キャリアー

 そもそも、ミニバンというジャンルの車を購入する目的が冬に快適にスノボにいけることだった。
 ところが買ってみたものの室内空間の狭さに閉口。
 いや、一般的には広いんだろうけども、3列とも座席として使用したり、2・3列目をフルフラットにしてくつろぐ空間を作ろうと思ったらどうしても板やブーツなどが邪魔になる。
 そもそも、4人が板を持ってきている状態でその荷物をすべて室内に入れてしまうのは無理があるのだ。
 そこで、スキーキャリーの装着に踏み切った訳だ。

 一般的なボードキャリアーや背面にラダーを装着して背面キャリアーを装備することも考えたが、どうせなら荷物も車外に出してしまった方が広々と使える。
 そんな訳で、エアロボックスの導入となったのだ。
 
 今回は、ちょっとした理由からPIAAの展開するキャリアーブランドである「TERZO(テルッツォ)」で組むことにした。

 これが使用するベース・バー
 ベースバーは車体から出ていないことが条件。
 街では長いバーを付けている車をたまに見かけるが、あれはあれで危険な行為である。

 と言う訳で、私は長さ1200mmのEB2をチョイス。
 パンフレットの適応表にある推奨長さである。
 私のエスティマにはルーフレールが無いのでルーフオンのシステムになる。
 ルーフオンフットEF14BLと取り付けホルダーのEH233が必要になる。
 ベースの部品を出して並べてみた。
 部品は取り付けホルダーと車体を繋ぐボルトとルーフオンフットを固定するロングボルトだけ。
 ルーフオンフットの構造はなかなかによく考えられた物で感心するが取り付けは非常に簡単。
 
 車体にはキャリアーが装着出来るようにボルト穴が用意されている。
 そこにホルダーを取り付けてロングボルトで結合する。
 このロングボルトを締め付けるとベースバーを噛んで固定する構造になっている。
 左上の写真は接続終わって「完成!と思ったら、盗難防止のロックを付ける台座を噛ましておくのを忘れたところ。
 がーん。
 で、上の写真が付けなおした正常な状態。
 これに盗難防止装置を取り付けたら完成!

 それが左の写真。
 さて、遂にエアロボックスを装着することにした。
 装着後の全高をなるべく抑えるために
TERZO「LOW LYDER FLEX」(ローライダー フレックス)を採用。
 これこそが、キャリアシステムをTERZOにした理由である。
 右上の写真は装着前・装着後の状況変化。
 左の写真を見てもらう方が装着後のイメージは掴めるのではないでしょうか。
 これで全高は2.1m以下に納まっている。
 ほとんどの立体駐車場に入ることが可能である。

 扱ってみた感じでは、何とも頼りない構造だ、というところだろうか。
 重量を抑えるとこうならざるを得ないのだろうが非常に軟弱な構造に思える。
 
 最後に、今回のキャリアシステム導入にかかった費用を紹介しておく。

 ルーフオンフットセット(EF14BL):¥ 8,800 −
 取り付けホルダーセット(EH233):¥ 3,200 −
 バーセット(EB2):¥ 4,000 −
 エアロボックス(EA126FB):¥ 78,400 −

 合計:¥ 94,400 −(税別)  (¥ 99,120 −(税込))