8CMプロペラ交換


ステンレス製の割りピンの先端をラジオペンチ等を使って
抜け止め処理の曲がりを伸ばし、真っ直ぐにします。



少し引っ張って抜けた所から抜けにくい場合は、
写真のように首の部分を掴み、てこの応用を利用して引き抜くか
反対側からマイナスのドライバーとハンマーを使って途中まで
打ち抜いてみて下さい。



割りピンを抜いた後は17ミリのメガネレンチ等を使ってナットを緩めます。(左回し)
プロペラ後方にはスペーサーがあり、時々プロペラにくっついて取れてくる事があり、
海上などでプロペラを外す時などは、このスペーサーを落とし易いので注意して下さい。
このスペーサーには向きがあり、内側にテーパー(斜めの勾配)が付いてる方が
エンジン側(写真左側)となります。



割りピン・ナット・座金・プロペラ・スペーサーの順番に取り外すのですが、
他の馬力では座金とプロペラの間に、もう1個スペーサーがある機種も有ります。



プロペラシャフトの根元にはオイルシールが2枚入っており、ギヤケースに水が入ったり、
逆にギヤオイルが外に漏れるのを防止しています。写真ではオイルシールとプロペラシャフト
の接合面からギヤオイルが漏れてるように見えますが、周囲の状況とギヤケース内の
圧力検査の結果、ギヤオイルの漏れでなく、排気の煙が水と混じったものと判明しました。