詰将棋おもちゃ箱詰将棋研究室
詰将棋規約TETSU案
2004年8月(@nifty 1999年11月より)
詰将棋研究室
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2004年8月18日、工夫と趣向と分別と。詰将棋の原則についての解説があったのを機に、 詰将棋メモで8月20日、 詰将棋のルールの記事を作成した。 それを書いているとき、以前パソコン通信で詰将棋の規約が話題になったとき、私案を書いたことを思い出した。 参考までにここに収録しておく。


- SOFTV3 MES( 9):□:みんなで広げよう詰将棋世界の輪 99/11/06 -
03347/03347 GBF01711 TETSU RE^3:詰将棋規約規約委員会決定案
( 9) 99/11/06 05:10 03346へのコメント

(中略)

規約の明確化は、詰将棋を楽しむ人を広げよう、という目的があったはずで、
その観点からいえば、今回の規約案は失敗といわざるを得ません。せっかく
長期間かけて検討しているのですから、原点に戻って「使える規約」を制定
してほしいものです。

傍観者ではよろしくないので、私も一つ案を考えてみました。

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詰将棋規約TETSU案

詰将棋とは、将棋のルールに基づき、示された局面から王手の連続で詰める
手順(詰手順)を求めたり、あるいは示された詰手順を鑑賞するものです。

詰将棋では手前側(詰方といいます)が先手で、相手(受方といいます)の
玉を詰めます。詰方の玉はある場合もない場合もあります。受方の持駒が書
かれていない場合は、「残り駒全部(玉を除く)」とみなします。

詰方の手は自由に選択できますが、受方の応手は、以下の基準で上位の手を
選びます。
1)どう攻めても詰まない手
2)詰方が最短で詰めたときの手数が最長になる手
詰まない場合は失敗で、詰方の別な手を考えなければなりません。
また同一局面に戻る場合も失敗と考えます。

合駒をしてすぐに取ったとき、あとの手順が実質的に変わらないならば、そ
の合駒はしないのが慣習です。これを無駄合といいます。

上記の基準で受方の手が2通り以上ある場合は、どれを選んでもかまいませ
ん。解答としてはどれも正解です。

作者は、上記の基準による詰手順(2通り以上ある場合は、その一つを選択)
(作意手順)が、次の条件を満たすように詰将棋を創作します。
1)作意手順で詰んだときの詰方の持駒はなしであること
2)作意手順で詰方が手を変えると詰まないこと(香を打つ位置の違いなど、
 そのあとの手順が実質的に同じ場合は許容する)
3)規約上扱いが不明確な作意手順は避ける。
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投稿規約や出題規約、解答審査規約は出題管理者が自由に決めるという前提
で、ここでは何も規定しません。

この程度なら、図面や例題を付けて補足すれば、一般向けにも使えるのでは
ないでしょうか。

みなさんのご意見をお聞かせください。

            GBF01711 TETSU