神経内科について



   精神科、精神神経科、神経科、心療内科などと混同されがちですが、
   これらは主に、精神的な問題を扱う科です。
   神経内科は精神的な問題からではなく脳や神経、筋肉に問題があり、
   実際に身体に出る症状を内科的に扱います。
   この身体に出る具体的な症状は下の「よくある症状」に掲載していますが、
   まずはこれらの症状の経過や症状
   (いつから、どんな症状が、どういう具合に出てきたのかなど)について、
   その後の検査に必要な大切な情報が含まれますので、じっくりとお聞ききします。
   それから診察を行い、症状の原因となる病気を推察し必要に応じた検査を行います。
   血液検査やレントゲン検査などのほかに
   当診療所では最新のヘリカルCTを導入しています。
   ヘリカルCTとは、全身をらせん状に検索し得られた情報を元に
   身体の断面図や立体像を作成できる装置です。
    
   ↑は実際に当診療所で使っていますヘリカルCTの写真です。
   患者さんが乗ったテーブルをトンネルのような部分内に
   一定の速度で移動させ検査します。
   検査に要する時間は、従来のCTより格段に短くなっています。
   また頭部だけでなく胸部、腹部、四肢の筋肉や骨の診断にも有用です。
   早い精密な検査が可能ですので、その後の迅速かつ的確な処置にもつながります。
   特に血管の立体像撮影は脳動脈瘤や血管の狭窄や閉塞を
   発見するのに極めて有用です。




治療に当たっております主な疾患



   脳卒中(脳梗塞、脳出血)
   パーキンソン病、アルツハイマー病、脊髄小脳変性症
   多発性硬化症、重症筋無力症、多発性筋炎、多発性神経炎
   頭痛(片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛)
   高血圧、糖尿病、高脂血症
   パニック障害、うつ




よくある症状



   頭痛、ものわすれ、しびれ、めまい、手足に力が入らない、ふるえる、
   歩きにくい、ふらつく、言葉が出てこない、ろれつがまわらない、
   ひきつけ、ものが二重に見える、意識がはっきりしない、など

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