木目1

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大道棋名作三十局選(26) 表紙に戻る
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第26番 深井一伸作(詰パラ210号)

魔術のような作品。 一度目の84香に桂中合で応え、二度目は開き王手で影になった84香を通すと角中合が飛び出します。 (途中図:16手目83角合の局面)

途中図から72歩の邪魔駒を消去するのも巧妙。 これはイ(32手目95玉)94玉の変化で86桂、93玉、94歩、92玉、84桂、91玉のときに81角成とするためです。 成香を引いて馬を作ってからの収束もよく出来ています。

双玉問題としては手数も長く、詰方の玉が二本の香の上を右往左往するのもスリル満点で面白い順でした。

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