決心
「今僕が怖いのは自分の体のことじゃない。彼女の笑顔が消えることが 直江は背を向けたまま、迷いのない口調でそう言いきった。 『もう何を言っても無駄なんだろうか』 「。。。引き継ぎお願いします」 直江は何事もなかったかのように、担当患者の引き継ぎを始めた。 『今度は僕が嘘を突き通そう。石倉さんに対して直江先生がしたと同じように。 直江のやつれた横顔を見ながら、小橋は闘争心にも似た気持ちが湧き上がるのを感じていた。 |
小橋先生の気持ちです。
実は例の噂以来、小橋先生をあまり見ていないのです。これはかなり昔に作ってお蔵入りしてたやつ。