NN病的「見つけた相手役」

■こじらせ男子

これがよくなかったと思う。こじらせ男子と香取慎吾。クレーマー女子? これで敬遠した人はいるだろう。
私も彼が出ていなかったら見なかった。おそらく。見たいタイプのドラマじゃないし。そんな恋愛ドラマ見る年でもないし。

だけど、である。私的には3年ぶりのヒットだった。彼のだったら蘇える金狼以来か。
お花屋さんや
ウエディングプランナーもあったか。ああいう感じは好きだったけど、今回は特別だなと思う。
視聴率はよくないが、この役、彼にぴったりだった。だから、ハマりました。はい。どっぷり。

■見つけた

木村氏と松たか子、中居氏と我が愛しの竹内結子さん、古くは吾郎ちゃんと菅野さん(いや、いまさらなんですが、この二人も似合っていた)。
慎吾くんは、まあこれまではしいて言えば観月ありさくらいしかいなかった。共演も多いし同い年。背もちょうどいい。
まあ実際元カノで出演。

でも、違った。上野樹里さんだったのだ。これは実際並んだ姿を見ないとわからなかった話。
聞いただけじゃ合わないと思う人がほとんどじゃないだろうか。私もそう。

並んで絵になる。違和感がない。
香取慎吾と上野樹里。いや、大介と葉菜子。彼女だったんだ。これはもうすごい発見だ。
彼女も背が高いほう。だから合うんだろう。

私の感覚では同じ色を感じるかどうかが重要。この二人には同じ色を感じた。
二人の相性がよいことは見ていた人も同じようで、いろいろツイートされていた。

まあ、素晴らしいの一言。
演技もさることながら、掛け合いも雰囲気も同じ空気感。同じ空間を生きてる者同士の相性。
ほんとにだれかのツイートにあったけれど、FRIDAYされても納得してしまう感じ。

■タイミング

ドラマにはまるのはタイミングだ。ある一つのシーンにくぎ付けになる。きっかけがあるものだ。
それはいつの場合も同じで、過去はまるドラマもそういうタイミングがあった。そこからリピートの嵐になる。

「家族ノカタチ」で私がくぎ付けになったのは、5話だったか、結婚式の集合写真で二人が見つめ合ったシーン。
主役じゃないのに、なぜに写真の背景にならずに見つめ合って目立つ。それも素敵な笑顔で。
おいおいって感じ。

それから静かに、私ははまっていった。キュンキュンだ。
消していた録画が消せなくなった。今では消してしまった話が残念でしかたない。

毎回のナレーションがいやだったという。「大介の心の声」が自分の心の声そのままだったから。
そう、笑顔の鎧をまとう彼も優しい人だ。
毎日に押しつぶされそうな日々もあるだろう。いつもニュートラルでばかりはいられない。

そして、この時期の彼の境遇に重なる言葉が多かった。
彼自身も、見ている人もそれをわかっているからなおさら心に沁みる。

素敵な言葉がたくさんあった。

■笑顔

笑顔についてのナレーション。あれで香取慎吾を思わずにはいられなかった。
彼はいつも口を大きく開けた同じ笑顔をする。
"ザ・香取慎吾の笑顔"だ。
いつも一定のビジュアルを保つ笑顔。

だけど、ドラマの中では、笑顔と言えないような笑顔、片口を少し上げただけの笑顔、作り笑いの笑顔、照れくさそうな笑顔。いろいろ見せた。
それを鎧と表現する。ああ、そうだ。
香取慎吾としても、彼は鎧としての笑顔をまとっているのだろう、と想像してしまうナレーション。
それも、目が離せなくなってしまった理由だろうか。

ドラマのつくりもツウ好み。伏線回収やさりげないインテリアの変化。
表札は両姓が書かれており、彼らは左手に指輪をしている。

想像してくださいってね。はい。ありがとうございました。おもいっきり妄想膨らませます。

■一言

番宣が少なすぎだろ! まだ終わってないのに次ドラマの番宣ってどういうことなんだ? 
視聴率が低いからか? 余計なことをきかれないためか? それとも圧力か?
現場はがんばっていただけに、残念。