「解答:TETSU-No.48」 SOFTV3 9−3105 1999年4月4日 |
|
▲3二と ▽同 玉 ▲1二竜 ▽2二歩合
▲4二と ▽同 玉 ▲2二竜 ▽3二香合
▲5二と ▽同 玉 ▲3二竜 ▽4二桂合
▲6二と ▽同 玉 ▲4二竜 ▽5二銀合
▲7二と ▽同 玉 ▲5二竜 ▽6二金合
▲8二と ▽同 玉 ▲6二竜 ▽7二角合
▲9二金 ▽同 玉 ▲7二竜 ▽8二飛合
(途中図)突然始まる順列7種合。 なぜ、このような手順が成立するのでしょうか。
22歩合、32香合: ・他の合駒は、52と、同玉、32竜、42合で、44桂などとその 合駒を打って簡単。 42桂合: ・他の合駒は、62と、同玉、42竜、52合で、71銀などとその 合駒を打って簡単。 52銀合: ・金合、飛合は、72と以下簡単。 ・角合は、72と、同玉、52竜、62飛合、82と、同玉、62竜、 72銀合、71角以下。 62金合: ・角合は、82と、同玉、62竜、72金合、71角以下。 ・飛合は、84桂、81玉、82歩、同玉、62竜、93玉、82銀、 84玉、73竜、95玉、96香、同玉、88桂、同香、76飛、 85玉、86金まで。 72角合: ・飛合は、同竜、同玉、42飛、62飛合、同飛成、同玉、92飛、 72角合、52金、同玉、72飛成、62金合、44桂以下。 82飛合: ・金合は、81銀、93玉、82竜、84玉、93角、95玉、96歩、 同玉、88桂、同香、86金まで。
途中図は ▽8二飛合 まで
▲8一角 ▽9三玉 ▲8二竜 ▽同 玉
▲2二飛 ▽9三玉 ▲9二角成 ▽8四玉
▲9三銀 ▽9五玉 ▲9六歩 ▽同 玉
▲2六飛成 ▽6六飛合 ▲同 竜 ▽同 金
▲8八桂 ▽同 香成 ▲8六飛 ▽9五玉
▲9六香 まで49手途中図以下は収束。 84桂、81銀など紛れがありますが、84桂ではあとで88桂が打てないのでダメ。 81銀では、飛車打ちに81玉と取られて詰みません。
81角、93玉、82竜、同玉、62飛、93玉、92飛成、84玉以下切れ模様。 少し戻って、22飛 ! の限定打を発見すれば解決です。
- あんこうさん:
- 合駒を読むのが面倒なのかな?と思えば、そうした作品ではありませんでした。 合駒が2つ出てきたところで、自然に3つ目を予想して、もしもあれならあれだぞ (^^; って。
結果、あれでした (^^) 会議室にこんなのが登場するとは思いもしませんでしたから、これはもうビックリ。
20数年前の素材。 最後の角合、飛合の限定が難しくてなかなかまとまりませんでした。
- あんこうさん:
『 49手詰です。 首さん、2手逆算しちゃダメですよ (^^; すみません。 後ろの方に手順前後があります。 』首さん、逆算する一手ですよ。 解いている時には手順前後には気付きませんでしたが、 TETSU さんのコメントで調べてしまった (^^; 収束がちょっと勿体ない気がしました。
ここは首さんにお願いして、2手長い手順前後なしの収束を作っていただきますか (^^;
- 池田ママス&パパスさん:
- 「軽い趣向詰?」 なんておっしゃるから、単純なと金送りかと思いましたら全然違いました (^^; 。 「ちゃんと並べた方が」 と言う大ヒントで、だいたいの趣向は分かったのですが、 「本当にそれで良いのか」と言うのを確認すると、理屈がなかなか面白かったです。
TETSU のようにおうちゃくな人は作意だけ読む。 池田さんのようにまじめな人は全部読んで確認する。 詰パラで解答している人はみんなまじめかな。
- 池田ママス&パパスさん:
- で、その趣向が終わった後の一手、「あ、この駒がここに利いていたんだ」 と言う手が、作品を引き締めていますね。 「手順前後」 というのは取るのと捨てるのとと言うことですね。 ま、あまり気にしなくても ... 。
『 49手詰です。 首さん、2手逆算しちゃダメですよ (^^; 』「v11玉、22飛、44龍」 とか、「v12玉、22角、44龍」 とか (笑) 。
最初は43手で終わらせる予定だったんですが、角成でも飛成でもいい非限定があって、 それを消そうとして限定打が入ったのは良かったんですが、手順前後ができてしまいました (^^;
それにしても、簡単に逆算できますね (^^;
- Ura さん:
- 今回の趣向は、昔懐かしい、変幻さんなどが得意としていたようなものでした。 七条さんが、変幻さんに作ってしまわれないうちにということで 色々つくったという噂は本当だったのでしょうか。
変幻さんも七條さんも条件作がお好きなようですね。 TETSU はほとんど条件作を作ったことがないので、 本局はその意味では珍しい作品かもしれません。
- Ura さん:
- 歩香桂銀 までは一目だったのですが、どうも盤面が広いと記憶できないようでした。 盤駒をさがしたのですが、この頃は励棋とか、RP,RV しか使っていなかったので、 どこにあるかわからなくなって大童。
結局、並べてみて作意らしいものは分かったようなのですが、 変化がよく解らないという、情け無い事に。 一寸長い変化がよめない。 「アルジャーノンに花束を」 のジャック ゴードン (だったかな) のような状況になってしまいました。
TETSU シリーズを解いていなかったら、もっと悲惨だったかな。 次の作品は、ちゃんと解けるといいなあ
後半の合駒も簡単な変化で割り切りたかったんですが、実力不足です。 すみません。 RSK Packer、SYUU さんと Ura さんのやりとりを見ていると、期待が膨らみます。 はやくアップされるといいな (^^)
- 鳥本敦史さん:
- 合駒がスイスイ決まって(勝手に決めて(?))解きやすかったです。
解いていただいたみなさん、ありがとうございました。
また、次の No.49 でお楽しみください。
本局は、詰パラホームページの掲示板でも出題しました。 そのときいただいた感想です。
- すどうさん:
- 盤に並べて、玉方の持駒を見るやいなや構想が明かに。 しかもこんなシンプルな仕組みで順列にまで仕立て上げられるとは!
収束は持駒の使いきり方がポイントかと思っていたのですが、 制約の多い局面で限定打を成立させているのは見事ですね。
- 田利廣さん:
- 角飛車共に残るとは作意ではないと思いこみ、銀を打ってその後が泥沼。 飛車はキチンと捌きがつくんですね。 加藤さんだもの当り前の朝飯前だったか。 お見それしました。
鑑賞する| 次(発表順)| 次(コース)| 作品一覧| 表紙に戻る