2番目の双子問題も香歩問題から。
56飛型で54に駒がある形は83桂の角角合筋が定跡。 両題とも出だしは定跡通りだが、と金の位置が76か66かの違いで、後半の攻め筋がガラリと変わる。
No.2(a)の手順は、76飛と回れないと詰まない。
一方、(b)の手順は、87桂打が取られると詰まない。
かくして、(a)(b)は途中から全く異なる手順になる。
(a)の手順は、この型では普通の攻め筋で、大道棋に詳しい人ならすぐ分かるだろう。
(b)は、その常識を打ち破った名作で、大道棋名作三十局選の第2番として取り上げているので参照されたい。
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