作品投稿用ドラフト

岡村孝雄

作意手順

Ａ４四角　イ22桂合　　１二歩　ロ同　玉　　４五角　ハ34桂合打　
　１三歩　ニ２三玉　Ｂ２四歩　ホ同　玉　Ｃ３三銀　　１四玉　　
Ｄ２三銀　　同　玉　　22銀成　　１三玉　　１四歩　　２四玉　　
Ｅ２五歩　　同　玉　Ｆ１七桂　　１四玉　　３六角　　２四玉　　
　２五銀　　１三玉　　１四銀　　２四玉　　23成銀　　１五玉　　
　２七桂　　１六玉　　２五銀まで33手詰。

キズ

作意10手目２四同玉のところ１四玉と変化し、14手目までで作意手順に還元する中岐れがある（変化同手数駒余らず）。
作意21手目１七桂のところ３七桂でも同じとなる攻方着手非限定が存在する。以降の手順には影響しない。

桂打の非限定は詰め上がりに残るだけに少し残念だが、意味的には香の以遠打のような形か。

脇の甘い持駒ばかり。金どころか香すら無いので、角を二枚繋げるか、あるいは並べて包囲網を作るしかない。
そんなところから、奇妙な序盤の攻防が生まれる。
初型から予想される通り、駒の横を玉がすり抜けすり抜ける流れのまま詰め上がりへ。これはこれで手順に一貫性があると思う。
トーンを抑えた使用駒種やひねった収束は自分の作風にも通じていて、好み。

変化手順（簡略版）

☆１行13字詰めで記述した。

イ22金合は12銀、同玉、34桂、
　23金合、24桂、13玉、14歩、
　同銀、12桂成、同金、同桂
　成、同玉、13歩、23玉、32
　銀、同玉、33金以下。
イ22他合も12銀、同玉、34桂、
　23銀合、24桂以下。
ロ21玉は43角、32合（飛金合
　以外。飛金は同角成以下）、
　11歩成、同玉、12銀、同玉、
　13歩以下、持駒の桂・歩に
　よる王手で25銀を打てる形
　にして詰み。
ハ23合は24桂、13玉、14歩、
　同玉、25銀以下。
ハ34歩香合は13歩、23玉、15
　桂、13玉、14歩、同桂、22
　銀、24玉、33銀生以下。
ハ34銀合は13歩、23玉、32銀、
　14玉、23銀打、24玉、34銀
　成、同桂、35銀以下。途中
　13歩に同玉は、24銀、同玉、
　33銀以下。
ハ34金合は13歩、23玉、24歩、
　同玉、33銀、同金、35銀、
　13玉、14銀、同玉、15歩、
　同玉、33角成以下。途中13
　歩に同玉は、14歩、同玉、
　15歩 13玉 24銀 同玉 33銀
　以下。
ハ34飛合は34同角、同桂、32
　飛以下。
ニ14同玉は15歩、同玉、16歩、
　25玉、17桂、14玉、15銀、
　23玉、24銀打以下。
ホ14玉は23銀、24玉、33銀、
　23玉、22銀成以下作意同順
　に還元し、33手駒余らず。
　変化同手数。
ホ13玉は14歩、同玉、25銀、
　同玉、17桂、15玉、16歩、
　24玉、33銀以下。

紛れ手順