2001−6−9開始/7−5・8-12画像追加

頑張れ!「急行能登」

「151系世代」には、天下のボンネット車が、「急行」如き・・・しかも「夜行」に!?と、お怒りになる方も少なくは無いと思います。しかし・・・今となっては・・・これまた賛否両論渦巻く、「白山(色)」の間合い運用で電車化された、上野〜福井(現在は金沢)間夜行急行「能登」は、定期的に首都圏に姿を現す唯一の「ボンネット車」である。しかも、昨年暮からは、誰も予想しなかった「白山色H編成」の国鉄色復帰がはじまり、拙者を含む「オールドファン」達を狂喜乱舞させた。元々、多彩な運用をこなすH編成だけに「国鉄色ボンネット」を見る機会は、奇跡的に増加した。拙者も、昨秋・今冬と2回、下り「能登」を利用したが「連休前の金曜」ということもあり非常に高い乗車率を示していた。鉄道ファンだけでなく一般利用客にも「夜行」としては高い人気があると感じた。「特急」の名を冠し、ボロボロの寝台車に乗せられ、所要時間は1時間近く遅い・・・というインチキ特急「北陸」の不人気ぶりとは対照的だ。今後については「車輌」「列車」共にいつまで存続するか予断は許さないが、時には1本残った「白山色」を交えて少しでも永く活躍して欲しいと思う方は、かなりいらっしゃるのではないだろうか。

金沢〜福井間(回送含む)が廃止になった今、「深夜発〜早朝着&ホームライナー」という運用から、走行写真を撮れる機会は著しく少ない。しかし、「日の出」が早くなる5〜8月は、力走する「能登」を撮るには最高の季節である。このコーナーでは、主に「この夏の新作」を中心に写真を増やしてゆく予定です。

<夏の朝>

夏真っ盛りの倶利伽羅に来たら・・・又してもH02。蒸し暑い夏の朝の雰囲気を出すために、28ミリで撮ってしまいました。↓の6月23日と同じ場所とは思えない写真です!

クハ489−503ほか601M 「能登」 2001−8−4 6:27 北陸本線 倶利伽羅

キャノンEOS-1VHS タムロン28-105ミリF2.8(28) 1/640sec.f 2.8  RDPV

<梅雨の朝>

朝もやの残る倶利伽羅に接近する、最後の「白山色」H02編成。出来た写真を見て気がついた!まさか、拙者にウィンクしてくれたわけでは(^_-)ないだろう。右前照灯が切れて?いたらしい。それにしても独特の雰囲気のある駅だ。

クハ489−503ほか601M 「能登」 2001−6−23 6:27 北陸本線 倶利伽羅

キャノンEOS-1VHS EF70-200ミリF2.8L(200) 1/250sec.f 3.2 RDPV

<夜明けの「能登」>

「6月30日ミニオフ会」でのショットです。実際は、もう少し明るかったが・・・思い切ってアンダー露出で「暁の能登・関東平野」を表現した。タイガーロープの「弛み」を狙って・・・大成功!車内は、まだ減灯されていることが良く判る。ヘッドマークの色合いは「白山色」向きか?

クハ489−502ほか612M 「能登」 2001−6−30 5:14 高崎線 行田〜吹上

キャノンEOS-1VHS EF300ミリF2.8L IS 1/200sec.f 6.3 RHPV

眠い目をこすって、お馴染みのポイントに(珍しく)三脚を立てた。あいにく、空は雲に覆われている。「見た目」より・・・明るくない。やがて「スリーライト」がまだ寝静まった谷浜の集落を照らし・・・国鉄色H01編成「能登」が現れた。ライトに照らされたレール・信号・街灯・・・眠気が吹っ飛んだ一瞬だ!

クハ489−502ほか601M 「能登」 2001−6−2 4:26 北陸本線 谷浜〜有間川

キャノンEOS-1NRS EF70-200ミリF2.8L(200) 1/20sec.f 3.2 RHPV(+1.0)

ズームアップで連写して、すかさずズームアウトする。暁の日本海、深夜の国道をひた走る長距離トラックのヘッドライト、遠くには直江津の港。そこを切り裂くボンネットの光。「夜明けの空気感」を少しでも感じ取っていただけたでしょうか?

クハ489−502ほか 601M「能登」 2001−6−2 4:26 北陸本線 谷浜〜有間川

キャノンEOS-1NRS EF70-200ミリF2.8L(70) 1/20sec.f 3.2 RHPV(+1.0)

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