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大井川鐡道井川線<撮影編>
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 さらに奥へ進み、接岨峡温泉の先の展望台から、これもまた有名な関の沢鉄橋を撮る。(撮影場所の詳細地図はこちら
 既に先客二人が三脚を立てて列車を待ち構えていた。ご覧のとおり完全に日陰で、列車を待つ間は結構寒い思いをする。

先客

 列車が来る直前に観光の家族連れがやってきて、「1日数本しかないのにちょうど見られるなんてラッキー」と興奮しながら一緒にカメラを構える。おかげで、にぎやかな撮影となった。

関の沢鉄橋


関の沢鉄橋
 う〜ん、またしても列車が小さい。ということで、もう1本粘って望遠レンズで撮ってみた。
 まだ15時前であるが、早くも山の陰になりつつある。かろうじて橋には光が当たっているので、列車が浮き立つとも言えるかも知れないが、山をきれいに撮りたければ午前中のほうがいいだろう。

 さて、これからどうするか。接岨峡というくらいだから、ここから先はもっと山深くなる。予想以上に早く日が暮れてしまいそうなので、列車撮影なら戻ったほうがよさそうだ。でも、この先がどんな様子か気になったので、奥へ向かうことにする。
 結局、ちらっと線路が見えるところはあったものの、やはり撮影は難しそうで、井川の手前でUターンして、長島ダムに戻る。
 なんとか16時12分発接岨峡行列車に間に合ったが、もうすっかり夕暮れの光景となっていた。ついさっき、燦々と日が照りつける中で撮影したはずなのに、まさに秋の日はつるべ落とし。

長島ダム駅

 これで撮影を終えて静岡に戻った、のではなく、せっかくなので寸又峡温泉に泊まることにした。それにしても、家族をほったらかしにして鉄ちゃんに来て、温泉に泊まる・・・。ちょっと後ろめたい気分である。
 寸又峡温泉は、美人の湯と言われるくらい肌によい温泉だそうだ。確かに湯に浸かると、本当に肌がつるつるになる。その心地よさに、後ろめたさなどどこかにふき飛んでしまったのであった。


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