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小湊鐵道(前編)
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 見事にハマってしまった。
 行こう行こうと思いながら、なかなか踏ん切りがつかず、ようやく32年ぶりの再訪を果たしたのが今年(2008年)1月下旬。
 ただ、そのときは、いすみ鉄道の項で書いたとおり天候が悪く、撮り鉄をしたのは朝方だけであった。
 でも、これをきっかけに取り憑かれたように4月まで延べ6回も訪れてしまったのである。
 それをいちいち書いていては冗長になるのは必至で、撮影エリア別、テーマ別など、いろいろ考えたものの、うまくまとめられそうもないので、結局、芸もなく訪れた順に書いていくことにする。

光風台付近
 その日の最初は、地図で予め目星をつけていた光風台駅手前の橋梁である。
 まだ朝も早く、天気も悪いので、なんとも暗い写真になってしまった。思いのほか列車のスピードも出ていてぶれてしまっている。
 本当は、川面に列車を映すつもりでいたのだが、高圧鉄塔(写真では列車の先頭付近の橋の下にちらっと見える)が気になって移動してしまい、かえって中途半端な角度になってしまった。

馬立駅
 次は馬立〜上総牛久間に行ってみるが、うまく撮れなかったので写真は省略。
 その後、何となく馬立駅に寄ってみると、こぢんまりとしたなかなか風情のある駅舎が出迎えてくれた。
 待合室では、地元の高校生(もしかしたら中学生?)が数人、列車を待っていた。
 ちょうど通学時間、なのであるが、不思議なことにみな定期ではなく切符を買っている。お揃いの白いジャージにスポーツバッグを持っていたので、もしかしたら他所の学校にでも遠征するのかな。
 その学生たちが並んでいる出札窓口も、古風でいい感じ。

切符を買う学生たち


馬立駅での交換
 いよいよ雲行きが怪しいので、列車交換の様子を撮って五井に引き上げ、房総半島横断きっぷを買って、いすみ鉄道まで乗り通したのであった。

 ところで、今年3月のダイヤ改正で、たまたまなのか、合理化のためなのか、馬立駅での列車交換はなくなってしまった。

 五井駅のホームから車庫を望む。
 この角度からの光景は、32年前とほとんど変わっていないように見える。
 きっとそうしたレトロなムードが、鉄ちゃんだけでなく一般の観光客をも惹きつける魅力なのだろう。

五井駅の車庫の光景


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