残っていませんでした。
クモハ42の当時塗られていた黄色の警戒色は、子供心にカッコ良くみえた印象があります。
クモハ12は何度か撮影の機会がありましたが、クモハ42が走るのは遥か山口県!
長年憧れつづけていましたが、訪問が叶ったのは1998年10月の事でした。
しかし、小野田線単独ではなく、山口線のSLとかけもち訪問(苦笑)
朝と夕方しか運用が無いので15時くらいに現地について、16時代の運用を捉えるべくロケハン。
しかし・・・
ロケハンも何も、撮影ポイントがさっぱり見つからない!
曇り空で露出もさっぱり(泣)
結局、浜河内のホームからの撮影とスナップ、往復乗車のみで終ってしまいました。
一見さんがパッと来て撮れるほど、本山支線は甘くはなかった・・・
いつもながらの消化不良でしたが、クモハ42と出会えた事は貴重な財産。
訪問できて、本当に良かったと思います。
クモハ42よ、長い間お疲れ様でした!!
さようなら、そして永遠に・・・
END
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