奥羽本線の車窓から見える石川陸橋には、「弘南鉄道」の大看板が・・・(石川-義塾高校前)

弘南鉄道は、青森県のJR弘前駅から、黒石に向かうのが弘南線。
弘前駅から少し離れた市街地にある、中央弘前から大鰐に向かうのが大鰐線である。
昭和59年に、全国で4番目の国鉄転換線として開業した、弘南黒石線は平成10年3月末で廃止されている。

私が訪問した大鰐線は、昭和27年に弘前電気鉄道大鰐線として開業した。
弘前駅での接続がなく、国鉄線が並行しているためか、開業当初より赤字続きであり、
昭和45年10月に弘南鉄道に買収されている。

この路線は、一度も新造車輛が入ったことが無く、今に至るまで、すべて中古車輛で運用されてきた。
昭和50年と55年に、弘南線に東急の転入車が導入された際に、移ってきた車輛が大多数を占めていた。
その為、製造年の古い、個性派の車輛が数多く残っていた。

昭和62年8月に訪問した、弘南鉄道大鰐線の古豪達の姿を、ご覧下さい。



 弘南鉄道大鰐線 No.1