「おぱ」
最終更新日: by.たけぽん |
※ その他の方の感想・批評
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トヨタ「Opa(オーパ)」である。
四代目『たけぽん号』が入院中に来た代車「ぷらっちゅ」が試乗されるという本来の目的のために帰っていったのでその替わりにやってきたのが「おぱ」だ。 試乗車のグレードは1.8@。 スリーサイズは全長:4250、全幅:1695、全高:1525。ホイールベースは2700だ。エンジンは直4DOHC1800ccで136馬力17.4kg・m/rpmを叩き出す。車重は1210、最小回転半径5300である。 乗ってみて、最初に感じたのは「わぁ、スムーズだなぁ・・・」ということ。 外観:個性的なルックスである。好みの別れるところだろうが街であまり見かけないことを考えると世間的にはあまり認められていないのかも知れない。 |
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内装:まぁ、それなり。使用されている材質は全体として安っぽい。 しかし、200万前後の車だ、と割り切れば十分に納得できる質感は保っていると思われる。収納の蓋(特に運転席の前(ダッシュボード)にある収納の品質は許せない)などに不満を感じるが。 ハンドルは比較的軽く握りやすい。軽快な、とは行かないが楽にハンドリングが可能だ。 ミッションはコラム・オートマ。P⇔R、R⇔D、2⇔Lの時は手前にひいて上下に操作する。はっきり言って、「使いにくい」と思う。私としてはコラムシフトは好きなのでイイと思うのだが狙った所に止めるのが難しい。「慣れ」なのはわかるがそれにしても、だ。 メーター・パネルはセンターメーターで見やすいと思う。目線移動も少なく良い。 オーディオ・エアコンは操作しやすい位置にある。前に張り出した形になってるため手が届きやすい。ヘッドユニットも交換可能(簡単そう)なタイプで好感度大! 意外にも感動したのがカップホルダー。最近のミニ・ペットボトルを意識してか、四角い500ccのペットボトルが無理なく収まる。安定感も良し(懐が深い)。しかし、カップホルダー自身の作りは非常に安っぽく幻滅した。 シートだが、薄っぺらい割に微妙なクッション(私は「にゅめっ」としてる、と感じた)があり特に問題なし。もう少し、大きなシートだと良いかな。助手席との間隔が狭く感じた。軽自動車のように膝が当たったり肩が触れ合う、ということはもちろん無いがなにやら「近い」感じがする。アームレストは運転席側にのみ装備。小さめのアームレストだ。デザイン的には収納時にマッチするように出来ていると思う。使用感としては「小さい」「角度が変」だ。角度に関しては大分上向きになっているようだ。これは私がシートを倒しすぎているのかも知れないが。 シートアレンジは豊富だ。しかし、中途半端な感じもする。リアシートも、もっとリクライニング出来るようにすれば車中泊に対応できるし、前後席フルフラットもシート形状の関係でくつろぎ感は少ない。ユーティリティーにこだわるならここら辺をもう少し「詰めて」欲しかった。ラゲッジスペースのフルフラット化も良いのだが・・・それと、前後のシートの色が異なるのも私的にはいただけない。なぜこんな事にしたのだろう??? 総評:形が気に入れば、「買い」の車だと思う。コンセプトとしては良いところを狙っている。しかし、もう少し、洗練されていくジャンルの車なのだろうな、と感じさせるモノが随所に観られた。要は、この辺の車は「好み」で買う物なのだろうな、というのが私の感想だ。 |
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その他の方による感想・批評
トヨタの新設計の車。乗用車とミニバンの中間ぐらいのコンセプトと思われるようなスタイルある。
今回の試乗車は、1.8リッターのエンジン4ATでLパッケージ?であった。
総評:
このレベルの車になればコストパフォーマンスの意味で、いい線いっていると思われる。
エンジンと重量のバランスはちょっとエンジンが負けている感覚があるが、2.0リッターグレードにするとこれも解消されるだろう。
スタイリングが独特であるため好き嫌いがでると思われるが、このスタイリングが「嫌い」でなければお勧めできる車である。
ちょっとした遠出のできるシティコミューターといったところでしょうか?
走り:
乗用車に比べ比較的固めの足回りである。
常用速度でのカーブのロール及ぶブレーキングにおける前方へのダイブも小さい。
反面、高速域(100km/h〜)では挙動に不安を覚える。
100km/h前後の安定性はいいものの140km/hぐらいになるとでは安心して走ることはできない。
また。足回りが比較的固いといっても、高速でカーブに入ると足回りに不安を覚える。
しかし、ぷらっちゅくんのように100km/h前後で走るのは怖いということはない。
# タイヤのせいもあるかもしれない。1インチアップまたは、もちょっとショルダーのはっきりしたタイヤに履き替えるぐらいで解決する問題かもしれない。
エンジンおよびミッションは、車重対エンジン馬力という観点では必要な馬力はあると思う。
発進は車重が軽いため、スッと出る。
しかし、いかんせん本当の意味でのエンジンパワーがないため追い抜きや発進後の加速という意味では、エンジンのパワー不足を感じる。
これは、エンジンを4000回転〜5000回転回しても加速しにくく、エンジンの回転に比べ加速しないということである。
# 2リッターであれば、ずいぶん印象は違うかもしれない。
走りとしては、追い抜きをするようなことはせず前について走るといった車だろう。
ボディの見切りは慣れが必要かもしれない。基本的に角は見えない。
比較的小回りは効くが、前輪の位置が掴みにくくこれについても慣れを必要とする。
スタイル同様、セダンとミニバンの間の感覚での運転が要求される。
コラムオートマでありシフト操作は運転中はできないと思っていいだろう。
シフトレバーが非常に遠くエンジンブレーキ等をかけることもしない想定としか考えられない。
内装(車内):
高級感はないが、このクラスの車としては上出来である。
他のメーカーのこのクラスと比べた場合は、この車に軍配があがるだろう。
収納は比較的少ない。
シートは厚みがありちょっとふわふわ気味である。
5ナンバー枠の車にしては車内は広い。
特に、頭周りとひざ前が非常に広く全席に大人がゆったり座っても後席でも大人がゆったり座れるほどである。
反面、落ち着きに欠けるシートで100kmぐらいのドライブでは問題ないが、それを超えるとしんどいかもしれない。
運転席後ろの地図などを入れるスペースはない。
運転席にのみアームレストが付くがちょとちゃっちぃ。付けない方がいいかもしれない。
計器類はセンターメーターだが、トヨタ独特の遠視メーターでスピード表示以外は、文字等が小さく見にくく感じる。
特にタコメーターは見にくい。
# この手の車ではスピードメーター以外の情報ってあまりいらんのかな?
音:
内部で聞く音は静かな方である。しかし、外部での音は比較的大きく住宅街でのアイドリングは、周辺住民に迷惑である。
遮音性がよいということである。
しかし、エンジンを3000回転以上回すとうるさくなり、4000回転付近では会話がしにくい状況である。
音について、常用域ではまったく問題なく同値段の車に比べても静かだといっていいだろう。
外見は外車っぽく見えて形が可愛かった。
見た目は"マウスみたい"。
助手席は座り心地良かった。
足元も広くて、天井も高かったし良かった。
新車の匂いしてた。