★ ほりっち氏のご意見 ★ | |
![]() 通称「えっちま」「えすっち」「えすてま」「えすちま」etc. 日本を代表するミニバン。 初代は大きすぎて重たく燃費が悪い(約3km/g)上、値段が高かったので、庶民に手が出にくいかった。 のわりには当時けっこうヒットした。 スラントミッドシップという車の真中にエンジンを寝かせて置くという変わった手法がとられ性能は静かでけっこう良かった覚えがある。 その後、廉価版である「エミーナ」「ルシーダ」を出し、街にあふれかえることとなった。 この2台は一般的なFFベースでボディサイズも5ナンバー枠に入っており、お値段も比較的安かった。 ヤンキー仕様のベース車として今も君臨している。 前回のフルモデルチェンジ(2001年3月時点約1年前)でエミーナ・ルシーダと元祖エスィテマの中間の大きさとなり現在にいたる。 エミーナ・ルシーダ以降すべてFFとなり一般車の仲間入りを果たす。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 総評: 質感はセダンレベルでいえば、カローラ程度と思われる。 走りに関してもセダンと比べれば、横風のあおられ具合などは、やはり1BOXレベルと思ってしまう。 しかし、その室内は広くクロカン4駆などと比べ十分に座れる3列目は非常に魅力的である。 シートのすわり心地などは、ミドル級のセダンと比べても引けを取らない。 しかし、若干シートが小さいのではないかと思う。 #さすがにシートの質的にはミドル級のセダンと比べると見劣りする。 また、他のミニバンに比べ比較的走るのではないかと思われる。 この車が300万ちょいで買えるので、ユーティリティを重視する人は、この車は買いである。 ただ、2500ccのエンジンでは、力不足を感じるのではないかと思われるが、今回は乗っていないのでなんともいえない。 一ついえることは、同速度で回転数が増える分2500ccカーはうるさいと思われるので、やはり買いは3000ccである。 ちなみに、3000ccカーでも100km/hを超えるとちょっとうるささを感じる部分が多い。 注文する部分は多いものの現在のミニバンの中では、走り、ユーティリティの面で非常に優秀である。 さすがは、トヨタさんと言ったところか。 一言で言えば、 「トヨタらしい80点優等生ミニバン」といったところ 走り: エンジンに関しては、比較的パワフルで、特に出足と言う面では他のミニバンにはないものがある。 #よく比較されるオディッセイと比べはるかにいい出足である 足回りも必要十分でがっちりしており、「走る!」っといったことをしないならば、満足いくレベルである。 ただ、全域に関してハンドルが軽く100km/h超では、軽すぎるハンドルがフラツキを助長する感がある。 ハンドルの遊びも比較的大きい。 また、ミニバン及び1BOXタイプではしょうがない部分だが、横風は受けやすい。 #データ値で見るほどセダンに近くはない 腰が高いのでカーブの時の不安定感はいくらかあるが、1BOXと比べるとかなり押さえられているように思われる。 しかし、普段セダンに乗っている人は、慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれない。 そして、これも100km/h超の世界ではあるがロードノイズがひどく140km/hを超えると音的にも車体の安定的にもお勧めできない。 この車は1BOXの進化系のミニバンであることが、随所にわかる。 #オデッセイは反対にステーションワゴンの進化系のミニバンと言える 着座位置は比較的高く普段セダンの人は違和感を感じるかもしれない。 見切りは比較的悪くボンネットは見えない。 この点については、前があまり長くないので大きな問題のはならないが、5ナンバーのセダンから乗りかえた場合、見にくさを感じると思われる。 バックに関しても比較的見切りが悪い。目印にするものがない上、プライバシーガラスが入っているため、見にくさが際立つ。バックフォグなどがあればかなりちがうと思われる。 ヘッドライトはHIDで青白くかなり見やすい。 フォグランプも装備されているが、色が白な上少し暗いので、ヘッドランプに負けあまり意味がない。 黄色のバルプをいれればかなり変わると思われる。 高速域での走りにいくらか不満は残るものの、100km/h以下の領域特に60km/hまでの領域では扱いやすくいい車である。 また小回りもかなり効く、カローラクラスとまでは行かないまでも、ミドル級のセダン(MARKUやセドグロなど)よりは断然小回りが効く。 内装(社内): この車の代表的特長で、とにかく広い。 後席(2列目3列目)フルフラット状態で、大人3人が足を伸ばして寝れる。 惜しむらくは、もうちょっと単体のシート幅が広ければと思うところである。特に前席。 #ウォークスルーはそんなに広くなくてもいい&そんなに必要性はない また、車中仮眠があるスキーなどでは、5人がMAXではないかと思う。つまり6人では寝る場所がちょっと足りない感がある。 #シートをちょっと寝かして仮眠ならば別だが。車を考えれば前席をかなり倒してゆったり、後席は普通にごろ寝がいいのではないか? しかし、質感はあまり高級ではなくセダンで言えばカローラクラスといったところでだろうか? とてもじゃないが、300万クラスのセダンには追いつかない。 インパネ類についてだが、センターメーターは比較的見やすい、オプティトロンメーターではないものの、近い感じでいい感じである。 特にエスティマの場合、セルシオなどのオプティトロンメーターと比べると非常に見劣りするので、標準メーターを選択するのがいいのではないか? #エスティマのオプティトロンメーターは、文字盤が見えすぎる!浮き上がっているように見えないなどの欠陥がある その他: 車体の割りにはラゲッジルームが狭い。 社内を広くするためだろうか、かなり犠牲になっている。荷物の多い欧米では通用しないだろう。 全長をあと10〜20cm増やしてもいいのではないか? #20cm増やしても5mに届かないのでOKなのでは? また、スキーやスノボーの板で比較的短い150cmのものが横に入らないのは問題点である。 理由は、全幅がけっこうある割に、ラゲッジスペース内の横からの張り出しがでかい。 衝突安全性への対策であると思われるもうちょっと考えてほしい。 備考: 3年後の買い替えの狙っていた車だけにちょっと悔しい。 今後3年間にいい車が出ることを祈ろう… |
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