木目1

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第2章 いろいろな追い趣向 (22)
馬の趣向 その6
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角は2枚しかないので、L、L打系の趣向は2回しか繰り返せないため、ほとんど作例はありません。 でも、次の作品などは「L−玉」型の馬追いといえるのではないでしょうか。

くるくる No.45

9二歩成、8三玉となったところで、 7二歩がなければ7四馬左、9四玉、9五歩、同玉(同とは7二馬まで)、8五馬で詰みます。 そこで、7四馬右で7二歩を消去しようとするのですが、今度は9四香が邪魔になってきます (7四馬右、7二玉、6三馬、6一玉のとき、9四馬ができない)。

そこで、馬の繰替えで、まず9四香を消去、続いて7二歩を消去して、やっと当初の詰みが実現します。 シンプルな形にダブル邪魔駒とは、さすが金田さんですね。

木目1