写真立て
「先生? これ買ってきたんですけど、使っていただけますか」 倫子が紙袋から出したのは木目のきれいな、シンプルな写真立てだった。 「今日、小橋先生から写真もらったじゃないですか。あれにどうかなと思って」 直江は鞄から写真を撮り出した。 「ちょっとかしてもらえますか。。。はい。これで。どうですか」 そう言って、倫子がデスクの上に写真立てを置いた。 「ここに置いていいですか」 倫子はもう一度デスクの上の写真を見た。 「なんか、うれしいですね」 『先生のデスクの上に、私の写真がある。。。 |
写真は撮ったものの、その落ち着き先を考えねば(何もそこまで)。。。暴走してるな。