4代目「たけぽん号」

 最終更新日:2001/03/17 

セルシオ・外観

 言わずと知れた(かどうかは定かではない)トヨタ・セルシオである。 

 世間では「良い車だ」「高級車だ」と評判はいい。

 しかし、なぜか私の周りの人々はあまり良い反応を示さない。

 まぁ、私が乗ってるから、というのが一番の理由だろうか。

 形式はUCF11。タイプC・Fパッケージとかいうやつで後部座席がスライドする上にマッサージ器まで装備している。過剰装備である。実際に、「おっ!これは受けるぞ」と思って購入してみたものの、実際有効に活用したことはいまだかつてないし、これからもないだろう。また、シートヒーター後部座席にのみ装備。すこぶる運転手気分を味わえる仕様となっている。

 要するに、重量を稼いで燃費を悪くするためだけについているのである。

 購入したのは平成11年夏。平成3年式で9年落ちだった。(笑) それまで乗っていたトヨタ・ランドクルーザー・プラドを東南アジアの窃盗団(かも知れない)に盗まれ中近東に売り飛ばされた(と信じている)ので、急遽購入という段取りになったのである。私の人生の中にイレギュラーに入り込んだ異分子なのかも知れない。

セルシオ・外観2 さて、最初に外観についてだが、外装色はダークグリーン・ツートン。 購入前に車を見に行く時間がなくて夜に見に行ったので買うまで「黒色」と思いこんでいた。

 ま、別にこだわってないからどっちでも良かったんだけど。

 フロントのウィンカーはクリアパーツに交換。ちょっと気に入っている。

 タイヤは現在はノーマルホイールにスタッドレス(一年中さ)。外品のアルミも持ってるんだけどタイヤがすり減っているせいで怖くて履き替えられない。「じゃぁ、タイヤを買え」といわれそうだが、これが又、高い!なかなか手の出るものではない。

 あとは、前照灯の球(H4タイプ)を高能率タイプに交換してある。

 結論としては、貧乏人が乗る車ではない、ということだ。(あたりまえ?)

 

 次に、内装。というかいじった装備というところに行こう。

 大きく変更されているのが、右の写真にあるオーディオのヘッドユニット。

 作りつけ純正品を気前よく取っ払い配線からパネルまで全て自作品で取り付けた。

 あと、良く知られていることだが、ヘッドユニットを交換するとリアのウーハーが鳴らなくなる。よって、ウーハー用にアンプを追加した。
 ウーハーがないと前よりの音場になって「かしゅかしゅ」した感じになる。ウーハーが標準装備の車種なので、ないと正常な音場が得られない感じだ。イヤらしい車である。

 

セルシオ・オーディオ

セルシオ・ウーハーアンプ(open)

セルシオ・ウーハーアンプ(Close)

 上の画像は追加したウーハーアンプである。トランクボックス左側のツールボックス下に空間があったのでここにマウントした。
 マルチ装備車にはここにマルチ用のコンピューターが入っている(らしい)。
 当初、配線の不良から振動を与えると音が途切れたりする現象が発生していたが配線をやり直して現在は順調。
 右の画像が、閉じたところ。外観からはアンプ追加を思わせる者はボルトの頭4個だけ。ホームセンターで200円くらいで購入した物。

 AMラジオの感度不足は未だに健在だった。どこが悪いのかなぁ・・・

・・・後の問題点はリア・アームレストのLEDとエンジン・サスの不具合か・・・問題山積み

 とか、問題点を残したまま、うだうだしてたら遂に事故ってしまいました。
 で、左の写真のような姿になってしまいました。

 これで買い換え決定!

 4代目「たけぽん号」ともお別れです。

 上の写真から判るように左目とグリルの間位に当ててしまった。

 買い換えに当たり、改造部品をノーマルに戻す作業を行った。作業内容は以下の通り。

1:オーディオ  純正に簡単に戻せるようにカプラーを切らずに置いてあったので簡単。
 ただし、純正ウーハーは既に手元にないので後付けアンプを取り外した時点でウーハーは鳴らなくなった。
 また、純正CDチェンジャーは上司の同型セルシオで壊れたモノと交換してあったので当然使用できない。

 この写真に写っている木目パネルに注目して欲しい。
 以前乗っていた三菱のディアマンテは本物の木を用いてパネルが作られていたがセルシオの木目パネルはプラスチックに塗装したモノ。しかし、今でも最高だと信じるディアマンテの木目パネルに勝るとも劣らない美しい質感を演出していた。
 この辺りに車作りに対する本気度が見えて好感度が高い。
2:ハンドル  小径のウッドに交換していたのを純正に戻す。作業は簡単。
 交換してみるとやはりセンターが少し左に傾いている。買ったときからそうだったからいいのだが、変に「なるほど」なんて思ってみたりして。
 純正ハンドルにしてみて感じたのはやはり「フォーマルな」車なんだ、と言うこと。
 運転はしにくいが、ハンドルから伝わる振動、回し心地等考えたらやはり純正ハンドルがいいのかも知れない。
3:テレビ  元々両面テープで貼ってあるだけだったし調子も悪かったのでそのまま破棄処分扱い。
 配線は切断して車内で処理して終わり。
 ポリシーには反するが、今回はこれで良し。

4:クリア・ウィンカー  作業としては特に難しいことはなかった、が、車体側のねじ穴が固定しづらく、本来は前照灯をはずして上から手で押さえながら固定するべきなのであろうが、今回はボンネットが開かなくなっているため「既にはずれている」左側しか確実には固定できていない。
 どちらにしても修理しなければならないし、もう手元から離れるのでヨシとする。

5:携帯電話ホルダー  つまらないパーツだが、張るのがイヤだったのでスイッチのメクラを利用して埋め込みのように取り付けていたのではずすのもそれなりに苦労してみたり。

 全て取り払ってみると、実にすっきりとした車になった。
 ・・・やっぱり普通の車だ。(^^;

 カーオーディオを外品に交換した時からリアシートのアームレストにあるスイッチの照明が点かなくなっていたのだが、オーディオを純正に戻したら又点くようになった。
 やはり、暗くなったときにイルミネーションがたくさん点いているのは嬉しい。(by.電飾屋)ちなみに、右下に見えている丸いモノはカップホルダー。Type−Cならスイッチの付いているところにカップホルダーがあるのだが、Type−C・Fにはない。
 不便を感じたのでカップホルダーを加工して安定させるように設置。なかなかの出来。
 しかし、ココに缶を置いていると当然アームレストの蓋が閉まらないのでアームレストとしては使えない。ちょっと不便。
 ちなみに、上の方にあるのはヘッドレストの上下・シートのリクライニング・マッサージ機のスイッチ・助手席の格納のスイッチ。その左下にあるのがオーディオとエアコンのコントロール、その下に2つあるのがシートヒーターコントロール、更にその下に見えるのがカセットデッキだ。すべて、後部座席でくつろぐための快適装備だ。


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