ALEX NINO (アレックス ニーニョ)


 フィリピン出身のファンタジーアーティスト。
 1970年代に "1984" 等に作品を発表。 サイケデリックな色彩と自由奔放な画面構成で多くのファンを獲得しました。
 画集やポートフォリオはどれも入手困難で日本ではあまりメジャーな存在とは言えませんが、ニーニョの作品に魅せられた者にとっては、他のどのアーティストとも違うスタイルを持った掛け替えのないアーティストです。


THE FANTASY WORLDS(1975)
ニーニョのカラー作品を集めたポートフォリオ。(8枚組)
2000部限定 サイン入りで出版されました。

カバーの画像だけでは素晴らしい内容がまったく伝わらないので、8枚の内1枚を御紹介します。
鮮やかな色彩のカラーインクで隙間なく塗られた画面は、ニーニョ独特のスタイル。
このポートフォリオに収録されたイラストの内、5枚が旧スターログ(日本語版)で紹介され、日本でもニーニョの存在が知られるようになりました。


SATAN’S TEARS  THE ART OF ALEX NINO(1978)
”サタンの涙”と名付けられたこの画集は、初期のフィリピンコミックス、ペン画、カラーイラスト、スケッチ等ニーニョ作品の集大成とも言える内容で、全300ページの豪華画集です。 1000部限定サイン+ナンバー入り

旧日本版スターログには、巻末に通信販売コーナーがあり、フラゼッタや、ボリス、コーベン等の画集を販売していましたが、その中で(1979年当時に)24、500円という価格でこの本が紹介されていたのを見た時には、1桁間違ってる?と思ったほどでした。
 現在はさらに2倍〜3倍の価格で取り引きされるようになっており、入手しにくいことに変わりはありません。



SATAN’S TEARS に収められている作品から、幾つか御紹介します。

ヒロイックファンタジーの群衆戦闘シーン。
フラゼッタや、バリー スミスも素晴らしい作品を描いていますが、ニーニョも負けてはいません。



異常とも言える色彩と訳の分からないモンスター。
一目で誰が描いた作品か判る強烈なオリジナリティーがニーニョの魅力です。


色彩を抑えた作品でも決してフツーにならないところは流石!


THE DARK SUNS OF GRUAGA(1978)
10枚組みポートフォリオ 1000部限定 サイン+ナンバー入り
10枚で一つの物語を構成するようになっている書き下ろし作品。台詞のない10コマのコミックスといった趣です。
SACRIFICE、BIRTH、ESCAPE、VOYAGE、THE FIGHT、DEATH、というタイトルに合わせて、美しい女性が乳飲み子を抱えて危機からの脱出、航海、戦い、そして死を迎えるシーンを美しく描いています。
全て白黒のペン画ですが、装飾的な線を使用してニーニョ独特の世界が繰り広げられます。



SPACE CLUSTERS
スペースファンタジーコミックス。
ニーニョは単行本作品も意外に少ないようです。

ニーニョの作品を見ることができるサイトは、ほんの僅かです。
リンクコーナーに幾つか紹介していますが、その他にニーニョ関連のサイトを御存知の方はメールか掲示板でお知らせください。
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