「出題:TETSU-No.34」 SOFTV3 9−2704 1998年8月23日 |
|
今回はちょっと気分を変えて、めずらしいフェアリー詰将棋を紹介したいと思います。 フェアリーといっても、考えやすいルールなので、フェアリーファンでない方も、まずは見てください。
イコール詰:王手されたとき、詰方の手と同じ長さの応手をすること
長さとは、1マスを1として、動いた長さのことです。 歩を突くのは長さ1、銀を引くのは長さルート2、桂を跳ねるのは長さルート5、といった具合。 駒を打つ手は長さ0とします。
同じ長さの応手が2通り以上あるときは、玉方がその中から自由に選べます。 また、同じ長さの応手がない場合は、長さに関係なく自由な応手を選べます。
ルートなんて忘れたよ、という人も心配いりません。 金が斜めに動いて王手したら斜めに逃げる、香を打って王手したら合駒を打つ、という要領です。 例題を見てください。
一見、詰みそうにありませんが、初手、33桂生が妙手。
桂跳ねには桂跳ねで応じるので、25桂と受けなければなりません。
33桂成とすると、25桂という同じ長さの応手がなくなってしまうので、 玉方がフリーになって、33同玉と取られて詰みません。25桂に同飛は長さ1の手なので、12玉の一手。 21飛成とすると長さ4の応手はないので玉方はフリーですが、 13玉しかなく、25桂まで詰となります。
▲3三桂生 ▽2五桂 ▲同 飛 ▽1二玉
▲2一飛成 ▽1三玉 ▲2五桂 まで7手それでは問題をどうぞ。