【武豊旅客線】
電化される前の風景です(2005年 春 撮影)
武豊方面から区間快速名古屋行きが築堤を下りてやってきた。保線係員が手を上げているのは、保線員が列車を認識している事を列車乗務員に伝える意味があり、れっきとした安全動作なのです。 左に曲がっていく線路は東海道本線の上り線。
下り武豊行きが築堤を登って橋梁に差しかかるところ。 春ののどかな日差しの中、まるで空に駆け上っていくかのようでした。
築堤の南西側に沿って市民農園が広がっており、のどかな光景。手前に架線のある留置線の終端が見える。
築堤をゆく武豊旅客線と、手前に踏切が見えるのが地上の貨物線。
旅客線高架の武豊方向を向く。橋脚は複線の幅で作ってあるが片側のみ橋桁が載っており、高規格貨物線として計画されていたことを物語る。川と県道を跨ぐためかなり長く、川側4径間、道路側3径間の長大橋梁になっている。
石ヶ瀬川です。手前は架け替えられて新しくなった貨物線の橋梁、奥は高架の旅客線の橋梁があり 旅客用はかなり長いのがわかります。
高架の東側より望む。右手が大府駅側。
前の写真の左手、武豊方向側。空いているスペースに1枚だけコンクリート製の橋げた板が載っている。
旅客線の橋脚銘板。前の写真でもわかる様に南方貨物線と構造や意匠に共通点があります。元々は南方貨物線と一体の計画があったとされていて、設計も国鉄直轄のC線だったことがわかります。 完成時期は南方貨物よりも先だったようです。
●設計荷重KS-16とは、96トン級の大型機関車(EF65やDF200)が入線可能な高規格の路線を示している。
管理人 茉莉花(まつりか)
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