大道棋・ホントに不詰 第7番解答

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本局の手順は、無駄合の定義の観点からも興味深い。 すなわち、23手目86馬に対する応手であるが、

 a 53香合だと37手駒余り
 b 75歩上、同馬、64歩合だと37手
 c 75歩上、同馬、53香合だと39手駒余り

つまり、75歩上、同馬の時点では、最長の応手は53香合なのだが、その場合は75歩上はaと比べて2手延びるだけで合駒が余る、いわゆる無駄合になってしまう。

しかし、64歩合とすると、cに比べて短いが駒も余らず詰む。

大道棋では駒余りは関係ないが、普通の詰将棋としてbを作意手順としたときどう扱われるのだろうか。