P1
(〜あとがきから)
A:これは見てもらえばわかるように、去年とは趣向を変えて右手会が青部氏、左半分がA85こと、私の受け持ちとなっております。
K:右半分については私が三人娘を描きたい、と押し切りまして。自分ではうまく描けたと思っているんですが…おい、なにか言いたそうだな。
A:ああ、一言。和美ちやんが大人っぽすぎるぞ。
K:うん。つい成行で…そのギャップを埋めようとテニスウェアーにしたんだけど逆効果だったようで
A:うん。テニスウェアーってのは大人っぽく見えるもんなんだ。
K:そーゆーもんか?
A:そーゆーもんなのだ。なんだったら一度着てみるか?
K:や、やだよ!!
A:それで、左半分についてですが、最初はでっかくエリアルのどアップを描こうと思ったのですが、あんまりそーゆーのだとメカをきっちし描こうという目標から離れてしまうので、あのようになったとゆー。
K:肩のへんが細かくていーじやん。
A:ここだけとゆー
(〜あとがきに戻る〜)
P2 後書……青都恭介(K)、及びA85による無責任対談第二弾……
進行係(以後「進」):今日も、イラストをかいていただいた、青都さんとA85さんに来ていたださました。
青都(以後「K」):どうも、ペンネーム換えました、青都です。
A85(以後「A」):A85です。

進:去年に続いてこの対談の進行係をやらしていただけるのは、光栄の至リです。

A:いや−、それ程のもんでもないよ。はっはっはっはっは?
K:お前、どこ行くんだ?
進:私はこれからデートの約束があるので、これで失礼します。後は勝手にやって下さい、それぐらい出来るでしよ……(フェード・アウト)

A:あのなー!お前、この後どうするんだよー。

K:何を考えとるんだ、あいつは!

(進行係、去る)
K:ど、どうしよう
A:時間がない。やるしかあるまい。K:建設的な意見だ。今回のイラスト集の主旨は…

A:メカをきっちり描こうとゆうことです。

K:まあ、おおまか何とかなったね。
P3
A:とゆう訳でぺージをめくり、最初はKのイラストだ。
K:いやー、この絵はマジで苦労しました。

A:この絵に関しては特にゆうことはなしだな。

K:この絵をかくにあたっての陰の目標はめざせ!!鈴木師匠

A:無理じやね−の。いくらがんぱったって鈴木さんには追い付かんよ。と、ゆ−ものの、このイラスト見てるとそれも疑いたくなるよな。

K:そこまで褒めて賞うと恐縮だな−。でも良くみるとパックの処理なんか鈴木師匠には到底及ぱんよな。

A:でも、それぽ経験だよ。
P4
K:次も、私のやつだな。これは苦し紛れとゆうか何とゆうか……
A:そ−か?でも良くスーパー・セブンに三人娘、乗せたな。俺も、スーパー・セブンは良く描いてるけど、乗せる気にばならんもんな。

K:ちっさいだろ−、そんでもって二人しかのれないだろ−。車、先かいたんだけど、キャラクターの大きさに苦労したね。

A:まあ、確かにキャラクターがちょっと大きい感じ、するもんね。

K:まあ、公道用ゴーカートとゆう異名を取ってる位だから、と強引に納得しておこう。

A:外では、スケペイ・コントロールが描かれたという……

K:これはこれだけで一晩明したとゆう、伝説の逸品だ。
P5
K:これは、A85の作品だね。フォトスナップ風?
A:なんも考えてないよ。
K:あのなー、まあ、この車、良く出来てるじやない。

A:スーパー・セブンに、おのろけメルセデス、それにぶぎうぎチャールストンね。苦労したもん。
K:…え−、これは蛇足になるかも知れませんが……和美ちやんの服装が彼女らしくないような。
A:趣味だよ。
P6
K:次もA85さんの…これは私はパックに感動しました。
A:めんどくさかづたんだよー。
K:ワーゲンもはまっでるじやない。

A:はめようとしてはっまった、数少ない成功例だね。
P7
A:エリアルの、「ビジターズ・アット・ディ・アース」とゆう……
K:そう。ある時、ふっ、と気付いたんだけど「宇宙人を描いてない!」これはまとめて出すべきである…と。

A:ほー、殊勝な心掛だな。俺なんか描いてないキャラが何人いるか……
K:ただ、難点を言えばメカらしいメカがない!

A:オルクスや、ニコラス艦の艦橋だけだって?
K:あと、セイバーの流星剣もメカと言えばメカかな。
P8
K:これは、始めてトーンを本格的に使ったとゆう、いわば練習作のようなものなんだよね。
A:今、普。ちゅーやっちやね。
K:ま−、とにかくキヤラクターに互換性を持たせるとゆう…

A:天本はわかるんだよ。でも、岸田はこんなにかっこいいのかなぁ
K:格好は良っかたんじやないか。まあ、一段と甘い顔にはなってるけど。でも、それはあゆみさんの横とゆうことで意識してそうした結果なんだけどね。
P9
A:これは、あー、あれだな、うん。
K:何のこっちや。
A:疲れてるんだよ。
K:お前一人が疲れている訳じやない。

A:ど、同士!
K:ええ−い!余計疲れるようなことを!で、この怪獣みたいなのは降下兵?シャルロット?

A:ヴーン、どっちなんでしようねー。描いた本人にも判ってないんだから他の人に判る訳ないか。……まあ、最初はね、降下兵のつもりだったのよ。それがさ、生物的すぎたんだよね、んでもってマインアギラみたくにしようかな、と思っだんだけどさ、元が降下兵でしょ、なりきれなかったわけよ。
K:苦心の末の作品なんだね。

A:行きあたりばったりとも言う……
K:でもさ、このパック。光る物があるぜ。

A:サンキュー。苦労しましたから。昔からパックには気を配ってたし……
K:私はないがしろにしてきた。

A:で、今回、目ざめた訳やね。
P10
A:ハウザーさんとオルクスです。
K:タバコの煙が哀愁をかもし出してるなー。

A:タバコの煙は哀愁を漂わすかもしれない。じやあ、このごみ箱とごみ袋は何を表しているのでしよう?
K:あと、このニコラスの「わんてっど」ってやつもね。

A:フィーリングで描いてるからな−、脈略がないんだよ。
K:この絵で光ってるのは、オルクスの白い点びようじやないかな。

A:後に出て乗るガーランド・ジヤンクションでも使ってるんだけど、今回特に使ってみた手法の一つなんだよね。
K:それによって巨大感が出てていいじやなの。
A:そーお?そー言ってくれると嬉しーなっと。
P11
A:スター・ダスト・シティー最初を飾るのが私の作品という、なんとも恐縮な事で…ま−、この絵に関して言うべきことは…
K:やっば、ガーランド・ジャンクションじやねーの?
A:ああ、やっぱそー思う?でもね、これってさ、始めてこの白い点びようを使ってみた作品でさ、立体感を出そうとして、明るい所は明るい、暗い所は暗い、として描いちゃったから、明るい所の白点が光ってないんだよね。
K:うん。確かにそうかも。でも細かく出来てるよ。
A:後は、素内人ね。撲のかく案内人のイメージはこんな感じなんだよね。本文中にある、「葬儀屋風」等の描写を一切無視して才リジナルイメージでかかせてもらいました。
K:俺の案内人に対するイメージは不明瞭な人物って感じなんだけど。
A:うん。多分そうでしょう。でも魂をエスコートするのが仕事でしょ。だったらかっこいい方が付いて行く方も気分がいいじやない。
K:お前、餌で釣られて誘拐されるタイプだな。でさ、この戦艦とか、何かゲームに出てきそうな感じだな。
A:染まってるんだよ。ゲームに。これが原稿を落とす原因に…
K:そうなんですよ、みなさん。A85氏は二枚も落としたんですよ。大体、お前んとこのコンピューターが悪いんだよ!。毎日毎日、大戦略はっかりやってっから。
A:ぬかせ!てめーだって休みごとに朝から晩まで人ん家に入り浸ってすでにいくつものシナリオをクリアーしているくせに。
P12
A:やっと、まともな絵が出てきたという……
K:このイラスとについでは、少し悔恨がある。
A:はお。
K:パース付けりや良かったなってね、スーパートラップに。
A:ファオゥ?
K:なんだよ、それは。だからさ。こう、体に対してね、斜めにした方が自然でしょ。
A:それにしても、このバックのコニーとロシュウォール、うまくできてるじやない。
K:一度この構図でやってみたかったんだよね。ペタ塗んのにチョット苦労したけど。ポスター的な効果を狙ったとゆ……
P13
A:こ、これはごちやごちやしてるよー
K:そーなんだよ。自今でも出来上がった時にどーなってんのか解んなかった位だもんね。
A:このイラストでクイズが出来るな。
K:ほう?
A:3秒間、この絵を見て装甲歩兵が何人いるかを当てる。
K:お、そいつはいーや…ってなあ、えー加減にせーよ。でもって左上のコニーさんは、決して”D”の真似をしている訳ではありません。
A:帽子が似てるんだよ。”D”とさ。しかし良くやったよなあー、今回は押されっぱなしだな。
K:俺ん家にはコンピューターがないからイラストがよく描けるという訳。
A:くどいな。去年いじめた分しかえししてるな。
K:ああ、わかる?
A:ここら辺のネタは、去年のこの本を持っていない人には解らないという……
P14
K:次も私の絵で、作品中に出て来たアクサス軽戦車というやつをモデルにした絵なんですが、重戦車の様になってしまった。
A:それはともかくとして、これだけ描けりや大したもんさ。まあ、あえて難点を言えば、バックに対して絵が浮いてないってことかな。でもそれは、ちゃんとバックを描いた結果だし。しようがないよ。
K:これは、最近見た映画からイメージを起した物なんだ。
A:そりや、いいんだけどさー、こんなハッキリ描かないでもっとゴチャゴチャした風にしたらよかったのに。
K:パイプのたくり風?
A:そうそう。
K:描けねーよ、俺にやー。
A:ふむ。そーかー。実は俺もそーゆーのを一枚描こうと思ってたんだけどそれが…
K:お・ち・た…
A:ええ、そのとーリですよ…私の描こーと思ってたパイプのたくりの絵は、落ちましたよ…えーえーどーせ。皆さんどーもすいませんねぇ…ふん。
K:まーまー、そーいじけるなよ。
P15
K:えー、次も私の絵です。
A:ビンセントですんねぇ。
K:ええ、プラックシャドウです。
A:ビンセントは、でかい。大ささどれくらいなん?
K:俺は、30〜40メートル位で考えてるけどね。
A:ピンと来ね−なー。
K:うん、まーなー。しいて言うなら、工リアルがサイズ的には近い。
A:結局ピンと来ね−よ。でもこれ、バックがんばってるじゃん。
K:スピード感を出そうとしてね。
A:線引くのしんどかったんちゃう?
K:うん、疲れた。
P16
K:さあ、最期の作品になりました。
A:最期の絵が俺のってゆーのも恐縮だな。まあ、それはいいとして…これは、先はどの俺のスターダスト・シティの姉妹作とゆーことで。同じ様な絵を描いてみたのだが…
K:うん。あんまし変わって見えない。
A:そ−なんだよなー。俺も描き上げで見比べるまで、気付かなかった。ま−、それはともかく。この絵のポイントは、ガーランド・ジャンクションなんだよね。前作でいーかげんだったのを、ちやんと描いてみたわけだ。
K:うん。いー出来だよ。ところで最初みた時、マックがどこにいるのかわかんなっかったんだけど。
A:うん。なんかマックをないがしろにすることに快感を覚えて…だって男なんか描いててもつまんねーもん。
K:そりはいえる。
P17
A:さて、これで全作品の批評が終ったわけですが…
K:表紙と裏表紙が残りましたね。
A:去年もやったことだし、今年も批評しましょう。
K:では、まず表紙から。
〜 表紙批評へ 〜
P18
K:それでは裏表紙へまいりますか。これは下のが俺で上のがA85です。
A:シンプルイスペストだね。
K:去年のはゴチャゴチャしすぎてたもんな。
A:うん。まあ、まんなかの絵なんか去年と同じようにしてみたりこの裏表紙は、実は1つのストーリーになっていたり。
K:コニーとロシュウォールが戦ってて、そのスキにプラックシャドウが逃げ出すとゆー、スターダスト・シティーのラストシーンを再現した…といっちゃっていいのかな?
A:別にいいんじやねーの。と、これで終わりかな?
(ここで突然進行係が帰って来る。)
進:やあ、お二人。どうです、対談終りました?

K:あ−っ、てめー今までどこいってやがったーっ!

進:どこって、デートですよ。

A:そーいや、そんなこといってたっけな。
K:で、どーだったんだ?首尾は。

進:それが、振られましてね…

A:やーい、ざまみろー。
K:仕事ほったらかしていくからぢゃあ。

進:それはともかくとして、今思い出したんですけど、去年の対談でおっしゃってたお二人の進路の件なんですけど、お二人共どこの予備校に通っておられるんですか。

K:なんか話題をすり換えられたような…
A:(嫌味ったらしく)御陰様で二人共ちやんと大学に入ったわい!
K:多分いないでしようけど、心配して下さった方、どうもありがとうございました。
A:そう言や、絢さん、どうなるんだろ。
K:今年こそは受かって欲しいですね。でも、続タイムトラブラーで「六年後のあなたです。」なんていって、女子大生風ってかいであったから、最高六浪までありえるのか。
A:六年後が、大学の一年生としたらそうなるね。でも、女子大生風の浪人生とゆう可能性も……
K:こ、怖え〜。せめて二浪止まりにしといてあげなきや。がんばれ、俺ちやん!私は応援しているぞ!
A:俺、あんまり応接してないなー。
K:なんでだよー
A:だって、絢さん通っちゃったら、つまんなくなるじやない。あの人は受験生してるからおもしろいんだよ。
K:な、なんとゆう理屈だ……と、ゆう事はだ、絢さんが受かっちやたら、工リアルは終わるんだ。
A:本当にそうなったりして。

進:最近、影の薄い和美ちゃんですが、彼女について……

A:あの娘、まだ受験生になんないの?
K:今、二年生だろ。修学旅行で二年梅組だったもん。
A:と、ゆうことは、来年は受験生?
K:そーゆう事になるかな。
A:…え〜っと、とゆう事は、絢さんと…三つ違いになるのか。
K:そ−いや、二つだよ。
A:じゃあ、今、三年生じやないの?だって、絢さん受検に二回失敗してるんだから。
K:え?あっえ!…いや、だからさ、絢さんが二浪目って事は二年分遅れでる訳だから……
A:和美ちやんが高一の時に、絢さんが三年だったから……(延々と続く、無益な計算)
K:だからー、『年度末調整編』と『女子高生、西へ』を逆にするからおかしな事が起こるんだよー、獅子王に連載された時は『女子高生、西へ』の方が先だったんだよ。
A:でも、どっちにしても、年度末が来てる以上、和美ちやんは三年生になってるんだな。
K:いや、でも文庫版を信じるならぱ、いま一つの見方もあるぞ。
A:なにそれ?
K:和美ちやんが、一留しているとゆう…
A:すーがくがよくわかんなーい…の世界ね。

進:何やら訳の解らない展開になっているようですので、話を元に戻させてもらいます。えー、先ほどKさんがおっしやっておられた、エリアルの終わり方ですが、どのようになると思われますか。

A:エリアル壊して終わり。
K:それはないんじやない?
A:工リアルを量産して宇宙人を倒す。
K:また、無理な事を。パイロットがいないよ。
A:誰でもいいんじやないの?
K:SCEBAIでコントロールしされないよ。
A:SCEBAIを量産する。
K:こ、怖いー!あそこに入る資質は、お前、マンド・サイエンティストじゃなきゃいけないんだぞ。
A:マッド・サイエンティストを量産する。
K:おまいね、何でも量産すりゃーいいってもんじやないんだぞ。

(進行係、何事か考え込んでいる様子)

進:えーい、こんな対談なんて、終わらしてやるー!

K:あー、てめー、酔ってるなー!
A:わー、最後に一言いわせろ!

K:三年に渡って作ってきたこの作品集ですが、残念ながら今年限りとなりそうです。
A:だが、君が私を必要とし、待ち望んでいてくれるなら、この私の血をインクにしてでも次の作品を持って君の前に現れるだろう。
K:ギザなやつ……

(了)

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