構造力学のはじめ
平成14年11月作成


単位
 単位について、今までは、kgf(キログラムフォース)やtf(トンフォース)を正式な物として扱ってきたが、
実際は質量の単位であるkg(キログラム)やt(トン)などと区別しないで、使用してきた。

ここ最近では、それらを改めて、国際単位(SI単位)であるN(ニュートン)表記に変更されている。
ちなみに1N=0.102kgf  1 kgf=1 kg ×9.80665 m/s2=9.80665 N だそうだ。
何故に単位を変更する必要があったのかは、詳しくは知らないが、いろいろな分野での国際化により
数年前から決定していた事だそうな。(何故今頃・・・)

さらに付き進んだ話をすると、この分野では、一つ一つの事に対して別々の単位が設けられている。
例えば、旧表記の場合、先ほどのkgf(キログラムフォース)は、質量(kg)の物体にたいして、働く加速度
をAとすると、その物体が動く力をF(フォース)と現すため、力学上の単位(物体の静動)がkgfになるそうだ
そしてそのkgfを一まとめにして、物体が動く力をN(ニュートン)と統一したそうだ。

見れば解ると思うが、N(ニュートン)の由来は、万有引力のニュートンから来ている。




各単位の種類
断面積
ヤング係数
偏心距離
材料の基準強さ
f 許容応力度
fb 許容曲げ応力度
fc 許容圧縮応力度
fk 許容座屈応力度
fs 許容せん断応力度
ft 許容引張応力度
せん断弾性係数
水平反力
高さ
断面二次モーメント
断面二次半径
剛度
剛比
l 長さ・スパン
lk 座屈長さ
M モーメント
N 力の動き
P 力・荷重
Pk 座屈荷重
Q せん断力
R 合力・反力
S 断面一次モーメント
V 垂直反力
W 力・荷重
w 分布荷重
Z 断面係数
γ せん断ひずみ度
δ たわみ
ε 縦ひずみ度
Θ たわみ角・節点角
σ 垂直応力度
σb 曲げ応力度
σc 圧縮応力度
σt 引張応力度
τ せん断応力度




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