木目1

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2月の問題(研究コース)
ドキドキ No.94 解答
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出題時のコメント:

研究コースは対戦はできないので、受方の手もちゃんと考えてね。
短手数の問題が続いたので、久々に51手。 腕に覚えのある方は是非挑戦を。

LINE

5種類の合駒が登場する51手詰という久しぶりの難解作で、解答ゼロだったらどうしようと思ったのですが、正解者4名。 おみごとです。 ドキドキ解答陣はレベルが高いですね。 (変化別詰の解答も、詰めていると判断できれば正解として扱いました)

この形での定跡にしたがい、93銀から84香。これに対し83飛合も定跡の妙防です(他合は82銀成)。 飛合でも普通は82銀成ですが、本局では62銀・63桂が強く、うまく行きません。
83同香と、あっさり取ってしまうのが英断。 逃げられそうですが・・・
83馬から65馬が筋っぽいけど意外に捕まらない。
正解は、62馬切りを見て84馬から44飛でした。

44飛に合駒は? 桂香の合駒なら65香と打って作意と同様62馬から42飛成とすれば、63香成があるので早い。 また角金銀の合駒なら、65銀!同玉(53玉は62馬以下)、67香、66歩、同馬以下。 飛合が強防ですが、65銀、53玉、54飛、42玉、12飛以下捕まります。

そこで44飛には53玉と逃げて、62馬、同玉、42飛成、52桂合
桂以外の合は53銀、74香から44龍で簡単。

以下も合駒が続々でてきますが、いずれもきれいに割り切れています。
変化手順を分岐棋譜で示しましたので、ご確認ください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

谷口翔太+今川健一さん:
孫  手数が51手だって。僕には無理、キブアップ。
爺  長いのが、難しいとは限らない。
   合駒は爺ちゃんが決めるから、詰めてごらんよ。
鳥本敦史さん:
合駒が多くて大変でした。
最後に81角を打ってやっと終わったという気がしましたが
どれが変化なのかわからずいろいろ楽しめました。
涼秋さん:
4四飛から6二馬の筋が見えたのと、12手目の5四飛合も下段で詰むことが確認出来て、 大海に追いださずに済んだのは幸いでしたが合駒の選択で大苦労。
実戦ならオヤジさんが応手を決めてくれるので楽でしょうが、それでも完走するまでに何度奉納することでしょうか。
kitasanさん:
30手目角合がうっかりするところで銀合と思いこみなかなか51手にならずに苦労しました。
煩雑な紛れがなく、変化も割り切れていて、大変良い問題だと思います。
解き終えて、一瞬7種合では?と思いましたがさすがにそんなことはなかった。
S.Kimuraさん:
研究コースは手数の長さから諦めました.
正解を楽しみにしております.
坂田真保さん:
第一感、箱の中で収束しそうなので、▲8四馬から▲4四飛の筋かと思いましたが、 合駒がややこしくて、なかなか詰まず...
良さそうな筋(▲6三銀不成〜▲7四銀成とか)もあったのですが、残念。
岡村孝雄さん:
93銀 81玉 84香 83飛合 同香不成 72玉 82香成 73玉 84馬 64玉 44飛
までは考えたのですが、応手とその後の攻め筋がわからず時間切れでした。

挑戦していただいたみなさん、ありがとうございました。

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