IE4.0あるいはNN4.0以上でご覧の方で、  
このページに入られた方はこちらへどうぞ。

上信電鉄
1/3
地図を表示

 秋も深まり木々が色づくと、鉄ちゃん心も色めき立つ。
 おととしは箱根登山鉄道大井川鐵道 井川線、昨年はくりはら高原鉄道と、駆られるように出かけたものだ。
 そして今年(2007年)は上信電鉄。出張に引っ掛けたのはいつもどおりで、行程に無理があるのもこれまたいつもと同じ、高崎に前泊して半日だけ時間を取ったのであった。でも、実はこれが初めての上信電鉄なのである。

 始発電車でという意気込みは、翌朝の寝床の中であっさり取り下げ、6時41分発の第5列車で何はともあれ終点の下仁田へ。沿線は思っていた以上にのんびりとした田園地帯が広がり、昔の風情を残した駅も数多くあって、そのほとんどが有人駅というのもいい。
 もっと早く来ればよかったなあ、といつもながらのことを思う。
 終点下仁田では、通学の高校生(おそらく下仁田高校)たちと一緒に下車。みな朝らしいすがすがしい顔をしている。

下仁田駅に到着


下仁田駅にて   駆け込み乗車
下車した高校生に代わって、今度は下仁田から乗車する
通学生が改札を通っていく。
発車のベルが鳴り響く中、息せき切って女子高生が
駆け込んできた。


下仁田駅


 さて、ここからはひとつ手前の千平駅まで歩きながら撮影していこう。
 早速、まだ下仁田駅の構内と言えそうな場所で、何とも風情のある倉庫が並んでいた。
 まるで明治時代をモチーフにした映画のセットに迷い込んだような錯覚に陥る。

下仁田駅近くの倉庫   レンガ倉庫
木造の倉庫の後ろにレンガ倉庫が垣間見える。 そのレンガ倉庫。隣にもう1棟ある。


 目ぼしい撮影ポイントを見つけられないまま、次の下り第7列車が来る時間になってしまったので、国道254号線の踏切近くでカメラを構える。
 やってきたのは富岡製糸場の世界遺産登録運動のキャンペーン車となっている生え抜きの200形であった。

200形


下仁田駅遠望
 下仁田駅に到着した200形を、国道の踏切から望遠レンズで狙うと、下車した高校生たちがファインダーを横切っていくのであった。


ローカル私鉄紀行目次へ 次へ
表紙へ