8CM チルト及びクランプハンドル修理


本来、分解し清掃して修理するのが一番ですが、予算や緊急時は
酸素とアセチレンがすの火力で固着した塩を焼く場合があります。
ただし、この方法は再発率が高い為、定期的に防錆スプレーを吹き付け予防が必要です。
周りのプラスチック部品やキャブレターの残存ガソリンに注意して原因と思われる箇所を焼きます。
写真では火力調整が上手く行われて無いように写ってますが、実際は調整後の青い炎です。
あまり焼きすぎるとアルミが溶けてしまうので焼き過ぎに注意して下さい。
アルミが膨張してミシミシと云う音が聞こえてくる場合がありますが、
それが聞こえた場合は焼き過ぎに注意して下さい。
焼いた後、すぐに重くて動きが悪かった箇所を何度も動かして下さい。
冷えると再度重くなる場合もあるので、その際は繰り返し行ってください。



トランサムクランプスクリューの動きがかなり重いので焼いて直してる所です。
この写真も火力がかなり強いように見えますが、実際はかなり弱い火力で行っています。
ネジのシャフトを焼かないようにし、アルミのメスネジ部分だけ全体を焼きます。
ある程度焼いたら火を止めて、何度もハンドルを回して下さい。
これも同じく、冷えると重くなる場合があるので、その際は繰り返し行って下さい。
また、オスネジ山の一部を鉄鋸で一山か二山削ってからネジ込むと
その削った箇所にメネジ内側の塩が溜まり易く、掃除が出来るようになります。