詰将棋おもちゃ箱記念作品「あっちゃんの大道棋」発刊記念作品展
「あっちゃんの大道棋」作品展 総評・当選者
「あっちゃんの大道棋」発刊記念作品展
作品展

鳥本敦史さんの大道詰将棋作品集「あっちゃんの大道棋」の発刊を記念しての作品展。
下記8名様より短評・感想をいただきました。

  天野宗歩さん  S.Kimuraさん  岡村孝雄さん  Kankuh Kobayashiさん
  小五郎さん  shintaroさん  隅の老人Bさん  TETSU

当選: 天野宗歩さん  S.Kimuraさん  岡村孝雄さん
 おめでとうございます。 「あっちゃんの大道棋」をお送りしますので、送付先をメールでお知らせください。

感想をお寄せいただいたみなさん、そして作品・賞品を提供していただいた鳥本さん、ありがとうございました。

隅の老人Bさん:
展示の4作品を次々に棋譜どうりに並べて鑑賞。 詰手順が付いていると、不精者の私は、まず考えません。 並べて、「成る程」で、変化も読まずに、これでお仕舞い。 易しいのか、難解なのかも、分からない。 ただ言えるのは、19手詰から始まって、63手詰までの4作、「長手順だな」、のことくらいです。 これでは、感想になりません。 もう一度、並べてみる。
大道棋の各4型からの巧みな手順が創られている。 「あっちゃん、腕を上げたな。詰将棋として良く出来ている。」
でも、これは、詰マニアの私の考え。 大道棋として謳うからには、商品価値があるか、否か、が重要です。
商品価値?、大道で出題して、町の将棋天狗連が一目、「これは簡単」と手を出して、巧妙な応手で、「やられた」と負けを認めさせる、この誘手の多いのが、商品価値の高さを決めます。
この視点で考えると、4作品で一番客が手を出しそうなのは,C題と思うが、これも駒の配置が広すぎで、鴨は「?」。 また、詰められなかった客に、詰手順を並べて、「成る程」と納得してもらうのも大切なこと。 63手の長手順を並べても、客は「成る程」とは思わない。 「こんな長いのは、俺にはムリ」と思うだけ、二度と手を出してくれません。
これでは、商売は上がったり。 たまには、客にも勝たせましょう。 遣らずぶったぎりは、商売下手。 難しく創っても、感心するのは詰マニアだけです。
shintaroさん:
最近将棋をやり始めたばかりで、簡単なものですら詰んだり詰めなかったりですが、島本さんの作ったような難しい問題が解けるようになるまで、ひたすらやっていきたいです。
岡村孝雄さん:
ここ数年で存在感を顕してきた詰棋人のおひとり。大道棋をホームグラウンドとしての創作活動だけでなく、中京地区での全国大会ではスタッフを務められ、風の噂では2007年から詰パラで『大道棋教室』も担当されるとか。期待しております。
天野宗歩さん:
今回の作品はBはともかく、その他の作品は実戦なら直詰みそうな手が無くて手が出し難いし、大道棋をを知って人にとっては、紛れ筋が無いので筋に入るのが簡単で、攻め方で指し難い手は余りなくて、受け方を考えるのが難しい作品ばかりで、不満です。大道棋は受け方は大道棋屋がやるわけですから、攻め方の手が難しくないと実戦的価値は低いと思います。
香龍会のHPにある作品は良問揃いなだけに物足りませんでした。
TETSU:
着々と大道詰将棋創作の腕をあげてきた作者。初形と誘い手をもう少し考えると、いい問題ができると思います。
詰将棋パラダイスの大道棋教室の新担当、創作とはまた別の苦労があって大変だと思いますが、活躍を期待しています。 みなさんも解答、投稿などで応援よろしくお願いします。