私が住んでいる街には中学校が約30校程ありますが、そのうち完全給食が実施されているは4か校だけで、他の学校はミルク給食です。保護者達からの強い希望もあり「中学校にも給食を!」と言う運動が何年か前からされていました。
私たち調理員も自校直営での実施を希望し、署名活動を何度どとなくしていました。
しかし、時代の流れでしょうか?それも聞き入れてもらえず、役所サイドからの提案は 民間委託で行うと言うもので、この4月から、試験的ではありますが2か校で委託による中学校給食が実施されることになりました。
名古屋で実施されている方式を採用したようで、内容は弁当と定食タイプのものとの2種類があるそうで、それぞれ2つのメニューが用意され、子供達はその4つのメニューから選ぶことができるそうです。
学校には 空き教室を利用した配膳室とランチルームが作られ、子供達は教室とランチルームのどちらか好きなところで食事をする事ができるそうです。名古屋に住んでいる調理員のよしみさんの話しによると、献立内容はわりとこってりとしたものが多いとの事でした。
学校以外のところで作ったものを運んできて配膳するということは、調理されてから子供達の口に入るまでに、今までの自校直営の時よりも長く時間がかかります。それに伴い 食中毒の発生の可能性も増えると思います。過去にもこの方式で食中毒が起きたケースがあるそうです。
一つのメニューではなく いくつかの中から自分で選べると言う事は子供達にとって 良い事かも知れませんが、安全面を考えるとどうなんでしょうね・・?
まだまだ、私たちにとって 民間委託での学校給食は未知の世界なので これが子供達にとっていい事なのか、悪い事なのかは良くわかりませんが、これから 目が離せなくなりそうです。