■サラリーマンのような給与所得者ではなく、株(投資)のキャピタルゲイン(儲け)や不動産収入や配当・利子所得などで生活できたらなぁと考えている方は多いと思います。
私もその一人です。しかし、資産家の家に生まれたわけではないので、資本となる資産が無く結局は自分の時間や生きがいなどを犠牲にしながら定年までサラリーマンとして生きる方が多いかと思います。
定年まで無事に過ごせるならまだしも、このご時世ではいつ梯子を外されるかわかりません。私は、仕事には基本的に4つの要素があると思っています。1.収入 2.安定 3.やりがい 4.余暇
の4つです。この4つのどれに比重を置くかは個々様々であり、可能な限り自由に選択できるはずです。
私は、収入と余暇にかなりの比重を置き、加えてやりがいがあれば安定は犠牲にしても良いという考えです。
そこで、学生時代から株が好きで元証券会社に勤務していたこともあり、株(投資)で生活することを目標に設定しました。
いわゆる不労所得で生活するにはどうすればいいか、これから考えていきたいと思います。
■さて、基本的に株(投資)で生活するには何が必要かを考えていきたいと思います。
私が考えつくこととして、
1.投資資金
2.投資に必要な知識と儲ける腕
3.投資以外の副収入
4.社会的立場
5.税金対策
6.トレード環境
などなど様々な要素が思いつきます。
■まず1と2ですが、一概にいくらあれば生活できるといった基準は無いと思います。
腕が良い人であれば100万円からでも資金を増やしながら
生活できるでしょうし、例え1億円あっても1年で溶かしてしまう人もいるかと思います。
私は当初200万円から株式投資を始めました。一時は3000万円を超えましたが、今は2000万円弱です。
今は会社勤めを始めたこともあり、証券会社の口座に500万円だけを残し、その他は出金しました。
あと、上昇相場でも下落相場でも勝負できるように、信用取引の口座だけは開設しておいた方がいいと思います。
また、自分の投資スタイルを考え、証券会社のコストを比較した方がいいと思います。
長く使うことを考えたら、手数料のコストはかなり差が出ます。
投資の知識ですが、ある程度本を読んだり詳しい人に聞いたりした後は実践するしか無いです。
最初はバーチャルでもいいし、バーチャル投資サイトなどで練習するのもいいですが、バーチャルと実践では違います。
実際にお金が動いてるという心理面での影響が大きいですし、含み損が日々大きくなっていく恐怖は実践でしか味わえません。
儲けが出るとすぐに利益確定し、含み損がでると明日は上がるとか移動平均線にタッチしたら反発するとか自分の中で言い訳をして、
どんどん損が拡大していくといった悪循環に陥りやすいです。どんなに現在儲けている人がいても、一度や二度はこのような経験をされています。
実践での勉強代が高くつかないように、早く自分なりのルールを決めて徹底することがいいのではないかと思います。
株式投資をするならデイトレードだとか、中長期投資だとか議論する気は全くありません。自分に合った投資スタイルを早く見つけられればいいですね。
要するに、投資の知識や腕は自分で磨いてくださいということです。
■私が結構重要視しているのが、3と4です。
まず3ですが、株式投資だけで生活するということであれば、日々の生活費は投資で儲けた資金を出金しながらということになります。
まだ若く、実家にパラサイトしているならあまり生活費はかからないと思いますが、普通に生活しているなら必ず出て行くお金です。
株で生活するということは、親などに頼らず独立して生活できる環境になりたいというのが私の考えです。
株(投資)で儲ける(生活する)ためには、単利ではなく複利で運用してこそ成り立つと思っています。例を挙げるまでもないかと思いますが一応・・
1000万円を信用取引で、年間40%の利益を得られる腕を持ったAさんとBさんがいるとします。
AさんもBさんも生活費は年間400万円かかるとします。
Aさんは株式投資一本で生活しています。
Bさんは副収入があり、年間400万円の収入があります。
1年後、Aさんは1000万円(元金)+400万円(利益)−400万円(生活費)=1000万円
1年後、Bさんは1000万円(元金)+400万円(利益)−400万円(生活費)+400万円(副収入)=1400万円
2年目、3年目と経過してもAさんの資金は元金1000万円ですが、
Bさんは40%の利益を得られる腕がありますので、2年目1400万円(元金)に対して40%の560万円を得ます。
2年目が終わった時点でのBさんの残高は、
1400万円(元金)+560万円(利益)−400万円(生活費)+400万円(副収入)=1960万円
これを10年間で計算すると、
Aさんはもちろん1000万円のまま。
Bさんは、なんと2億8900万円にもなります。
おわかりかと思いますが、こうも計算通りにいくことはありません。しかし、同じ腕で同じ資金から始めても単利と複利ではこんなに違うことが
わかればそれでいいと思います。そういうわけで、副収入の存在は絶対的に必要と考えています。
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