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 7年半ぶりの加古川刑務所専用線跡。そのきっかけは1本のメールからであった。
 そのメールのことに触れる前に、7年半前のレポートを振り返ってみる。
A地点(加古川刑務所)
 

A地点 刑務所西隣の公園駐車場にて。
右に見えるのが刑務所の塀。
塀のすぐ裏側に線路跡があると思うのだが・・・

 加古川刑務所の西側に広がる日岡山は、今は一大公園として整備されており、刑務所西隣の公園駐車場に車を置く。
 現在の地図でも、刑務所内の専用線跡に沿って倉庫のような建物が並んでいるのが確認できるが、もちろん現地は刑務所の塀が巡らされて、中の様子を伺うことはできない。
 念のため、正門にまわってみると、『刑務所作業製品常設展示場』という看板が目についた。 おお、これなら非合法なことをしなくても入れると思ったが、土曜の午後だったせいか、正門はチェーンで閉ざされていた。

 で、肝心のメールの内容であるが、まだ写真掲載の了解しか得ていないので詳細は省くが、加古川市の都市計画道路のため、近日中に刑務所内の旧日本陸軍の弾薬庫等の建物が取り壊されるというものであった。
 その建物とは、まさに上記A地点でみた塀の裏側の建物のことなのである。
 メールはさらに続き、建物が壊される前にぜひ記録を、と記されていた。
 えっ?あの塀の裏側を見ることができる!?
 正直なところ、最初は建物が壊されるということよりも、刑務所の中に入れるという驚きの方が大きかったのである。
 何はともあれ行かなくっちゃ、ということで、2007年1月上旬の日曜日、再訪を果たしたのであった。
 今回はまずは速報ということで、取り急ぎ写真中心にアップし、資料等が整理でき次第、改めて更新するつもりだ。

南側から

南側(正門側)から場内に入ると、そこはまさに時間が止まった空間であった。


引込み線跡

正面にまわって撮影。両側の建物の間におそらく複数の引込み線が敷かれていたはずである。


北側からの全景

反対の北側からの全景。戦後すぐの荒廃した姿と言っても通りそうな光景だ。
手前に、かつてはもう1棟建物があったそうだが、今は基礎が残るのみ。




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