木目1

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第2章 いろいろな追い趣向 (16)
角の趣向
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金は最初にとりあげたので、今回は角の番なのですが、ちょっと困りました。 角は銀より更に利きが少ないので、角追いは銀以上に成立させるのが難しいのです。 馬追いならたくさんあるのですが、角追いは作例も数えるほどしかなく、 それも変化が複雑で、あまり「くるくる」向けではありません。

何とかシンプルにしたのが、次の作品。 暗算向きの形ではありませんがお許しください。

くるくる No.39

オリジナルの作品を鑑賞する

変化はそんなに難しくはないけれど、それぞれの位置で違う変化になるので、 暗算で読むのはちょっと大変だったかも。 趣向部分は原作も本作に近い配置で、作者の苦労のあとが偲ばれます。

珍しい角追いの1局でした。

木目1