ストーマ装具の使用レポート&改善
装具の良し悪しを書いたページもあまりないので、あくまでも主観でイレオストメイトとしての使用感を書いています。
さらに最近は、一般品等の中からストマ用途に流用できるものを見つけて、ストマライフの改善・快適化を行っています。
手術を受けた際に使用した装具がコロプラスト社製だったので、この会社の製品を長らく使っている。
どうも初めに何を使うかというのは非常に重要な要素になるもので、あまりころころ製品を変えないのが
この手の商品の特徴ではなかろうかと思う。
とうとう2012年の3月で、長らく使っていた製品が製造中にしなってしまった。次に使う製品を選ぶために、時々試供品を
送ってもらっては試していたが、値段は少々高いが、ようやく以前のものと同程度の使い方ができるようになった。
イレオストミーの場合は、便に含まれる水分は人によってかなり違うのではないかと思います。自分は手術をしてから
かなり長く経つので、水のような時はかなり少ないです。耐久日時はそのつもりで読んでください。
気づかない間に時間は経つもので、はやこのページを立ち上げて10年以上が経過している。あれこれ小物を流用してストマライフを
改善できる事が分かってきてちょっと楽しい気分を味わっているが、そもそも、フランジとパウチの高い基本性能が大前提である。
コロプラストのセーフティーフランジが製造中止になるというアナウンスがでたのを契機に、あれこれ試供品を集めて試したものの、
結局は新製品としてセンシュラ・ミオ2が出るまで定着せず、本当にあう製品に当たるまで時間がかかるものだなと痛感した次第。
ブラバのプロテクティブシールを補強に使う様になり、貼り換えサイクルも伸ばすことができて、面倒が減って非常に助かっている。
自分に合ったストーマ装具が本当に息の長い、安定供給してもらえる製品になることを祈るばかりである。[May. 2019]
メルカリがようやく商品のページにリンクをつないだ
メルカリのシステムが変更となったようで、お試し用のゲル化剤カプセルのページに直接行けるようになりました。
商品が売れてしまうとリンクが変更となってしまいます。更新が出来ていなかったら、ごめんなさい。
もっとたくさん購入したいなどの場合は、カプセル充填機の位置合わせ棒を商品としている下のリンクから、コメントを送ってください。
なお、コンバテック社のダイヤモンド吸収ゲル化剤が欠品になっている為か、依頼が増えており、納期が長くなっています。
少量20個のサンプルを提供するページ
コメントで連絡を取るためのページ
メルカリで、意外といろいろなストマ用品が売られています
Ali-express のカプセルが安価で入手しやすい
iHerbの空きカプセルは設定価格が高く、capsulineは、送料が非常に高い。どちらも使えないと思います。
中国製の食品や医薬品をネットで買うのは品質が心配なのですが、パウチに入れるのなら懸念はないかと思い、
Ali-ExpressでHPMC Capsuleを購入してみました。1000個を1500円程度で買うことができて、非常に安価。ローズマリーオイルを
入れても、まったくひび割れ等は生じませんでしたから、カプセルの品質はNOWよりも良いです。
ただ、配送が貧弱で、到着までの日数が3週間くらいかかります。また、配達中に荷物が追跡出来なくなるトラブルが発生して、再出荷
になったことがあります。日本に入って来たはずの荷物がゆうパックに引き継がれず、行方不明になってしまい、急遽特急扱いの荷物が
再出荷されて、そちらは数日で手元に来ました。(ある意味。やればできる。とも言えます)
価格が安いし送料無料なので、仕方ないと割り切って利用しています。カスセルの入手先として、今のところベスト。
[Update Apr. 2025]
Ali-expressのページ
iHERB セルロースカプセルの供給は、安定してきたようですが、やはり高価格です
Lake Avenue Empty Vegetarian Capsules 750個 2465円:低価格でカプセルも割れない。販売終了となっていますが、再開してほしい。
NOW Foods Empty Vegetarian Capsules 750個 2875円:Cococareのローズマリーでカプセルが割れることがあります。価格が高めだが、供給は安定してきた?
Solaray Empty Vegetarian Capsules 500個 3108円:カプセルは割れませんが、かなり割高。品切れ。
capsuline Empty Vegetarian Capsules 1000個 2600円:送料が割高なサイトですが、ここは比較的安定して売っています。
CAPSULINEのページ
[Update Apr. 2025]
NOW Foodsのローズマリーオイル
Lake Avenue のセルロースカプセルが入手できないようなので、ローズマリーオイルのメーカーを変えたら割れにくいとか
あるのは?と考えて、やや価格が高めのNOW Foodsのローズマリーオイルを、割れやすいNOWのセルロースカプセルに入れて
2週間様子を見ました。結果、3個中1個が割れましたが1weekではなんともなかったので、かなりリスクは低くなっている。
これなら、なんとか普通に使えるのではないかと思います。
ストーマ用ゲル化剤カプセルに入れるオイルによる耐水効果を確認してみた
ゲル化剤カプセルを使い始めて4年程度になりますが、ひばとローズマリーでは、香りのほかにも違いがあって、フランジの
耐久日数が異なっているという印象があります。使用している状態が常に同じわけではないので明確には言えないのですが、
元々ゲル化剤の効果で1週間以上使えていますが、傾向として、ひばオイルの方がさらに数日は長く使えていると思います。
何が差なのか解っておらず、ひばオイルに肌に良い効果があるのか?とか思っていたのですが、この度、フランジの皮膚保護剤
の切れ端(中央の切り取った部分)を使って、水にひばオイルやローズマリーを微量含ませる事で耐水性がどのようになるかを
実験してみた所、効果が見えたので、ここに掲載しておきます。
実験の手法:
@ PET素材の容器にフランジの皮膚保護剤の切れ端を貼り付けて、そこに2ccの水を入れて密封して、1week放置します。
この時、ただの水、ローズマリーオイルを1滴(0.02ccくらい)を加えたもの、ひばオイルを1滴加えたものの3種用意。
A 1week後に、水分を吸収した皮膚保護剤に、どの様な変化があるかを確認しました。
結果:
水に1week接していた為に、「水のみ」と「ローズマリー」は接着力が低下して、比較的容易に剥がれてしまう状態となって
おりましたが、「ひばオイル」は比較的強い粘着力を維持していて、この差がフランジの耐久日数の差になっていたと思います。
ひばオイルは、ローズマリーよりも油っぽい液なので、皮膚保護剤のペーストと相性が良いとか、水を弾いてくれるとか、
何らかの効果があるように感じました。
自分としては、ひばの香りの方が好みなのですが、メルカリではローズマリーの香りの方が人気がありますので、この結果を
いうと、困ってしまう人が出るかもしれない。どうしよう・・・。
実験の写真:
初期状態はこのような感じになります。容器に皮膚保護剤を2枚それぞれ貼り付けてみました。
1週間後の写真:左から、水のみ、ローズマリー、ひばオイルの写真となります。
容器に張り付いていた皮膚保護剤は、端から水を吸って膨れていますが、どれもはがれてはいません。
「水のみ」と「ローズマリー」は白く膨れたところとそれ以外の部位がかなりはっきり別れており、ひばオイルは全体がやや白くなっている印象です。
上からの写真では、差がわからないので、皮膚保護剤をPET素材の容器からはがしてみました。
PET素材容器の接着面の写真:左から、水のみ、ローズマリー、ひばオイル
ちょっとわかりにくいですが、「水のみ」と「ローズマリー」は比較的剥がれやすくて、「ひばオイル」は粘着性がかなり残っている感じでした。
そのため、容器の接着面に「ひばオイル」のみ、全体に白っぽく跡が残っており、さらに、きれいに剥がす事ができず、一部が残ってしまいました。
剥がした保護剤の裏面の写真:左から、水のみ、ローズマリー、ひばオイル
剥離面を見ると、「水のみ」と「ローズマリー」は比較的つるつるの状態で剥離しており、きれいに光を反射しています。「ひばオイル」は無理やり剥がした
際に力を掛けた影響か、表からの写真で白濁していた様に見えていた時からそうなのか、はっきりしませんが、剥離面に光沢がなく、強く容器に張り付いた状態
を維持していたように見えます。水分が接着界面に入り込んでいない状態に近い可能性があり、追加で、水のない状態で放置した結果とも比較したい所。
[Update July. 2023]
水がない場合の追加確認
水がなかったらどうなるのかを確認するために、同じ皮膚保護剤の切れ端を同じPETの容器に貼り付けて1week放置してみました。
当然ながら剥がすのはかなり力をかけるので容器には跡が残っていますし、剥離面も光沢のないざらざらした状態になっています。
水があった時の「水のみ」と「ローズマリー」は接着界面に入り込む水分が比較的多く、「ひばオイル」はやや少なかったと考えられます。
フランジの耐久日数がひばオイルでやや長くなる傾向は、この差が影響しているのかなと思います。
[Update Aug. 2023]
ゲル化剤カプセルのバルーニング対策効果の検証
水が入った時のバルーニング初期状態
1時間後の状態
3時間後
7時間後
16時間後
ゲル化剤カプセルを使っている実感として、吸水ポリマーによる就寝時のガス抜きフィルター機能の回復効果は確かにあるのですが、
ここで紹介する方法を思いついていなかったため放置しておりましたが、パウチとフランジの間に食品用ラップを挟み込む事で
パウチ内に空気と水を入れて密閉できると思いましたので、50cc程度の水を入れた後に吸水ポリマーによってゲル化した状態で
ガス抜きがどの程度できるのか、確かめてみました。
まず、50cc程度の水と空気と吸水ポリマー1カプセル分程度を入れてぱんぱんに膨れたパウチを作ります。
これにちょっと圧力がかかるようにおもりを載せて時間を追ってどの程度で内部の空気が抜けるのかを調査してみました。
思った以上に空気が抜ける速度は遅くなっていましたが、圧力が高い、ぱんぱんの状態は1時間程度で脱しています。
そのあとの抜け方は非常にゆっくりで、7時間あれば半分くらいは抜けている感触。16時間後には完全に抜けていました。
まったく汚れていないフィルターだと、概ね1時間で完全に空気が抜けていましたので、ガス抜きフィルターの初期性能は非常に
高い様ですが、少しでも濡れたり汚れたりした後は、大幅に性能が落ちるものなのだなと実感しました。
乾燥状態では1時間でガス抜き可能。
就寝時にゲル化剤を使って、ガス抜きフィルターの周囲の水分を吸収するのは非常に効果があるので、ぜひ、試していただきたいです。
注意点としては、ガス抜きフィルターの近くにゲル化剤がないと効果が出ないので、寝る前にパウチの外からぐりぐり押して、ゲル化剤を
ガス抜きフィルターの近くに移動させる必要があります。ちょっと面倒ですが、ひと手間かける価値はあります。
[Update Mar. 2023]
iHerbの新しいセルロースカプセル Lake Avenue
新しくiHerbで販売しているセルロースカプセルの紹介です。
コロナになってから、セルローカプセルが非常に高価になったのですが、このプライベートブランド商品は以前と同じ価格でお得です。
NOW Foodsのカプセルは、ローズマリーオイルを入れると割れる場合があり、使用を控えておりますが、こちらはそのような問題は
ありませんでした。iHerbのサイトでは、ビタミン剤等を売るのが本業なので、それを詰めるカプセルが割高なのは困ると思ったのか、
少し前と同じような価格になっているのでありがたいです。
[Update Jul. 2023]
ストーマのバルーニングと消臭対策:ガス抜きフィルターのケアが重要
最近の高機能のパウチには、ガス抜きフィルターがあります。このフィルターはゴアテックスが使用されていて、気体だけは
通過する特性を持っているため、パウチ内にガスが溜まってパンパンになってしまう、所謂、バルーニングを防止してくれます。
水様便の場合は、就寝時はガス抜きフィルターの内側が常に濡れている状態になるため、その効果が発揮できませんでした。
しかし、就寝の前にゲル化剤カプセルを2個入れて、フィルターの近くでカプセルを砕くようにしたところ、内側の水分を吸水性樹脂が
除去してくれるため、フィルターがよく働くようになり、バルーニングの防止効果がかなり高くなりました。
通常はこれで良いはずなのですが、ランニングコストを下げたいし、パウチの交換も面倒ですので、5日程度そのまま過ごしてしまうと、
活性炭の効果もなくなって、ガス抜きフィルターから排泄物の嫌な臭いがするようになってしまい、ちょっと困った事に。
そんな時に役に立つのは、やはり「消臭家族 おしっこ・うんち専用」です!! 1日に数回、消臭液のスプレーをガス抜きフィルターの
前面に吹き付けると、かなり臭いが軽減されます。悪臭成分がガス抜きフィルターを通過してくる前に分解されている様に思います。
吸水性樹脂と消臭スプレーとガス抜きフィルターは、かなり良い関係にあると思います。機会があれば、ぜひお試しください。
[Update Feb. 2021]
ストーマ用ゲル化剤カプセル作成のための、カプセル充填機の使い方
以前使用していたカプセル充填機がぼろくなってきたので、耐久性の高そうなアクリル製の11x17穴の充填機を購入しました。
これを機会に、自分が思っている範囲で、吸水性樹脂粉末をカプセルに詰める方法の説明をしておきます。
飲み薬ではないものを作っているので、一般のカプセル充填の方法とは違っていると思いますので、その点はご理解をお願いします。
カプセル充填機は、何種類かのパーツでできていますが、名称は以下で説明します。
・ボディプレート :ばねで上下する穴の開いた板のあるパーツ。カプセルの本体を入れるところになります。
・キャッププレート:浅い穴の開いたパーツで、カプセルの蓋を入れるところになります。
・中間プレート :ただの穴が開いているだけの板に見えますが、裏表で穴の大きさが違うので要注意です。
以下は、購入した充填機一式には含まれていないもの。
・焼きそば用のコテ:充填機付属のプラスチック製のスプレッダーで樹脂粉末をこすると静電気を帯電します。金属製の方が良いです。
・位置合わせ棒 :中間プレートとボディプレートの位置を合わせる棒があると便利。私は、3Dプリンターで自作したものを使っています。
(コメントを頂いたら、メルカリでお譲りすることもできます。ゲル化剤に同封するなら無償でOKです)
@ まず、ボディプレートとキャッププレートに、カプセル本体と蓋を詰めます。本来はあまり手で触らないように使う別の
パーツがあるのですが、上下逆に入ったり、穴が全部埋まっていなかったり、イレギュラーな事が起こるので、手で順番に
はめた方が無難です。カプセルが透明だから、上下逆とか非常にわかり難いですしね。
Aボディプレート上に樹脂粉末を撒いて、焼きそば用のコテ(金属)で穴に充填します。プレート上に粉末ができるだけ残ら
ないようにすると、あとで蓋をはめるのが楽になります。粉末がプレート上に多数残っていると、粉を噛んで蓋をはめるのが難しくなります。
また、ハーブ等の液を垂らすなら、粉末をカプセルに詰めた後のこのタイミングがよいと思います。濡れてしまうと、粉末がカプセルに
十分入らなくなってしまいますので。
B次に、キャッププレートに、中間プレートを載せます。この時、中間プレートの大きな穴がキャップ側に来るようにします。
中間プレートの小さい穴はカプセル本体の径までは通りますが、蓋は通れません。そのため、中間プレートを裏表逆にすると
蓋が穴に入らなくて、浮き上がった状態で使うことになってしまい、中間プレートの位置を蓋に合わせることができません。
CボディプレートにBで重ねた中間プレートとキャッププレートを載せます。
この時、位置合わせの棒があると、中間プレートの位置を正しくボディプレートに合わせることができるので、失敗が減ります。
ポイントは、ボディプレートから少し飛び出ている高さにすること。高さが高すぎると、キャップを押し下げたときに本体と
蓋がうまく結合するところまでプレートを下げることができなくなるので、太さと長さの両方を調整する必要があります。
D位置を合わせた後は、上からプレートを押して、カプセルに蓋をはめます。ここは、今でも、一番緊張するところです。
ボディプレートのばねを押し下げてカプセル本体と蓋を結合させた写真は上図左のようになります。
プレートを下げても完全にはカプセル本体と蓋ははまっていません。カプセルの上の方にも若干隙間が空いています。
このまま使用すると、蓋が外れてしまう可能性もあります。
Eボディプレートを手で押し下げてながら、1個ずつ、カプセル本体に蓋を押し込んでいきます。
押し込んだ後には、カプセル内の粉末の隙間はほとんどなくなります。
ちょっと面倒なのですが、これをしないと、蓋が本体から外れてしまい、粉末がこぼれて大変なことになる可能性大です。
F完成したカプセルをプレートから抜いて完成です。
[Update Oct. 2020]
メルカリのストーマ用ゲル化剤のページ
メルカリでゲル化剤のサンプルを売るようになって、1年以上経過しましたが、困ったことが一つあります。
ページがあまり長期間保存できていなくて、消してしまうと、「その商品は削除されました」とかになって、
継続的に販売しているものに対しては、有効なリンクにならないことですね。本来はフリマなので、仕方ないですが。
なので、ここにもリンクになるものを配置してみます。 メルカリのストーマ用ゲル化剤のページ
話は変わりますが、コロナの影響か、iHerbで購入していたNow Foodsのカプセル(Vegitarian Capsules)が、8月くらいから品切れ状態です。
ないと困ってしまうので、SOLARAYとかいう別ブランド(ガンダムに出てきそうだ)のカプセルに変更していますが、モノとしては同じ、
袋の中で上下のキャップが外れているものが皆無で、やや品質管理が良いかな、という感じで違和感なく使えます。
ただし、500個で1400円くらいするので、NOWより少し高めです。
こちらは、時々在庫切れになっていますが、数日で復活するので、なんとかなりそうです。
Capsulineというサイトもあるのですが、カプセルの単価は1000個で1800円と安いものの、
USからのFedex送料が2500円くらい取られてしまうので、無茶苦茶高い。かなりの大量購入でないと難しいかな。
国内のセルロースカプセルの価格が下がってくれるとよいのですが、1000個で5000円とかいう価格では、勝負にならない。
[Update Sep. 2020]
ハーブオイルはセルロース・カプセルに影響を与えるのか? 追加情報
以前から、特に強い圧力がかかったわけでもないのに、なぜかカプセルが割れることがあったのですが、よくよく見ると、ラベンダーが壊れているケースが
とても多いことがちょっと前にわかりました。ハーブオイルを買ったときには、カプセルに影響がないか確認していたのですが、溶けるかどうかを見ていた
だけで、そのカプセルが前と同じ強度を持っているか、とかを確認した事はありませんでした。試しに、セルロースカプセルにラベンダーオイルを入れて、
数分待って、指で縦横に圧力をかけてみると、あっさりと、非常に簡単に割れてしまいました。こんなやられ方もするのか。。。。
新しいハーブオイルを買ったときは、溶けるとか以外に、カプセルがもろくなる事にも気を付けてチェックする必要があるようですね。
ということで、大変良い香りなのですが、ラベンダーをストマ用のゲル化剤カプセルに使用するのはやめることにいたしました。
セルロースカプセルとの相性が悪いだけで、もしかすると、ゼラチンカプセルは大丈夫かもしれませんが、素材がないため未確認です。
写真は通常のLavenderですが、以前使っていたSpike Lavenderも同じ傾向だったので、ラベンダーオイル全般の性質かなと思います。
結局、現在のお気に入りのオイルは、以下の2種類になっています。意外と適性の高いものは少ないですね。
ヒバ精油:落ち着いた香りで消臭効果大
ローズマリー:強めの香り。消臭効果も一番と思う
[Update May. 2020]
補修用ペースト+吸水性樹脂の効果
イレオストミーの方は分かっていただけると思いますが、面板の皮膚保護材は水様便などによって内周から粘着力が落ちてきて交換する事になります。
皮膚保護材の粘着力が落ちてしまう最大の原因は水が浸入することだと思っていますが、面板と皮膚の間に侵入した水分を除去する事は実質的には不可能。
と、思っていたのですが、吸水性樹脂と補修用ペースト(今回は、コロプラストペーストを使用)すると、結構回復できそうな印象です。
左の写真は、5g程度のコロプラストペーストだけと、同量の吸水樹脂粉末を練り込んだペーストを準備したところです。
ペーストは元々かなり粘着力のあるものなのですが、樹脂粉末を入れるとパサついて粘着力は低下します。ただし、まとまらないわけではありません。
中央の写真は、1ccほどの水をスポイトで垂らしたのち、40秒ほど待ったところです。ペーストは元々水に溶ける傾向があるので、吸水性樹脂が溶け出して
ガンガン水を吸い上げます。40秒ほどで水滴はなくなってしまいました。
CP-1を混ぜたコロプラストペーストを、ストマとフランジの隙間に塗り込むと、やや剥がれ気味になって、痒み等が出てきたものが、結構調子よくなるのです。
粘着力が低下してきたフランジの内側に侵入した水を、樹脂が吸い上げる事で低下した粘着力が回復するからではないかと思っています。勿論、水分を吸い出して
くれるのをじっと待っている訳ではなく、フランジの上から手で圧力をかけて、内側の水分を押し出しています。従来は、ペーストで外部からの水分の侵入を
防ぎながら水分を押し出したとしても、それを吸収する速乾性がなかっため、どうにもならなかったのですが、CP−1を混ぜる事で状況は一変しました。
ゲル化剤カプセルで水様便を凝固させて、面板の劣化を防止するだけではなく、劣化した粘着力まで回復させることが出来そうとは、なんと素晴らしい!!
もっと吸水性ポリマーの有効活用の方法を周知しなくては。勿体なくて仕方ないです。
なお、ちなみに、通常のペーストだけでも、30分ほど放置しておくと水分を吸収してブヨブヨした感じになって、周囲の水滴はなくなりました。
一応吸水効果は有った様ですが、この吸水速度では面板内部の水分を吸い上げてもらうのは無理ですね。30分もフランジを押さえて待っていられない。。。
[Update Nov. 2019]
吸水性樹脂顆粒状 CP-1 の取り扱い説明書
メルカリ等でストーマ用のゲル化剤(凝固剤)をサンプルとして配り始めて、そろそろ半年になる。
はじめは4月に出品開始したものの、一向に購入希望の方は現れず、実際に買う人はいないよな、と思っていたものです。
その後、急に売れ始めてしまい、これまでに28件のゲル化剤販売を行っています。意外と多いと思います。
6月:7件
7月:9件
8月:1件
9月:5件
10月:5件
11月:2件(9日時点)
吸水性樹脂の取り扱い説明書なども掲示しておいた方がよいかと思いますので、アップロードしておきます。
何かの際には、こちらをご参照ください。
[Updates Nov. 2019]
ハーブオイルはセルロース・カプセルに影響を与えるのか?
どうもクローブがカプセルを弱くしている様だと気づいて、果たして、今まで使っていたオイルもすべて影響ないと言えるのか?と
いう疑問が湧いてしまったので、手元にあるハーブエッセンシャルオイルを、全種類カプセルに入れて一晩様子をみてみた。
倒れるとキャップと本体の隙間から漏れてしまう可能性があるので、全カプセルは両面テープの上に立てた状態で確認を実施。
チェックしたハーブオイルは、ユーカリ2種、ヒバ精油、ラベンダー、ローズマリー2種、そして、クローブの計7種。
オイルを入れて約2時間で、クローブはカプセルに見事に穴が開いてしまい、最終的にはカプセル下部は完全に溶けてしまった。恐るべし。
カプセルがふにゃっとして来ていたので、軟化する程度かと思っていたが、液状のオイルだとここまで溶けるか!という感じで、驚きました。
それ以外のオイルでは、一晩放置でも、見たところ変化なく、問題ない様です。次から、新しいオイルを買った際には、チェックしないとね。
スパイク・ラベンダー: ラベンダーの花の香りよりも、はるかに強い香りで、想像以上。よくトイレの消臭で使用しているだけあって、
マスキング効果は高そう。消臭効果はちょっと疑問だが、ほとんど便の臭いは分からなくなっている。
オイルは粘度が低く、透明で浸透性の良いものであった。ちょっと爽やかすぎるが、継続的に利用したい。
結局、現在のお気に入りのオイルは、以下の様になっています。
@ヒバ精油:落ち着いた香りで消臭効果大
@ローズマリー:強めの香り。消臭効果も一番と思う
Aラベンダー:強く爽やかな香り。臭いは、まったく気にならない。
Bユーカリ:子供用風邪薬の香りがちょっと好みではない。消臭効果は他の3種よりもやや弱い印象。
使用不可:クローブ、レモングラス、オレガノ (残念ながら、半分はNGになってますね・・・)
新しくレモングラスとクローブを試してみた
消臭効果のあるハーブエッセンシャルオイルを調べていると、レモングラスとクローブも時々出てくるので、これも試してみたくて
入手してみた。買ってみると全然はずれもあれば、あたりの時もあるというもので、まさに、クローブはあたり、レモングラスは
大外れでした。
クローブ:かなり木の香りの強いハーブで、粘度が高くとろみのあるオイルでした。消臭効果もかなり高い印象です。
ローズマリーのような強烈な主張はないですが、ひばオイルよりは自己主張が強めです。自分的には好みの香り。
これは常備してもよいオイルかなと思ったのですが、ちょっと問題があることが判明しました。
カプセルがどうも非常に弱くなっているようです。オイルを入れたキャップの側だけ、カプセルが妙に柔らかくなりひび割れも発生。
いいオイルを見つけたと思ったのですが、少なくとも、セルロースカプセルとは一緒に使えない様です。
レモングラス:本当にレモンのような香りで、それ自体のにおいが強いのですが、あまり消臭にはなっていないと思います。
困ったことに、このオイル、プラスチックを侵食します。カプセル充填機のプラスチックが少し溶けてしまった。
そもそも、パウチも多数の樹脂素材を使っているので、万一侵食されたら大変。想像するだけで寒気がするので、
速攻で破棄してしまいました。無駄なものを買ってしまった。皆様も、レモングラスはご注意を。
[Updates Oct.2019]
ハーブオイルを添加する方法
いまだにこの方法がベストとは思っていないのですが、ハーブオイルを混ぜるには、カプセル1個づつ、地味にスポイトで1〜2滴
垂らして作っています。CP-1は油は吸わないので一気に混ぜてしまうことも試したことがあるのですが、サラサラ感がなくなってしまい
右の写真の様に、詰めたつもりが全くスカスカになってしまう事があります。これを防ぐためにカプセル充填機には上から粉末を押し込む
乾山の様な棒が出ている道具があって、粉を上から押し込むこともできるのですが、如何せん、プラスチックの棒とポリマーの粉末が静電気を
帯びていると棒に付着してしまったりするので、これが使えません。ヘラは金属の焼きそば?用ので代用できているのですが。。。
使っているスポイトは、プラスチックの使い捨ての容量1mLの物です。アマゾンでスポイト100本買って1000円しなかったと思います。
使い捨てなのでオイルが汚れる懸念もないし、複数のオイルが混じってしまう問題も起きません。このスポイトに問題はないのですが、
でも目が疲れるしイマイチなんですよねー、このやり方。。。 やれやれ。
[Updates Sep.2019]
ゲル化剤カプセルの大量作成に「カプセル充填機」 購入してみた
ゲル化剤カプセルを自分で作って自分で使っているだけなら、あまり大掛かりなものは買う必要なかったのですが、
メルカリで売れている数が意外と多くなってきたので、それなら一層のこと、まとめて100個つくれる道具を使ってみようかと
写真のカプセル充填機をアマゾンで買うことに。使い方がよくわからなかったものの、YouTube等にある使い方のビデオを
見てみると、意外と簡単にできそうだったので、2000円くらいなら失敗しても良いかとめでたく購入。
なんか、薬剤師さんごっこみたいで、ちょっと楽しい。
使ってみると、ちょっと粉が机にこぼれるとか問題もありますが、まあ、500個くらい作って本体とキャップのかみ合わせが
うまくいかず1個ダメになりましたが、ほかの問題はありませんでした。大変楽に作れます。
使い方は、
@カプセル本体とキャップを分離して、それぞれのトレーに並べる。(ちょっと面倒でも、1個づつ並べてます)
A本体トレーの上にポリマーの粉をまいて、へら?のような物で広げる。はみ出しがないようにきれいにする。「左の写真」
Bローズマリーやひばオイルをスポイトに取ってカプセルに1〜2滴たらず。
Cカプセル本体の径より少しだけ穴が大きいオレンジのトレーを間に挟んで、キャップのトレーを本体トレーに被せる。
(このオレンジの穴はキャップの径よりは小さいので、下向きにしても落ちてこないのです。よくできている)
D上から押さえつけて本体とキャップを連結する。「真ん中の写真」
Eキャップのトレーを取ると100個のカプセルが顔を出す。
F仕上げに、1個毎に手に取って緩みがないように押し込んで完成。「右の写真」
という感じで、100個作るのに45分くらいかかるかな。オイルを垂らすのがちょっと面倒ですが、効率よく作れます。
ちょっと困るのは、プラスチック製のへらが静電気を帯びてしまいCP-1の粉が吸い寄せられてしまう。
金属製のお好み焼きのへらとかをゲットしなくては、と思っています。
あと、使った後、キレイにするのも帯電の影響で一苦労です。この辺りは、本来の使い方ではないから仕方ないかな。
[Updates 2019.July]
青森ひば精油も、とてもストマに消臭効果がありました。香りも落ち着いています。
ローズマリーのエッセンシャルオイルを補充するのと同時に、他の香りも試したいと考え、以前から気になっていたヒバの精油を購入しました。
まな板に使っているので悪い匂いではないのは分かっていましたが、精油はほんとにやや濃い材木の香りですね。殺菌効果と消臭は関係ないと
思うのですが、介護関連のHPでひば精油による消臭効果が紹介してあったので試してみたのですが、はい、これも大変効果大です。
自分の勝手な好みでは以下のイメージ。ローズマリーの方が消臭効果は若干高い気もしますが、ひばの落ちついた香りが良いと思います。
@ ひば精油
A ローズマリー(鼻の差)
B ユーカリ(半馬身)
ローズマリーも、ヒバも、とても効果的に排便時の臭いを消してくれていますので、ぜひ試してみてもらいたいです。
ストマ用ゲル化剤カプセルに消臭効果のあるハーブオイルを入れてみると、本当に臭いが消えます!!
元々、ゲル化するだけでも排便時の臭いはかなり抑えることができていますが、習慣的にスレブレスの粒を入れていました。しかし、よくよく考えると、スレブレス
のコストは、ほぼゲル化剤のコストと同じくらい高くて、1粒で4円くらいしています。なんとなく馬鹿らしくなって、試しに消臭効果のあるハーブエッセンシャルオイル
をカプセルに入れてみようかと思って、購入してみました。
選んだのはオレガノ、ローズマリー、ユーカリラディアータの3種です。ユーカリはペット臭やたばこの消臭、殺菌作用があるようなのですが、皮膚刺激も強いとの事なので
低刺激と書かれていたラディアータ種を選択。ローズマリーもWebを見るとかなり消臭効果が期待できそう。オレガノは抗菌作用等で取り上げられている場合が多いのですが、
メチルカプタン等の悪臭成分に対する消臭効果があるとの情報もあったので、試してみることにしました。
どれも1本1000円弱で、オレガノ以外は30ml入っています。カプセルに1〜2滴たらすだけなので、かなり安上りになります。このオイル、いつなくなることやら・・・。
使ってみた結果と感想ですが、
オレガノ:オレガノ自体の香りが強くてちょっと敬遠してしまう。オイルが濃いのか凝固しにくくなる印象もあります。1滴よりも少なくならないのが難しいところ。
ローズマリー:確かに便臭を消す効果があって、意外とローズマリーの香り自体は穏やか。大変良好です。この中では一番好みかなという印象
ユーカリラディアータ:これも消臭効果はとてもありそうですが、風邪薬を連想させる香りがちょっと好みではないかな。いい香りなんですけどね。
正直なところ、「消臭と言っても、ただのマスキング(他の香りで嫌な臭いを目立たなくするだけ)なんでしょ?」程度に思っていたのですが、いやいや、これは本当に臭わなく
なっています。驚きました。いろいろと半信半疑で疑って掛っていましたが、ハーブの効力に関して根本的に考え直す必要あります。目から鱗が落ちるとは、この事です。
大げさではなく、本当に、小さな子供に「パパのトイレの後くさーい」なんて言われることもなくなります、これは。もっと早く、子供が大きくなる前に、知りたかった・・・。
他にも試してみたいハーブ等は幾つかあるのですが、この3本がなくなるまで1年くらい掛かりそうなので、気長にやるしかないですね。ランニングコストが低すぎるのも考え物?
あと、ハーブオイルは血行促進作用があるので高血圧の方は気を付ける様にとの事です。確かに、ストマは粘膜が露出しているので、有効成分が血管に吸収されてしまう
可能性は高いです。気のせいかもしれませんが、オレガノを入れたカプセルの場合はお腹のあたりが温かくなる感じがあります。ほんの1滴ですが、ハーブの効果恐るべしです。
逆に、こういう影響があったりするから、製造責任を負う必要のある充填機からは、ハーブを使った消臭効果のあるゲル化剤などは発売できないのかもなと思います。
吸水ポリマー+飲み薬カプセル+消臭ハーブという、ありきたりの物のチョットした組み合わせでストマライフが本当に改善すると思います。ぜひ、大勢の方に知っていただきたい。
ストマ用ゲル化剤カプセルのサンプル配布
ゲル化剤+消臭ハーブが結構使えることが分かったので、ご存じない方に知らせる努力はしてみようかと思って、フリマアプリのメルカリを使って、サンプルを配布して
みようかとページを作ってみた。それなりにストマ用品も取引されているようで、ゲル化剤もたまに出品・落札されているようである。こんなに高いのに・・・・。
自作の紹介ついでのサンプル配布のふりをしているが、まあ、実際には購入依頼なんて来ないだろうとタカを括っていたら、突然購入されてしまって、発送手続きとかで大慌て。
また、商品が売れてしまうと折角の紹介用のページも見えなくなってしまうので、再度、新しい写真を取り直してアップロードをし直すことになりました。やれやれ、と思ったのも
束の間、また購入依頼が来てしまって。。。まあ、興味を持っていただけるのは大変嬉しい事なのですが、準備をもう少しきちんとしておかないとダメかなと痛感。
元々はメルカリの中での配布を想定していたのですが、全く初めての取引の方から依頼が来たりしており、一般の検索サイトで見つけた方も購入に来られているようで、驚きです。
個人的にHPで情報発信をしているのでは分からない、見てもらいたい人にちゃんと見てもらっているという感覚が楽しい。自分の周囲にオストメイトがいた例はないですからね。
なお、メルカリ等では、相手の住所や氏名を記載せずに荷物を送ったり受け取ったり出来ることから、この手のプライバシーに関わる商品の取引も行いやすいです。よくできてますね。
[Updated 2019.June]
イレオストミー・ストマにゲル化剤 吸水性ポリマー CP-1 【安価なゲル化剤カプセルの自作】
昔から、ストマに入れるゲル化剤を一度試してみようと思っていたのだが、どう考えてもランニングコストが高い事から、ほぼ使う事はないと考えていた。
100個で4000円くらいしているので、1日に3回使えば120円で、フランジの交換頻度が改善したとしても、1週間で800円とか掛かっては意味がない。
しかし、最近は災害時のトイレ対策等が注目されていたりするので、ゲル化剤(凝固剤)の粉末が通販で容易に入手できるようになってきた。そこで、
ゲル化剤の粉末をを購入して効果を試してみた。粉末のままでは持ち歩くこともできないため、一緒に薬を飲むときに使う、ゼラチンカプセル容器と
カプセルに粉末を入れる際に使用するピンセットのようなものを同時に購入。
今回購入したポリマーは、「高吸水性樹脂CP-1」という商品です。アマゾン等で購入可能。1000円/500g程度でとても安価です。ゼラチンカプセルは#00の1mlサイズ。
試しに一粒のCP-1(乾燥状態では顆粒状です)に水を吸わせた結果を写真にしました。300〜500倍の水を吸うというのも頷けます。吸水後はゼリーのような手触り。
人体に無害な「アクリル酸重合物ナトリウム塩」を主成分としていて、紙おむつの吸水部にも使用されているとのこと。パウチに入れても問題はなさそうです。
パウチに入れた結果、一般的にイレオストミーの便がどの程度のpHか分かりませんが、今回購入したCP-1はうまくゲル化しています。ゼラチンカプセルも溶ける
のに10分くらいかかっていますが、問題なく溶けますので、持ち運びも普通にできそうです。使う分量ですが、製品として売っている物は2g程度のようですが、
1gでも多すぎました。0.5g程度が妥当な感触で、購入した500gで1000回分くらいになる計算。便に含まれる水分量に応じて、使う人が調整できるようにした方がよさそう。
カプセルは、アマゾンで見る限り、大量に買うと1800円/1000個なので、たったの2800円で1000個ゲル化カプセルが自作可能です。ピンセットも1200円程度で、あると便利。
ちょっと手間はかかりますが、安上りですし、快適に使える自分に合った分量を測ってゲル化カプセルを自作するのが良いかと思いますね。
この程度の手間と出費で、水様便で皮膚保護材が劣化するのが防止できるなら、非常にありがたいと思います。長期で使って効果を確認すべきかな。
ストマに入れる時の手間が省けるので、ゼラチンカプセルに一緒にブレスケアの粒も入れています。大きさ的には#00位が丁度いい感じだと思いますね。
ちなみに、CP-1の説明書には、水洗トイレに流すと配管詰まりを起こすので流さないでくださいと書いてあります。写真で見てもわかるように非常に膨張率が高いので、
大量に流したら、確実に問題を起こすと思います。そのため、使用量はパウチの中の便がゲル化する程度に抑える様に気を付ける必要があります。

薬を飲むカプセルにはいくつか種類があったので、試しに、新しくHPMC(ヒドロキシ・プロピルメチル・セルロース)カプセルを購入。ゼラチンよりもちょっと
値段は高めですが、最終的には大量購入するだろうから特に気になりません。注目していたカプセルの強度・精度は問題なし。溶け易さは、明らかにゼラチンよりも
よくて、半分以下の時間で、綺麗に溶けてくれます。どちらも透明なカプセルを買っているので、殆ど区別はつきませんが、セルロースカプセルの方が優秀。
次買うときは、HPMCカプセルを1000個だな。ちなみに、透明なカプセルを選ぶのは、粉末を充填する際に、どれだけ入っているかを目視で確認するため。
予め一定量に小分けされた薬を入れる訳ではないので、カプセルは透明でないと、どれだけ入っているか分からなくて困ると思います。
その後、HPMCカプセルの入手が意外と難しいことが分かりました。国内の販売は大量パッケージの透明カプセルなし。楽天では00号は扱っていない。アマゾンの輸入品は送料が高い。
いろいろ見て海外のサイトから直送してもそれほど高くないところを探しました。植物性なので、ベジタリアン向けのカプセルと言うらしい。
empty Vcaps 00 iherb 等で検索すると見つかります。別途記載のハーブエッセンシャルオイルも、このiHerbのサイトで購入できます。
ちなみに、価格調査をしてみて改めて値段の差に愕然としました。
【一般の市販品を組み合わせてゲル化剤カプセルを自作した場合のランニングコスト】
吸水性樹脂 CP-1 :4500円/4Kg 2g使用する前提で、2.3円/回
HPMCカプセル(Vcap):1900円+送料800円/750個 1個に1g入るので、4.5円/回 合計して7円/回です。あとは、消臭用のハーブオイル等も1滴加える事を
是非お勧めしますので、1000円/1000個くらい?を加えると、9円/回というところですね。手間は少しかかりますが、一桁違ってます。本当は、2gも要らないですが・・・
【市販のストマ用ゲル化剤のコスト】
ダイヤモンド消臭:4100円/100個 350cc 41円/回
イレオゲルプラス:4300円/45個 300cc 96円/回
Aキャッチ :1650円/50枚 600cc 33円/回 試供品を使用しました。紙に粉末が挟んであって、非常に使いにくかった。
シェルターゲル :3500円/30gx4 300cc 58円/回 顆粒の入った瓶? 持ち運びはどうするのかな?
パフォームジェル:3900円/60個 65円/回
Updated on May.2019
ストマの消臭に「消臭家族 バイオ消臭剤 はるかに効く!」 おしっこ・うんち専用
センシュラ・ミオ+プロテクティブシールを使うようになって、ストマの交換サイクルが平均すれば10日程度になったこともあり、臭いが気に
なって交換することが多くなって来たように思う。ブレスケアを使うとかなり軽減はされるのだがそれでもやはり気になるときはあって、本格的な
消臭効果は排便回数の多いイレオストミーでは無理なのかなーと思っていました。
しかし、世の中には介護用品も含めれば、様々なグッズがあるので、中にはすごい効果の消臭剤があるかも、と思って新しいものを買ってみました。
今回、アマゾンで購入したのは、ユニバースの消臭家族 おしっこ・うんち専用。500mlで 1800円程度。デオールスプレーの半額くらい?の安さです。
限られたユーザー向けのオストメイト用のアクセサリーに比べると、本当に安くなっています。競争原理の賜物です。利用しないのは勿体ない。
バイオ消臭剤と銘打っているだけあって、微生物の効果で臭いの元を分解するようです。分解するターゲットの名前がそのものズバリで、期待大?
ストマの中に噴霧して大丈夫か?という気もしましたが、トイレ回り、寝具、いす、カーペット等の直接肌に触れるところに使ってよいと書いてあ
るのでおそらく大丈夫かと思って使っています。人やペットには直接スプレーしないようにとの事なので、直接かけるのはNGの様です。
それにしても、成分が複合微生物、酵素、界面活性剤 の3種類って、何なんでしょう。全然、説明になってなくない?と突っ込みたくなってしまう。
使ってみた感想は、かなり効いている感じです。スプレーするとほんのり優しい香料は香るけど、鼻につく匂いは皆無。別の香料で上書きするような
タイプとは全く違いますね。続けて使っていると効果が高まるように書いているのですが、パウチの排出口から7〜8回スプレーしているだけで、
こんなに効くものかな?と不思議になるくらい、臭いがなくなっています。バイオ消臭すごいな。微生物って書いてあるけど、便に残っている消化
酵素とかですぐにやられちゃうんじゃないかと思っていたが、意外と大丈夫なタイプなのか?? とにかく、効果に関してはおすすめですね。
あとは、メーカーの想定外の使用方法でしょうから、皮膚や粘膜や皮膚保護材への悪影響とかが出ないか、長い目で見て自己リスクで判断となります。
Updated on Mar.2019
ブレスケア や スレブレス と、ストマの消臭
一頃、ブレスケア等をパウチに入れる事で消臭を行おうとしていたが、より効果的でしかも低コストのゲル化剤カプセル+ハーブオイルを使うように
なって、口臭予防用のパセリオイル等では、少なくともイレオストミーの自分には消臭能力不足だった事が分かりました。ある程度は効いたのですが。
Updated on Sep.2018, Deleted on May. 2019
ワイヤー ダブルクリップとストマ (本来は事務用品)
マジックテープでパウチの閉塞をしていると、ガスが溜まってしまった時などのバルーニングで補助に使っている事務用ダブルクリップが
外れてしまうことがよくあります。「先にそちらが外れてどうする」と、つい突っ込みを入れてしまいたくなりますが、元々用途が違うので
やむを得ないかと思っていました。
こちらも本来は紙を挟んで閉じるクリップなのですが、一般のダブルクリップが多くの紙を挟めるようにかなり広く口金が開くように、柔軟な
ばねの金属を使用しているのに対して、これはフレームに使用している硬いスチール線の素材をばねに使用しているので、あまり口金は開きません。
パウチの閉塞部分を噛むくらいが限界に近いのですが、そのおかげでバルーニングの圧力で口金が広がって外れてしまう事が今のところ無いようです。
その他にも良いところがいくつかあります。
・色がゴールドで目立ちません。
・ちょっとサイズは大きくなっています。
・メッキで多少錆には強いかな?(本当はステンレスならいう事なし)
・ワイヤーなので入浴後の水分を拭き取るのも楽。
アマゾンで小サイズ1個38円程度で売っています。マジックテープ閉塞に不安のある方には、おすすめです。
定番として1年以上使用しているワイヤーダブルクリップですが、メッキはすっかり剥げてしまって銀色になっております。
シャワー等で毎日濡らされていますが、メッキが無くても全く錆びる気配はありません。ステンレス系の錆びない素材の様です。大変ありがたいですね。
使っているうちに口金の開きが緩くなるかとも思いましたが、それもなし。相変わらず硬くてバルーニングに対しては強いです。ただし、それでも、
パンパンにガスが溜まって張りすぎてしまったときにはクリップが外れることも何度か有りましたので、限界はあるようです。当たり前か・・・。
Updated on May.2019
ストーマ装具の諸々の試験をしているサイト
前々から気になっていた事を試験しているサイトを発見しました。
確かめてみたかったけど、もったいないので自分ではやる気になれなかった実験があって、大変興味深いです。
★排気口は本当に機能しているのか?
★各社パウチの耐久性のランキングはどうなのか?
★パウチのシェアはどうなってるのか?
など、など・・・
コロプラスト センシュラ ミオ2 コンケーブ プレート
皮膚保護剤: CPBES系(疎水PIB/EVA/SIS 親水PE/CMC/ゼラチン) 耐久性:6日前後 接続:ロック式カップリング 型番:18520+11482
以前もらったサンプルがストマ周囲が凹んでいる人用だったのだが、自分的にはむしろ緩やかな凸だから逆だよなと思っていたら、まさに
その逆のコンケーブプレートとか言うものが登場した。メーカーのHPにあるようなすごいヘルニアの凸がある人は当然として、ふつうは
おなかは出っ張っているものだと思うで、けっこうこれは使えるのでは? 平面と凸凹で、3種類揃えたかったんだろうなー。
写真では接着面を下に反り返っているのだが、使うときは、これを逆にして、接着面を包むようにして使う事になっているみたい。
ヒトデ型なのはちょっと謎だけど、サンプルだけではなくて、試しに購入してみようかと思っている。
ただし、メーカーが想定しているのは、ヘルニア等でもっと膨らんだ腹部だと思うので、本来は平面を使うべきなのだろう。
利点
@貼るとき外周が上に反り返っているので、平面の物より貼りやすい。
A外周のエッジ部分が痒くなる場合があるのだが、上下逆に貼ると星形は前と違うところにエッジが来るので良い気がする。
欠点
@価格がやや高くなっている。3550円→4550円
A皮膚保護材は同じように見えるのだが、平面式の物に比べて、微妙に溶けやすい?気がする。
プロテクティブシールで皮膚の側は押さえているのに内側の保護材が少しずつ千切れてきているのが、平面版とやや異なる。
伸縮性を高めるために何か組成を変えているのかもね。
Updated on Apr.2018
コロプラスト センシュラ ミオ2コンベックス ライト
皮膚保護剤: CPBES系(疎水PIB/EVA/SIS 親水PE/CMC/ゼラチン) 耐久性:4日前後
昔から気になっていたコンベックス版フランジの試供品をもらって試してみた。ライトの方で盛り上がりは6mmとなっている。ディープは9mm。
どうやって下に下げているのか不思議に思っていたのだが、フランジの内周に結構丈夫なフレームがついていて、皮膚保護材がその曲面に
沿って整形してある。ストマ周囲を押さえ気味にできるので、面板内への水分の侵入が抑えられるかなと思っている。
貼った感じは少々圧力が強すぎるかな?という印象はあるが慣れの問題かもしれない。
使いやすいサイズのプレカットがあり、やはり便利。標準フランジの自分が使う開口径のものは、やや皮膚保護材の面が小さく使えない。
利点
@開口部の圧力があるので、皮膚保護内側の剥離が抑えられる?
Aプレカット品がある。便利である。
欠点
@価格がやや高くなっている。3550円→4550円
A圧力がそれなりにかかっているから接着力も強いかと思ったのだが、耐久性は普通のミオ2よりも、むしろ1日程度短い印象
である。圧力がかかっていない曲面の部分の皮膚がやや浮き気味になっているのかもしれない。残念。
コロプラスト センシュラ ミオ2フレックス
皮膚保護剤: CPBES系(疎水PIB/EVA/SIS 親水PE/CMC/ゼラチン) 耐久性:4日前後
閉塞方法:マジックテープ パウチサイズはセンシュラ2と同じ。ジョイントがなく、粘着剤でフランジとパウチを接続。
以前から出てはいたが、粘着カップリングが強度的に気がかりだったために使用してこなかったが、まず試供品で試してみた。
フレームのない面板のため昔の1ピース品のようなソフト感がある。ただし、頼りない感じも同程度。
利点
@フランジにフレームがないため、皮膚保護材がどの程度まで剥離してきているがパウチ粘着用の台座をめくり上げて確認できる。
Aベルトの下の圧迫感がない。
B粘着カップリング方式自体の強度は十分あると感じる。
欠点
@やはり、昔の1ピース型同様に、腹部のしわが寄るあたりの接着面から剥がれてくるために、耐久性はなかった。
A透明パウチしか存在しないのは、やはりイマイチ好きになれない。ただし、不透明では粘着カップリングを張るのに邪魔になりそう。
B粘着カップリングは張り直し可能と書かれているが、貼るときかなり緊張する。失敗するとはみ出そうだし、結構難しかった。
アダプト 皮膚保護シール
皮膚保護剤:CPBM系 耐久性:おおむね7日以上
サイズ:内径:15mm 外径:48mm 厚さ:4.45mm 接着面:両面 価格:2700円/10枚(2.3mm厚) 5400円/10枚(4.46mm厚)
試供品をもらったところ、予定していた2.3mm厚ではなく、4.45mm厚だったが、面板の内側に張り付けて使用しても特に違和感はなかった。
素材は非常に柔軟で、接着面がどうこうでは無く、素材自体の持つ粘着性で皮膚についているようなイメージである。それなりに溶ける
保護材のようだが開口の内側のみ溶けている印象。奥は溶けるのではなく剥離していた。プロテクティブシールとほぼ同じ使用感だが、
ややブラバのほうが使いやすい。価格の安い2.3mmが同じ使用感なら使えそうである。
ブラバ プロテクティブシール
皮膚保護剤:脂肪族炭化水素(疎水PIB/EVA 親水HEC) 耐久性:おおむね7日以上
サイズ:内径:27mm 外径:57mm 厚さ:2.5mm 接着面:両面 価格は3240円/10枚
ほとんど溶けることのない皮膚保護材。非常に柔らかいので個別包装になっている。接着面は両面で、コロプラストリングと異なる。
使用感は非常に良好だが、溶けない分、皮膚と保護材の間が剥離しているのが把握しにくいのが、逆に難点ともいえる。
見た目では変化がないので、はがれてきている感覚に従って交換する必要がある。
Updated on Oct. 2017
プロテクティブシールは定番で使用するアクセサリーとして定着しているが、実は自分には若干、厚すぎる印象があります。
素材が非常に柔軟で粘着力も強い特性を利用して、一枚のシールを直径の異なる大小2個のリングに分割した後に、これをこねて
厚さ半分程度の補強材としてフランジの内側に張り付けています。先にストマ周囲にシールを貼ってからフランジを貼る方法もあるが
結構な頻度で位置合わせを失敗するので、先にフランジの内側に貼ってしまう方が失敗するリスクが小さいと思っています。この際に、
フランジの皮膚保護材の剥離紙の穴に合わせて成型すると失敗なく重ね合わせることができます。柔軟性が高いので、内周を厚く外周を薄く
等の調整も自由自在です。何もしないで外周が厚いままだと端に段差ができて痒くなる場合がありますので、一手間かける方が良いです。
Updated on May.2019
コロプラスト センシュラ ミオ2
皮膚保護剤: CPBES系(疎水PIB/EVA/SIS 親水PE/CMC/ゼラチン) 耐久性:6日前後 接続:ロック式カップリング 型番:10522+11482
閉塞方法:マジックテープ パウチサイズはセンシュラ2と同じ。ジョイント部分は従来と互換性なし。
コロプラストから出たまったく新規のシリーズ。当初、ロック式カップリングの商品を取り扱っている販売会社が少なかったのでコロ
プラストから直接サンプルをもらった。正直、「また替えて来たよ、まったく」と思っていたのだが、値段はフランジ\3550/5
パウチ¥4100/10とセンシュラと大差なし。でも、使ってみると超GOODでした。ごめんなさい。
利点
@宣伝にもあるとおり、非常に薄くて柔らかい。そのため、フランジの端が皮膚を刺激せず、痒みを感じない。これは良い。
A皮膚保護剤は、あまり溶ける方ではなく、水様性の便にも耐えることができる。ミオ2の皮膚保護剤だけで、8日間交換しな
かったために、少々肌が荒れたが、6日間は違和感がなかった。交換時の皮膚への残りも少ない。もう少し強く粘着してもいい
様に思うが、センシュラのダブルレイヤ保護剤より良い。コロプラストリングとの併用では、8日でも問題なくすごせました。
Bパウチのガス抜きフィルタを前面に移動して、更に、フィルタが汚れにくい工夫をしている。リング状の細い袋?に目の粗い
スポンジが入っていて、その先にフィルタがあるイメージ。イレオストミーでもそれなりにガス抜きできているようです。
Cパウチの不織布がナイロン生地?みたいになった。風呂上りの乾きが早い。前面にストマが見える様に窓も付いた。
欠点
@閉塞方法は相変わらずのマジックテープ方式。事務用品のダブルクリップでがっちり挟まないと不安である。
総合的に見てこれまででもっとも良い装具だと思います。14年11月あたりからロック式の商品をいつもの販売会社でも扱いだしたので、
新規に購入しました。ジョイント部分に互換性が無いので、早く古いほうを使い切ってしまおうと思います。
ちなみに、粘着式カップリングのフランジは\4000、パウチは\4200とロック式よりも高い。使わないからいいけど、なぜかな??
メモ:コロプラストのサンプル提供窓口の担当さんはやけに丁寧で、いちいち電話を掛けてきてくれるらしい。
Webで依頼した際に、細かい仕様を書く欄が無いのでなぜかなと思っていたら、話を聴いて、何を送ってもらうか話し合って決める
からであった。悪いことでは無いんだけど、そこまで丁寧にしなくても良いんじゃないかな。。。
Updated on Oct.2014
アシュラ2セルフプレートG+コロプラストリング
皮膚保護剤:ニュースイスロール CPB系渦巻 耐久性:7日前後 接続:カップリング 型番:13016+2330
セルフプレートTよりもかなり外側まで渦巻きになっています。センシュラ2のパウチと組み合わせても、何の問題もありません。
センシュラ2のフランジは比較的硬いのに対して、アシュラ2は柔軟に感じます。フランジの端で感じる痒みが少ない様です。
渦巻き皮膚保護剤は水分にはあまり強くないようでしたが、コロプラストリングが内側にある場合は特に問題ありません。
販売会社 ピースケア、 なんと装具が10%引き?!
ストマは、粗悪品など使うと大変困ったことになるので、まず信用が大切だが、かなり高くつくので価格を抑えたいのも事実。
長年、通販でストマ装具を購入してはいるが、割引販売をする会社には出会ったことは無かった。この会社が初めてだ。
今年の9月中はコロプラストの製品がすべて10%引きで購入可能となっている。アルケアとかがキャンペーンの月もある。
ほぼ半年に1回のペースで、割引期間がめぐってくる様なので、私の場合は、そのときにほぼ半年分ドカッと購入しています。
2%程度の割引クーポン?があったり、ちょっとHPの作りはチープですが、特に問題の無いショップです。(2年程度の実績)
機会があれば、お試しいただくと良いかと思います。グーグルで「ピースケア」と検索するとすぐ見つかります。
コロプラスト社 センシュラ2+コロプラストリング
皮膚保護剤:ダブルレイヤー 疎水性(PIB+SIS)+親水性ポリマー 耐久性:7日前後 接続:カップリング式 型番:10031+2330
Xproとの差はスターチが含有されていないところらしいが、正直、差はよくわからない。
コロプラストリングの成分:不明(たぶんキュラガードと同等)
コロプラストリングは非常に調子が良いので2パック目を購入しています。今は、コロプラストリングが溶けるところで使用限度が
決まっているため、僅かだが価格の安いセンシュラ2にしている。カップリング部が共通なのでアシュラ2を使う手もあるのだが、
意外と楕円面版が気に入っているので。
コロプラスト社 コロプラストリング 今後はブラバリングになるのかな??
やはりセンシュラで使用しているダブルレイヤー皮膚保護剤はキュラガードに比べると耐久性が低いし、かゆみがある。
試しに購入したコロプラストリングは手触り、使用感等からすると、キュラガードとほとんど同じものだと思う。
ストマの周りに内径30mm、外径60mmの皮膚保護剤のリング(2mmくらいの薄い板)を貼って、その上にフランジを貼っています。
30枚で7500円程度のものなので、1枚250円程度。センシュラ2Xproとの併用で概ね1週間使えています。(交換が生活サイクルに合う)
ちょっと価格アップになりますが、サンプルをもらって、肌に合う方はぜひ使ってみるべきだと思いますね。
これを使うなら、フランジを少し安い方に替えても良いのかも。。。
コロプラスト社 センシュラ2Xpro + センシュラ2バッグ
皮膚保護剤:ダブルレイヤー 疎水性(PIB+SIS)+親水性ポリマー 耐久性:5日前後 接続:カップリング式 型番:10035 11196
閉塞方法:マジックテープ 利用期間:3ヶ月 フランジ中央〜端までの長さ:16.5cm
皮膚保護剤がアシュラとは異なるようで、少し使い勝手が良くなっている。ただし、周りにマイクロポアテープが無いのは
同じで、そこがいまひとつ気に入っていない。パウチの作りもアシュラと少し異なっている。排泄口付近の作りがやや複雑
なのは同じだが、樹脂が変更されていて改善していると思う。ただし、強度不足感は否めず、仕方なく事務用のダブルクリップで補強。
なんとも不細工だが、用意されているものだけでは所詮うまくは行かないものと諦めた。
利点:@皮膚保護剤は比較的キュラガードに似ている?やや弱いが痒みは少ない。楕円のフランジは粘着力向上に効果あるかも。
Aマイクロポアテープがないのはデメリットだが、交換時の粘着剤の残りがないという点だけは評価できる。
B接続方式はアシュラとまったく同じ。これは安心な作りでよい。
Cパウチの大きさは比較的小さい。自分としてはこれくらいが良いと思っている。
欠点:@マジックテープ式の開閉方式はどうも気に入らないが、事務用ダブルクリップで補強すれば使える。
Aガス抜きがあるのだが、イレオストミーの自分にはほとんど役に立たない。
B不要な付属品が多い。シャワーの時にはフィルターに水が入らないようにするシールや廃却用?のビニール袋。
毎日このシールを貼る人や付属のビニール袋でこれを捨てる人が本当にいるのだろうか?
Cパウチの値段が以前のドレインパウチに比べて高い。
Updated on Aug.2012
コロプラスト社 セーフティーフランジのトラブル
去年から今年にかけて、いつも買っているコロプラストのセーフティーフランジに不良品が発生している。
写真に示したのはそのトラブル品で、フランジ本体と皮膚保護材は本来強力な接着剤で一体化しているはずなのに、これが
きわめて弱い接着力になっていて、指で引っ張ると簡単に剥がれてしまうのである。皮膚保護材が皮膚に貼り粘着力の方が
遥かに強く感じるくらい。
このため、このトラブル品を使っていると、使用中に突然パウチが、フランジのフレームと共に脱落すると言う恐ろしい
状況になります。肌には皮膚保護材がしっかり貼り付いているので剥がれる自覚が全く無いので非常に危険。
ただし、このトラブル品はフランジの穴を自分のストマのサイズに合わせて切る時に、内側のビニールと皮膚保護材の接着が
弱いため明確にわかります。その場合は、コロプラストのお客様相談室(箱にフリーダイヤルナンバーが書かれている)に
電話すると、直ぐに代替品と交換してくれるので、泣き寝入りする事はありません。
代替手続きは簡単で、購入した個数を電話で説明するとその個数分代替のフランジが送られてきます。今度はその箱に自分が買った不良品を全部詰めて、送り返すだけ。伝票も着払いで宛先も書いているのを入れてもらえるので、面倒はありません。
ただ、突然これが起こると困ってしまうので、最近は新しいフランジを買うと、まず今の手持ちを残しておいて、新しい
方を一組だけは使うようにしています。あと、届いた製品がすべて同じロット番号かどうかも確認しています。
ロット番号が違う時は、各ロットから一組を抜き取りで確認するまでは、古いほうを使い切らないほうが良いですね。
もしも、不幸にして不良品に当たってしまった方は、迷わす電話で窓口に相談しましょう。親切に対応してくれます。
Updated on Jun.2009
コロプラスト社 セーフティーフランジとドレインパウチ
皮膚保護剤:キュラガード 疎水性ポリマー SIS系 耐久性:6日前後 接続:タッパー式(強く押し込む) 型番:4265、6561
閉塞方法:ワイヤー専用 利用期間:15年以上 フランジ中央〜端までの長さ:17.0cm
現在も使い続けている製品で、皮膚との相性、耐久性などを考えるとこれ以外は使えないのが現状。
既にコロプラストのメインの皮膚保護剤は、渦巻状のものに変わり、接続方式もカップリング式になっており、旧式になっている。
利点:@皮膚保護剤キュラガードとの相性が良い。耐久性も6日程度と長く、痒みもとくにない。
Aマイクロポアテープが外周に使われている。周辺から剥離する危険があるのでこれがあると安心。
Bドレインパウチは末端を巻いてワイヤーで留めるタイプ。末端にワイヤーを固定する袋が準備されている。
古めかしい方法だが、信頼性は十分にあり、うっかり開いたことは未だかつて一度もない。
ワイヤーを取り外すことも可能で清潔に保つのも容易。
欠点:@パウチの交換はタッパー方式のため、腹部に大きな圧力をかける必要があり難しい。
A排出時にパウチの末端からワイヤーが外れてしまう場合がある。この際、ワイヤーを元の袋に納めるのが
少々難しいかもしれない。視力にも依るが、透明な袋の入り口を探すのが少々難点になる。
コロプラスト社 mc2000 皮膚保護剤:キュラガード 疎水性ポリマー SIS系 耐久性:4日前後 利用期間:2年程度
非常に古い製品だが、まだコロプラスト社のダウンロードカタログには記載されている。
私が初期に使った製品です。キュラガートと呼ばれる皮膚保護剤との相性はよかった。耐久性もまずまず。
これ以前に、確かコロベースと呼ばれる皮膚保護剤のパウチがあったのだが、非常に耐久性が悪かったのを記憶している。
パウチとフランジが一体化している製品であり、皮膚保護剤が体に沿って曲がる事と、接触面積が狭いことから
早めに貼り替えないと、急にはがれそうになるのが一番の欠点であった。ただし、貼り替えの作業は楽だったと思う。
水に対する耐久性が低く、海水浴等に行くとその日のうちに確実に剥がれてしまう。
コロプラスト社 アシュラ セルフプレート 皮膚保護剤:ニュースイスロール CPB系渦巻 耐久性:3日前後 接続:カップリング
試供品を頂いて試してみたもの。これは合わなかった。やや痒みを感じるのと耐久性が悪いこと。外周にテープがないのも不安。
イレオストミーには向かない保護剤だと感じる。
コロプラスト社 アシュラ セルフプレートクリアー 皮膚保護剤:ニュースイスロールクリアー CPBS系渦巻 耐久性:5日前後? 接続:カップリング
これも試供品を頂いて試したもの。パウチの問題から2枚中1枚しか試していないが、上記のCPB系渦巻きよりはかなりマシ。
ただしマイクロポアテープが外周にない仕様は同じで、安心感を得るには、自分でいちいち貼るしかない。面倒である。
この欠点を除くと、それなりに使えるフランジという気がする。
カップリング方式の接続は、パウチのリングを横から締め付けるタイプで、安心感がある。力もほとんどかからない。
コロプラスト社 アシュラIIロックパウチワイドEC 閉塞方法:マジックテープ 長さ:16.5cm
このパウチは使用感が良くない。かなり問題作ではないかと思う。マジックテープを使って閉塞するので、便利で安心と
謳っているものの、自分としては使えないものであった。
欠点:@マジックテープの強度に不安があるので、あまり安心していられない。
A排出部にスチロールの板があるのだが、これを清潔に保つのがかなり難しい。構造をシンプルにして清潔に
保つのが基本だと思うのだが、真っ向から逆行していると思う。
Bマジックテープがかなり大きな音を立てる。トイレで周囲が気になる位の音であり、これも疑問を感じる。
Cフィルターが付いているのが利点かと思ったが、イレオストミーでは効果はないと判明。漏れはないが効果もない。
利点:@閉じた末端をさらに収納できる袋をつけた事で、袋の全長が短く出来るのは良いと思う。
コロプラスト社 アシュラIIロックパウチD 閉塞方法:後付ワイヤー又はクリップ
ドレインパウチと異なり、末端にワイヤーを納める袋がない。このため、プラスチックのクリップを使った閉塞が可能。
かなりごついクリップのため安心感は向上する。ただし、大振りなのでやや邪魔である。難しいところ。
クリップが嫌な場合に利用できる後付のワイヤーが備わっているが、ワイヤーは両面テープでパウチの末端に固定する
仕様になっている。排出時にここを清潔に保つのが困難になるので、あまりワイヤーは使いたくないと感じた。
現行のドレインパウチとは甲乙付けがたいという印象である。
バリケア オートロック デュラヘーシブ ソフトフランジ 皮膚保護剤:デュラヘーシブ CPB系 耐久性:4日以上 接続:カップリング
バリケアってどんなのかな?と試供品を頂いた。正直言ってかなりサイズが大きい。ちょっと自分としてはでかすぎる。
周囲にマイクロポアのテープがあるのはいいのだが、なぜ四角いのか理解に苦しむ。丸くして欲しいものである。
利点:@保護剤はイレオストミー向けという感じがする。確かに持ちはよさそう。使用上の問題で4日程度でやめてしまったのだが、
まだ限界に達した感じではなかった。
Aカップリングの性能は非常によい。安心できる。
欠点:@サイズが大きすぎる。ちょっと下にかがんだりすると、お腹の辺りで圧迫感を感じて邪魔になる。
A価格が非常に高い!!これは何とかしてもらいたいものである。
サイズと価格の問題+パウチの問題から、自分としてはこれを継続使用は出来なかった。
バリケア オートロック ドレインパウチ 閉塞方法:クリップ(パウチ幅:6.6cm) 長さ:20.0cm
利点:@カップリングで接続するタイプで安心に使える。
欠点:@パウチの裏面(体に接する側)の処理がイマイチ好みではない。メッシュ状のビニール製? 肌触りは、不織布のほうがよい。
A困ったことに、このドレインパウチは非常に大きい。正直、長すぎる。下にクリップをつけて閉塞するのだが、そこまで含めると
現在使用中のパウチよりも2〜3cmは長くなる。非常に邪魔に感じて、自分としては、かなり大きなマイナス点である。
ビーブラウン アルマリスツインプラス フランジ 皮膚保護剤:CPB系 耐久性:3日程度 接続:カップリング
ビーブラウンという会社はあまり知らないのだが、興味があって取り寄せてみた試供品。ちょっと使えるかと思って5枚購入。
利点:@周囲にマイクロポアではないがテープを使用している。ちょっと水に強いテープでこれはいいと思った。
Aロックの仕方が独特のカップリング方式で、つける時は圧力がないので楽。
欠点:@皮膚保護剤があわない様で、痒みを感じる。特にテープも肌に合わない。
A保護剤の耐水性もやや低めで、接触面が内側から一気に剥がれるような感じである。ちょっとイレオストミーには向かない。
B接続のロック方式がやや複雑で、安心感ではバリケアが一番、コロプラストが2番という感じ。
皮膚保護剤の問題で、継続使用は断念した。
ビーブラウン アルマリスツインプラス フローコントロールパウチ 閉塞方法:マジックテープ 長さ:13.5cm
初めにもらった試供品。マジックテープで止めるタイプ。アシュラIIロックパウチワイドECに似ている。
ガス抜きフィルターが付いている時点で、ちょっと怪しいと思っていたのだが、明らかにイレオストミーには使用できない。
活性炭のガス抜きフィルターが上部に付いているのだが、これが水様性の便だと洩れてしまう。コロプラストのように水を
通さない工夫がないと全然ダメ。
あと、閉塞方法がちょっとややこしいのと、確実に閉塞できない。非常に不安でまともに使用できなかった。
ビーブラウン アルマリスツイン 開放型パウチ 閉塞方法:クリップ(パウチ幅:6.4cm) 長さ:18.0cm
ガス抜きフィルター付きのパウチは使用出来ないが、このパウチはまずまずである。特に大きな不満はない。
利点:@不織布がきちんと貼ってあるし、サイズも問題なし。
Aカップリングの方式は楽で、安心感は及第点という感じか。 B閉塞用のクリップは、安心感はあるがやはりかなり大きい。
Cビニールの素材がかなり柔らかいうえに、表裏がくっつかないのが良い。現在使用中のパウチは表裏のビニールが
ぴったりとくっついてしまって、不快なときがあるが、素材的にそのあたりの不満を解消している。
パウチは全然問題ないのだが、どうもフランジが合わないため、一箱購入後は使用していない。
ホリスター ニューイメージ FTF テープ付 フランジ 皮膚保護剤:CMC系・CPB系 耐久性:5日程度 接続:タッパー式(二重) 型番:14603
ホリスターの試供品を始めて試したもの。
利点:@周囲にテープを使用しているフランジで、非常に小型。それなりに付きはよかった。
A昔ながらのタッパー式だが、やや柔らかめに出来ている。
B皮膚保護剤、テープともにあまり気にならない。
欠点:@価格がかなり高め。5400円/5枚と、バリケアよりも高い位。
ホリスター ニューイメージ ドレインパウチ 閉塞方法:クリップ(パウチ幅:6.8cm)長さ:19.5cm 型番:18103
特にこれといった特色の無いパウチ。やや大きめ。
利点:@不織布がきちんと貼ってある。
欠点:@サイズはやや大きめなので、好みではない。
アルケア プロケアー2FAウロ フランジ 皮膚保護剤:KPBS系 耐久性:6日程度 接続:タッパー式(二重) 型番:13383
アルケアの試供品を始めて試したもの。ウロ用だが全く問題なく組み合わせ可能。
利点:@周囲にテープを使用している。水には比較的強い感じ。
A昔ながらのタッパー式。コロプラストよりは柔らかめ?
B価格は許容範囲。4000円/5枚。
欠点:@特になし
アルケア プロケアー2 ドレインパウチ 閉塞方法:クリップ(パウチ幅:8.4cm)長さ:18.5cm 型番:12133
特にこれといった特色はないが、幅がかなり広い。付属のクリップ(2個/10枚)が大型になる。
利点:@不織布がきちんと貼ってある。
A袋の端の圧着が2重になっている。良心的な作り。。
欠点:@閉塞用のクリップは、ちょっと弱めで大型。パウチの幅が広いのが災いしている。
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