木目1

次ヘ
次ヘ
9 詰物アラカルト(4)
NEW! 月刊碁学より
表紙に戻る
表紙に戻る

珍瓏の長手数記録は、あの「詰物語」の森長宏明さんによって二千手超えの作品が発表され、大幅に更新されることになります。 そのヒントになったのが、月刊碁学の表紙に発表された浦壁和彦さんのこの作品です。

詰物 No.4 珍瓏 浦壁和彦 「鬼ごっこ」
白1(L12)と打って、この黒三子を取れますか?

全自動で手順を見る

感想をおもちゃ箱掲示板でお聞かせください

シチョウはアタリアタリと追いかけるのですから、当然石がどんどん増えるとしたものです。 本局のシチョウも、最初は普通のシチョウで石が増えていきます。

ぐるっと1回転したところから逆に回り始めるのですが、ここからのシチョウは石の数が全く増えません。 更に驚くことには、逆回りで1回転したあと、同じルートでもう1回転するのです!

いったいなぜこんな不思議なことが可能になるのか、手順をご鑑賞ください。

塚本惠一さん:
(劫取りで元と同じ形になることを利用して同じルートを回転させるのは)
私は前例を知りません。おそらく初めてなのでしょう。 ただし、こういう劫付きのシチョウは実戦にも生じるので、回転させて作品にしたのが初めて、という意味になります。
浦壁さんの作品は斬新なシチョウ問題であると思います。

1997年8月の「詰とうほく」に作者によって「今や夢 昔や夢」と題して本局が紹介されました。 こちらをご覧ください。

LINE

若葉さんのJavaアプレット 石語り・日本語版、手順自動再生 を使わせていただいています
うまく再生できない場合には、新しい版数のブラウザでご覧ください

木目1