最初の1020形が導入されたのは、1968年の事。
先日お亡くなりになられた大西潤甫氏が取締役社長に就任した年であります。
2004年、1020形の引退と故人の逝去が時を同じくした事に、何か因縁めいたものを感じます。
(故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます)

琴電社史、”60年のあゆみ”より、1020形導入の記事を抜粋します。

<琴平線に大型車両を増強>
車両の大型化と、車両の更新をかねて43、44年度に名古屋鉄道から電動客車2両、
制御客車2両計4両を譲り受けた。
これらの車両は仏生山工場において台車などの改造を行い琴平線に配車した。
車体の塗装は上部がクリーム色、下部がフアンタンゴレッド色(桃色)で、
明るい感覚を出すのに苦労した。
その後、順次全車両の塗り替えを実施している。
さらに45年度にも同型車両2両を譲り受けることになっている。
これらの車両の概要は次のとおりである。

電動・制御客車:1020形
車番:1021-1022、1023-1024
定員:130人
自重:30t(電動)
自重:21t(制御)
最大寸法:17.83x2.84x4.08m
主電動機:75kwx4


弊HP謹製のポストカード。
今回のイベントでは5図柄を製作し、1日フリーキップ購入した方に配布致しました。

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