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第13回に曲詰の長手数記録を紹介しましたが、文字、図形の立体曲詰は、より長手数の作品がある旨、 柳田明、平井康雄両氏よりご教示いただきました。 紹介して訂正いたします。 | |
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◇立体文字曲詰 25手 柳田明 詰研会報No.179 1991年1月 将棋ジャーナル 1991年3月 毎年立体曲詰の年賀詰を創作している柳田さん。 本局は1991年の年賀詰で「9」→「1」の立体曲詰。 注)現在では、江口伸治 41手 が記録。 |
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◇立体図形曲詰 31手 河原林隆彦 詰パラ 2002年9月 密集形から卍の立体曲詰。 20年かけて13局卍詰を創った執念が実ったか初入選で半期賞に輝いた。 |
さて、続いて受方手順に条件を付けた長手数記録作品を紹介します。 まずは、全応手が同一の駒種である記録作から。 | |
◇全応手歩 15手 ミーナ 注)現在では u-maku 19手 が記録 ◇全応手香 13手 ミーナ+健太 注)現在では ほい 21手 が記録 ◇全応手桂 13手 やっくん、健太 注)現在では ほい 15手 が記録 ◇全応手銀 29手* 健太 ◇全応手金 27手* TETSU ◇全応手角 13手 やっくん (参考) 25手* 上田吉一>健太 ◇全応手飛 17手* TETSU ◇全応手玉 327手 大崎壮太郎 注)現在では 摩利支天「traveling II」 517手 が記録。 ◇全応手と金 21手 ミーナ 以上はすべて2002年〜2003年におもちゃ箱での発表。 *の4作品は次の上田吉一さんの作品(受方角の連続移動記録11回)のバリエーションです。 |
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◇受方角の連続移動 11回 上田吉一 詰パラ1969年11月 23金、同龍、15角、24龍、以下、 34歩、同角、43歩成、同角、 の要領で歩と香4枚を消去して、 42飛成以下45手 この原理、馬、龍でも適用できそう。 注)現在では 金子清志 15回 が記録。 |
全応手馬、全応手龍は次の作品がありますが不完全で、今後の記録更新を期待します。 ◇全応手馬 17手 角建逸 詰パラ2003年11月 余詰 ◇全応手龍 13手 若島正 詰パラ1972年5月 早詰 このうち、全応手歩と全応手玉の2作を紹介します。 |
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◇全応手歩 15手 ミーナ おもちゃ箱 2002年3月 うまい配置で、捨てる順番を限定している。 注)現在では u-maku 19手 が記録。 |
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◇全応手玉 327手 大崎壮太郎 おもちゃ箱 2002年2月 シンプルな置駒消去型の龍追い作品で、手順はやさしいので省略する。 龍追い作品の中で「全応手玉移動」であること、更に「受方同Xなし」であることが特徴で、両部門の長手数記録作品となった。 現在詰将棋は休眠中の作者であるがまた復活しておもしろい作品を見せてほしいものだ。 注)現在では 摩利支天「traveling II」 517手 が記録。 |
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