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山形鉄道
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 翌朝、何はともあれ天気予報を確認。携帯のYahooでは昼過ぎには晴れ、一方のNHKテレビでは、昼から曇るという。う〜ん、今日も微妙な天気になりそう。
 そんな中、この日のスタートに選んだのは、蚕桑の鉄道林。
 駅の駐車場で車を降りると、ぴりっとした冷たい空気に、寒いと思う前に清々しさを感じ、やる気がでてくる。
 まずは7:29蚕桑発上り206D。しばらく後にやってきた下り列車は、能がないが昨日とほぼ同じ場所で撮影。

鉄道林をバックに 蚕桑駅付近にて


 次に向かったのは、蚕桑〜鮎貝間の築堤。その築堤のカーブ外側から狙う。

蚕桑〜鮎貝間の築堤にて


 9時頃、しばらく列車の間隔が空くので、一旦、最上川橋梁で撮り、再び蚕桑〜鮎貝間にとんぼ返り。
 あの啓翁桜が目当てだ。線路から距離があって、列車が小さくなってしまったのはしかたない。それより最上川橋梁でせっかく晴れ間が見えてきたのに、また曇り。と思ったら列車を撮影し終えるやいなや、すっと陽がさしてきて、くそっとちょっと悪態をつく。

啓翁桜


再び蚕桑駅付近
 ここから次の撮影ポイント探しで沿線を行ったり来たり、迷走したものの、また晴れ間が見えて、雪山の稜線がくっきりとしてきたので、三度目の正直、蚕桑に決定。
 列車を待つ間、山から吹きおろす風が強くなり、それが冷たいのなんの。遮るもののない畑から、たまらず窪地に避難。防風雪林がいかに大事かを実感する。
 で、待ちに待った列車が来る、という段になって、またまた日が陰り、山も曇ってしまって、出来上がりは朝の写真と同じ。三度目の正直ではなく、二度あることは三度ある、であった。
 「もう帰ろうか」テンションも急降下。
 でも、この日は『風っこ桜回廊号』が走る。これを撮らねばと、場所をまた迷ったあげく、あまり撮り鉄は立ち寄らないであろう時庭駅へ。

 『風っこ桜回廊号』の前に上り列車があるので、小手調べに撮ってみる。直前まで曇っていて、まただめか、とあきらめていると、まさに踏切が鳴り出し、列車が時庭駅を発車したとたんに陽がさして、こういうこともあるんだ、とちょっと気を取り直す。
 そしていよいよ『風っこ桜回廊号』を時庭駅のホームの端から雪山をバックに狙うが、いかんせん米坂線から今泉で折り返す1号は、完全な逆光。せっかくの山が完全に飛んでしまい、真っ白。

風っ子回廊1号
やっと陽が射してきた。
肉眼ではバックにきれいな雪山が見えていたのだが・・・。


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