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秋田内陸縦貫鉄道 秋
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 翌朝、夜明け前に、また角館〜羽後太田間の築堤へ。もちろん足はレンタカーで、早朝移動ができるよう、前夜に借りておいたわけだ。
 ここへ来たのは、山の端から昇る朝日を逆光で撮ろうという寸法であったが、あたり一面、霧が立ちこめている。特に才津川の上は、帯のような霧だ。前日あれだけ暖かくて、朝冷え込めば、こうなるのも必然か。
 それなら、いっそのこと霧の橋で撮ってみようと、前日とほぼ同じ場所から下り列車を撮影。少し位置を変えて秋田駒ヶ岳を目立たせてみたが、あまり代わり映えはしない。ちょうど昇ってきた朝日が列車の正面に当たったことが、せめてものアクセント。


霧の才津川shadowshadow


 築堤に戻ると、霧に朝日が射し込み、オレンジ色に染めてなんとも幻想的な光景に。おお、オレンジ色のベールに包まれた列車が撮れる・・・期待はふくらむ。


オレンジ色の霧shadowshadow


 しかし、列車を待つほんの10分ほどの間に霧は薄くなり、日の光も白くなる。いやはや自然相手は難しい。


青白くなった霧shadowshadow


 すっかり霧は晴れて、前日失敗したサルビアの写真を別の場所から狙う。
 やってきたのは予想外の3連。そうか、朝の通勤・通学列車か、と気づいても時すでに遅し。この角度で3連は厳しい。しかたなくズームを広角側にするが、当然ながらサルビアは遠くなり、かつ縦横比のバランスの悪い写真になってしまった。


3連の下り列車shadowshadow

カメラを下に向けたいところだが、実はそうすると無粋なアスファルトの道路がどーんと入ってしまうのだ。



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