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龍鋸趣向作品全集 木挽唄集 |
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龍ノコ独特のものとして、本項を加えておく。 遠ざかる型の基本型龍ノコと歩調を合わせて、玉が一緒に動いていくタイプのものである。 龍移動に合わせて玉が移動しておかないと、質駒を入手されたりした瞬間に早詰となってしまうため、予め逃げ出しておく、という仕掛けだ。 玉の移動場所に比較的自由度が大きい龍ノコならではのものである。
類似したものとして第八章で扱う作品群があるが、そちらは、玉の移動に合わせて龍が鋸状に動く(龍が玉に接近しようとする) のに対し、本項目のものは、龍の移動に合わせて玉が動く(玉が龍に接近して行く)点が異なる。
作品例としては、第四章で扱う七条兼三作が挙げられる。