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富山地方鉄道
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 大阪から『サンダーバード』で昼過ぎに富山へ。午後の半日を富山地方鉄道(富山地鉄)の撮影に当てたのであった。富山地鉄には、立山砂防軌道や黒部峡谷鉄道へ行くために、何度か乗ったことはあるのだが、実は撮り鉄は初めて。とはいえ、富山地鉄は、総延長距離93.2キロにも及ぶ、ローカル私鉄の中でも群を抜く長さで、とても半日では撮りきれない。そこで、今回は立山線に絞り、富山でレンタカーを借りて出かけたのであった。

 寺田で本線と分かれた立山線に沿って車を走らせる。岩峅寺にかけては、立山連峰をバックに田園地帯の中を走り、同じく線路に沿った高圧電線が少々目障りだが、なかなかの景色だ。少し寄ろうかという誘惑にかられるが、この先、どんな撮影ポイントがあるかわからないので、まずは先を急ぐ。
 さらに横江駅付近の常願寺川沿いに一面のススキが光り輝いているのを見て、思わず車を停める。いやいや、やはり先を急ごう、ここは帰りに寄ればいい。
 そして、千垣の先で常願寺川を渡り、有峰口を経て本宮に着いた。もう次は終点の立山なので、さすがにこのあたりで撮影しようと思うが、めぼしい場所が見つけられず、結局、少し戻って千垣〜有峰口間の千垣橋梁に落ち着く。逆光になってしまうものの、上流側にかかる道路橋(芳見橋)からお手軽撮影だ。芳見橋の幅員はそれほど広くないので、通行の邪魔にならぬよう、車は別の場所に置いたのはもちろんである。


千垣橋梁shadowshadow


 車に戻り、富山地鉄沿いの山道を立山へ向けて走る。途中、線路が見渡せる場所は何箇所かあったが、既に山の陰になっている。おまけに道が狭く、車を停めるスペースもなさそうだ。
 そんなことをしているうちに、真川大橋を渡り、立山駅に着いてしまった。とりあえず車を駅前の駐車場に置く。目の前にはなつかしい立山砂防軌道もあって、立ち寄りたいのはやまやまであるが、時間もないので真川大橋まで歩いて戻り、富山地鉄の撮り鉄に専念する。
 真川大橋からは、ちょうどいい具合に富山地鉄の真川橋梁を見渡せるが、いかんせん、真川大橋自身の影が、斜めに串刺すようにかかってしまうのがなんとも残念。


真川橋梁を渡るshadowshadow


真川橋梁を渡るshadowshadow



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