エンジン 知りたい情報はメールで。この欄かQ&Aでお答えします。メンテ、技術情報


2005/02/01 ヤマハ標準作業時間表など 
標準作業時間表(船外機A)
標準作業時間表(船外機B)
標準作業時間表(艇体A)
標準作業時間表(艇体B)
標準作業時間表(ディーゼルA)
標準作業時間表(ディーゼルB)
船外機サービスデーター1999

作業時間表は150KB〜200KB サービスデーター1999は500KB前後のファイルサイズです。
ヤマハ販売店の場合、数年前からお客様に修理代金を明確にする為に
店舗の目立つところに上記の作業時間表を表示する事を販売店の認定条件
しています。時間当たりの工賃は各店によって違いますが、修理代の目安になると思います。

ただしボルト等が簡単に緩みすぐに作業が始めれる状態での工数ですので、
実際には例えば30馬力船外機で冷却水の出が悪くインペラの交換修理をした場合、
修理依頼のあった時点から現地に行き症状を確認し、修理工場で原因を見つけ
交換部品の部品番号を調べて注文し、組立後、水槽で試運転をし直ってるか確認してから
エンジンを船体に取り付け海上試運転し最終チェックしてから引渡し完了するまでの、
この船外機の修理に関するすべての時間が総作業時間となります。
請求書の作成から発送までの時間を含める店もあります。
実際には実質の修理に関する時間(技術料)以外の工賃は
技術料の半額以下で計算してる場合が多いと思います。

船外機のサービスデーター1999はあくまでも参考程度にして下さい。
実際には同じ型式でも号機番号が違うとデーターが全く違う場合が多々あります。
尚、ファイル容量の関係(軽量化)で一部見え難い所があります。





2003/02/04 エンジニア必見HP
知ってるつもりの船外機」「マリン何でも相談コーナー」の情報もお勧めです。


2000/02/07 ヤマハ 高圧筒内直接噴射を搭載した150馬力船外機新発売

 ヤマハ発動機ではHPDI(High Pressure Direct Injection 高圧筒内直接噴射)を搭載した2ストローク150馬力船外機、Z150Pを1月より新発売しました。これによりHPDI搭載の船外機はZ200Nと合わせ2機種となりました。この船外機は従来の2ストローク船外機に比べクリーン度、燃費、走行性能を飛躍的に向上させた船外機で、環境対応の面ではEPA及び日本舟艇工業会の2006年規制値に対してHC+NOx排出量は30%下回り、燃費に関しては従来キャブレター型の2ストローク船外機に対し30%向上しています。さらに騒音低減システムによりアイドリングをはじめ低速でのエンジン音が非常に低く抑えられています。また、このZ150PではECUにパソコンを接続して、画面上で故障個所や処置方法を知る自己診断システム(ダイアグノシス)を搭載しており、故障の履歴も確認できます。その上、万一システムの一部やセンサーが故障しても低速でエンジン運転が続行できるフェイルセーフ機構も搭載し、利便性を高めています。
HPDIシステムにつきましては「船外機Q&A 02/07」を参照して下さい。

99/11/21 ヤマハ船外機9,9PS&15PS燃料タンク変更
ヤマハ船外機9,9馬力&15馬力の燃料タンクは従来12リットルですが、今後順次24リットルの
プラスチックタンクに変更となります。

99/11/03 ヤマハ発動機、世界初の小型自動車用2サイクル・ディーゼルエンジン開発
(雑誌、THE21、10月臨時増刊号、日本の技術力より)

自動車業界では今、3リットルの燃料で100kmを走る超低燃費車、「3Lカー」の開発競争が世界的に白熱している。そうした中、ヤマハ発動機では、小型自動車用エンジンとしては世界初の斬新な「2サイクル・ディーゼル」に同社独自の「燃焼システム」を組み合わせた、排気量1000ccの「SD(スーパーディーゼル)エンジンを開発した。このエンジンは4サイクル・ディーゼルエンジン特有のもたつきも黒煙もなく、2サイクル・ガソリンエンジン特有の不整燃焼や白煙もありません。その環境レベルの高さは欧州の次世代排ガス規制である「EURO4」レベルに匹敵する低エミッションを実現した事実が実証している。
主要諸元=気筒数配列:並列2気筒、排気量:982cc、エンジン寸法:374mm(全長)×565mm(前幅)×550mm(全高)、重量:95kg、燃料消費量(EUモード):3リットル/100Km、最大出力:33KW/4000rpm、最大トルク:80Nm/2500rpm

99/06/17 4サイクル船外機のエンジンオイルについて

4サイクル船外機のエンジンオイルについては、同じグレードでも他社との混用は避けて下さい。ごく希にですが、継ぎ足し等で混ざった場合、各オイルに入っている添加剤が反応してオイルがゲル化(ドロドロのゼリー状みたいになる事)を起こし、エンジンに悪影響を与える場合があります。そのため、オイルの継ぎ足しは極力今入ってるものと同じものにし、オイルの全量交換で、他社のオイルや性質の違うオイルを使う場合はオイルフィルターも交換する事をお勧めいたします。これは船外機に限らず自動車等の4サイクルエンジン全般に言える事です。

99/05/16 帰港後の船外機の扱いについて

帰港する場合は、全速で帰港しすぐにチルトアップ(船外機を起こす事)し、帰ってしまうのは冷却水通路に塩が固着し、オーバーヒートの原因になります。特に海上係留で塩分の濃い場所ではなおさらです。帰港する時はエンジンの回転数を下げ、エンジン温度を下げてからエンジンを止め、冷却水が下がりきるのを待ってから(大体2〜5分位)チルトアップして下さい。マリーナ等、陸上保管の方は陸揚げ後真水を冷却水取り入れ口から入れ、5分以上エンジンを回し塩抜き後チルトダウンした状態で保管して下さい。また、キャブレター等のつまり防止の為、1ヶ月に一回はキャブレター内の燃料を入れ替える為に10分前後、試運転(停船状態で構いません)したり、エンジン各部に防錆剤(ヤマハ、マリンガード)を吹き付けておく事をお勧めします。

99/03/15 バッテリー推奨容量について

船外機に使用するバッテリーの容量が推奨容量よりも大きい場合、スターターモーターが作動しないまたは時々作動しないと云う事例があります。推奨バッテリーの容量を大幅に越えた大きなバッテリーを使用した場合、エンジンを始動した瞬間にスターターモーター内部のアーマチュアコイルのハンダ付け部の発熱量が増加し、その繰り返しにより寿命を短くすることがあります。また、ブラシで発生するアーク(火花)も増え、ブラシやコンミテータの摩耗も早くなるため、スターターモーターの作動不良が起こります。発生原因としてバッテリーの容量が大きいほど電流を取り出した時の電圧降下が少ないため、流れる電流が大きくなり、上記不具合が生じます。
推奨バッテリーサイズ()内左は標準推奨、右は1サイズアップの場合・・・6馬力〜30馬力(40Ah/70Ah)・・40馬力〜200馬力(70Ah〜100Ah)・・225馬力〜250馬力(100Ah〜120Ah)