「解答:TETSU-No.2」 FSHOGIM 5−869 1997年6月2日 |
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まずは98金とすえて、15と、16歩を取りにいきます。
▲9八金 △9六玉
▲9七歩 △9五玉 ▲1五龍 △同 角
▲9六歩 △同 玉 ▲1六龍 (途中1図)3手目でせっかちに16龍とするのは、26と、と15とに逃げられて失敗するのでご注意。
途中1図は ▲1六龍 まで
逃げたら簡単なので、合駒するしかありませんが、歩と角以外を渡すとやはり簡単に詰んでしまいます。 かといって26歩合では、97歩、95玉、15龍で次の合駒に困ります。 ここは、15角を逃げる26角左が妙手。 97歩、95玉、25龍の追撃には、35角引と受けるのが継続した手段です。
△2六角左
▲9七歩 △9五玉 ▲2五龍 △3五角引
(途中2図)
途中2図は △3五角引 まで
あとは龍と角のダンスをお楽しみください。 この龍の軌跡はノコギリ型になるので、龍ノコと呼ばれます。
▲9六歩 △同 玉 ▲3六龍 △4六角
▲9七歩 △9五玉 ▲4五龍 △5五角引
▲9六歩 △同 玉 ▲5六龍 △6六角
▲9七歩 △9五玉 ▲6五龍 △7五桂合
▲9六歩 △同 玉 ▲7六龍
△9五玉 ▲8五龍 まで35手
詰上り図
- 首猛夫さん:
- やさしいながらも楽しい作品ですね。 簡単な配置でうまく作るものです。
ところでこの作品で 「やどかり」 をおもいだしました。 「やどかり」 と内輪では名付けられていて発表時 「日向木挽唄」 と名前を変えたあの作品です。
日向木挽唄
▲33飛成 ▽12玉 ▲42龍 ▽13玉 ▲53龍 ▽12玉
▲62龍 ▽22飛 ▲13歩 ▽同玉 ▲22龍 ▽同香
▲53飛 ▽43歩 ▲同飛成 ▽12玉 ▲22香成 ▽同玉
▲25香 ▽31玉 ▲33龍 ▽41玉 ▲42歩 ▽51玉
▲53龍 ▽61玉 ▲62歩 ▽71玉 ▲72歩 ▽同玉
▲73歩 ▽83玉 ▲84と ▽同玉 ▲87香 ▽93玉
▲72歩成 ▽94玉 ▲64龍 ▽93玉 ▲63龍 ▽94玉
▲54龍 ▽93玉 ▲43龍 ▽94玉 ▲34龍 ▽44角
▲95歩 ▽93玉 ▲43龍 ▽53桂 ▲94歩 ▽同玉
▲54龍 ▽93玉 ▲63龍 ▽94玉 ▲74龍 ▽93玉
▲73龍 ▽94玉 ▲95金 ▽同玉 ▲68馬 ▽96玉
▲95馬 ▽同玉 ▲75龍 ▽96玉 ▲85銀 ▽87玉
▲88歩 ▽同角成 ▲同金 ▽同玉 ▲66角 ▽98玉
▲99歩 ▽89玉 ▲86龍 ▽79玉 ▲88龍 詰み
- 首猛夫さん:
- なんとなく似ているが、作者が違うとこんなにも違う表現になるんですね。
難しさが100倍ぐらい違いますね。 作風の違いというか、TETSU は棋力がないので、難しい問題は作れないんです。
- クロナマさん:
- 手数表示はあった方が良いと思いますが、難易度は必要ないと思います。 なぜならば全然信用できなく、また、それによって自信をなくすから。 TETSU さんの作品の31歩の意味に悩み、安江さんの作品は趣向に入るまで大変でした。
長い問題でも解けるんだなと自信をつけてもらうつもりで書いたんですが、 幼稚園並みはいいすぎでしたか。 自信をなくされた方にはペコンです。
- 安江久男さん:
- これは35手かな。 易しくて、誰でも楽しめる趣向。 思わずほっぺたがゆるみそうです。 3手目の紛れに移動合で逃れる順なんか、うまくできているものですし、 47金1枚で済ませてしまったのは儲けものです。
解いていただき、ありがとうございます。 首さんも安江さんも詰パラの担当者はほめるのが上手ですね。
- 安江久男さん:
- ふと思ったのが、31歩は不要なのではなかろうかということ。 14手目35歩合の変化は31歩がなくても大丈夫。 もしかして不要では? ・・・ まさか TETSU さんが。 でも、さすが作者の読みの方が上でした。 (^^;
31歩がないと、10手目に変化されてまずいんですね。 こんな風に配置駒の意味を探るのが、また二度目の楽しみ。 「83歩は作者としても苦しい配置かな」 とか。 m(._.)m
クロナマさんも安江さんも解くだけでなく配置の意味まで考えられるのはさすがですね。 作者からすると、あまり気にせず、作意を楽しんでいただけるとありがたいですが (^^;
- 天津包子さん:
- 面白い竜鋸?
- 鳥本敦史さん:
- 龍鋸の狙いがすっきりわかりやすく表現されていると思います。
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