【きのぜみ勉強法B】


高校数学の勉強法

1.教科書の勉強

(1)教科書を読んで定義,公式などを理解して覚える。証明は原則としては覚えなくてもよいが理解するようにはしましょう。 (2)教科書の問題を解いてみる。ただし、教科書には問題の解答が載っていないので,「教科書ガイド」を使うこと。 (3)教科書の基本問題と一回目で解けなかった問題はもうー度やって、印をつけておく。

2のA.教科書傍用問題集の勉強(普通科進学校の場合)

(1)予習は,5分考えて解ける問題だけ解いて授業に臨む。わからない問題をいつまでも考えて無駄な時間をかけないこと。 (2)授業で、解いた問題はあっているかどうか確認し、解けなかった問題は黒板の解答を写して先生の説明を聞いて理解する。理解できなかった問題は授業が終わってから先生に質問する。 (3)復習は授業で答があっていなかった問題をもう一度解いておく。答をみなくても解けるようにしておく。なお,授業で答があっていなかった問題は印をつけておく。 授業のとき先生に質問しても理解できなかった問題は、参考書を見てみてそれでもわからなければ、きっばりとあきらめる。

2のB.教科書傍用問題集の授業がわかりにくくて当てにできない場合

(1)「理解しやすい数学」などの教科書レベルから学習できる解説や解答の詳しい参考書を購入して.授業と並行して勉強する。このとき,全部の問題をしなくても例題と類題だけやってもよい。その際,一回目で解けなかった問題は印をつけておく。

3.定期試験のための勉強

(1)試験2週間前ぐらいになったら,教科書の基本問題と教科書の一回目で解けなかった問題.教科書傍用問題集の一回目で解けなかった問題.参考書の一回目で解けなかった問題を試験までに.答をみなくても解けるようになるまで繰り返す。この作業は.試験の当日に,絶対に間に合わすこと、この2回目、3回目…の繰り返しこそがあなたに実力をつけてくれる。

4.入学試験のための勉強

(1)定期試験が終わったら,入試レベルの参考書を購入して,定期試験でやった範囲の問題を一日一題ずつ解いていくようにすればよい。そうすれば.定期試額でやった範囲の単元の実力を落とさないどころか,さらに実力を伸ばすことができる。一回目で解けなかった問題は印をつけておく。 (2)参考書の一回目で解けなかった問題は実力テストの前や参考書を一通りやった後などに解けるようになるまで繰り返すこと。この2回目、3回目…の繰り返しこそがあなたに実力をつけてくれる。

勉強法のポイント

高校の定期試験や大学入試というのは.問題を読んだら解法がすぐに頭に浮かんで模範解答を書けるようになれば.合格点が取れるようになります。そのためには,教科書,傍用問題集,参考書の問題を解いてみて.一回目で解けなかった問題を解けるようになるまで繰り返すことが大切です。なお,問題を解くときには、5分間考えて解法が浮かばない場合は解答をみてください。決して10分も20分もわからない問題を考えないでください。時間の無駄です。この考える時間をできるだけ減らすのが,数学をマスターする近道だと考えてください。要するに,高校数学の勉強というのは考えることではなくて、解法と模範解答を覚えることと思ってください。


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