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黒 電 話

表題のとおりなつかしの電話です。

緑の電話
俗に言う黒電話です、色は緑色ですが色が違うだけで機能は黒いのと全くいっしょです。
 この手の電話機は僕が小学校の頃までは近所や友達の家でもあっちこっちで現役で使っていました。
 外で、遊んでいるとどこから聞こえてくる、金属ベル音。○○さんちの電話が鳴ってるってすぐわかりました。そう、この黒電話、呼び出しベル音が大きくい上に、玄関先におかれることが多く、そとにいてもよく聞こえたものでした。
 ちなみにそのころの、うちの電話は、ホームテレフォンというよくわからない電話機でした。
でも、ダイヤル式でした。ジーコージーコと回す電話なんだけど、内線通話ができるというものです。そういえば、外にかけるときには外線ボタンを「ボチッ」と押し込んで使ってかなぁ?

 でも、いつの頃からかこの手の電話は近所や友人宅では姿を消してしまってます。
うちの電話も、いつの頃からか、プッシュダイヤル式のホームテレフォンになり、ホームテレフォンが過去のものとなった頃には、コードレス電話機に置き換えられました。

 さてこの写真の電話機は、かつて親が仕事場で使っていたものです。この電話が2・3台繋がってたかな?小学校の頃にはプッシュ式に変えていたのですが、なんと,押入れの隅でこいつが寝ているのを発見!プッシュ式に変えるとき、こいつだけ買い取っていたのでしょう。

 今は,家で回線につなげて玄関先において使っています。

ただ,回線がプッシュ回線の契約なので、ダイヤル発信はできず、もっぱら着信専用ですが、最新コードレス電話機と並列でつなげているので着信専用でも問題無しです。

ひかり電話にしたことにより、なんと発信もできるようになりました。

 これは、ひかり電話の機械(VoIPアダプタ)が、接続された電話機のダイヤル信号を「プッシュ信号」か「ダイヤルパルス」か自動的に認識して電話をつないでくれるのです。

 ちなみに、背中にある黒い箱は、保留装置です。
受話器を赤い部分にのっけると,ゼンマイ仕掛けのオルゴールが、曲を奏でます。


第二段  正真正銘の黒電話(600-A2)
 先日、フラッと立ち寄ったリサイクルショップ(これがでかいんだよな、
ホームセンターの跡に出来たものだから余計に広い・・・。)で発見した電話。
 先日、ひかり電話に切り替え、ダイヤルパルスでの発信が可能になったので、もう一台黒電話がほしかったのです。なんとなく、家電コーナーを見ていると、僕の背より上のほうの棚に「黒い電話」とマジックで書かれた箱を発見。

 よく見ると、箱には「600-A2」との表記が。箱を下ろして中を見ると、整然と収められた黒い電話機。
ピカピカと黒光りを発する綺麗な筐体とカールコード。受話機の部分には、製造に付いたであろう成型バリが残っています。これは・・・。そう新品に近いのです。(もしかしたら、NTTに返還された電話のリサイクル品かも知れませんが)

 ふつう、黒電話を入手するには、レンタルによる黒電話の貸し出しも2006年で終了したようなので、中古品をリサイクルショップや知人宅から入手するしかありません。当然、汚れており、ほこりもかぶっています。

ということで、速攻で買ってしまいました。

 買ってから知ったのですが、なんと、裏蓋には「93年2月」の表記があります。そう、この電話、ありきたりな昭和のものでなく平成の黒電話なのです


 玄関においている緑電話は、分岐などをしているせいでいまいち発信の精度がよくありません。(VoIPアダプタがパルスを誤認識してしまいます。)

 なので、この電話機は直接VoIPアダプタに二又をかましてつなぎました。
そのため、VoIPアダプタの認識がよくなり誤ダイヤルはしにくくなりました。
もちろん、通話音質も黒電話の音質です、コードレス子機のような「シャー」音や「ブツブツ」音などの雑音はありません。

 ダイヤル回して、「じーこー」「じーこー」とした後は、電話がつながるのを待つだけです。ちゃんと相手が出るかドキドキです・・・。

周囲の物を映し出すほどの光沢。
黒く輝くカールコード
偶然にも売っていた、保留用オルゴール。
受話器を載せると、オルゴールが流れます。



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