★ 2月10日(火) 3日目

8:00 起床
今日は朝からお楽しみの小龍包。
かの有名な“鼎泰豊”はもちろん、これまたおいしいと言われる“群香品”で、小龍包のはしごをする予定。
西門駅からMRT新店線に乗り、中正紀念堂駅へ。

小龍包の前に銀行で両替をして行ったら、時計はすでに9時半過ぎ。ガイドブックには駅から歩いて15分と書いてあったが、結構かかったみたい。本当は8:30から営業している“群香品”の方へ先に行く予定だったが、混む前に“鼎泰豊”へ入ってしまおう!と言うことでお店前まで行った。
やけにスカートの短い店員さんが、
「ちょっと待ってて下さい」
とメニューを渡してくれた。“鼎泰豊”は10時からの営業。だけど9時40分には私たちを席に案内してくれ、なんと一番乗り!
小龍包10個(190元)と海老焼売10個(270元)をオーダー。
アツアツをフーフーしながら、醤油・黒酢・しょうがのせん切りをのせてパクリ。なんじゃ〜、めちゃマイウ〜ッ♪中から肉汁がピューっと飛び出してくる。海老焼売も今までの焼売の存在を覆す逸品。海老とお肉がぷりっぷり。これまた肉汁がピューなのだ。

 
上の画像の左が鼎泰豊の外観。左が小龍包。

続きまして、休憩も泣く“群香品”へ。
小龍包10個(120元)と野菜餃子10個(170元)をオーダー。
こちらの小龍包は肉汁にごま油の香りがほんのりしていました。これまたウマいっ!
結局どちらがウマいのか?判断がつきませんでした。どちらもとにかくウマいのです。
1つ申し上げておくならば、野菜餃子は×です。野菜の青臭さにとてもクセがあり、私たちの口にはまったく合いませんでした。

2店合わせて1腹20個の飲茶を抱えた私たちは、運動の為にまたもひたすら忠孝敦化駅を目指し、約3km歩く。
途中でだーさんがお茶の飲みすぎで「トイレに行きたい」と歩き方までヘンになり、この台北の街でおもらしされても困るので、近くにあった銀行のトイレを失敬。黙って入ってしまったものだから警備員さんに私が呼び止められ、
「英語は話せるか?」とか
「どこから来た?」とか
「何をしに来たんだ?」とか
いろいろ質問され冷や汗モノだった。なのに用を済ませてやけにスッキリ顔でトイレから出てきただーさんにかなりムカついた。

やっとこ駅に到着。さすがに休憩したいところ。そこで私の目に飛び込んできたのは“糖朝”の看板。
“糖朝”と言えば、香港で生まれたスイーツレストラン。日本でも青山に1号店を構え、連日行列をなす“豆腐花”で有名なお店。まさか台湾にあるとは!
お店を覗くとすごい賑わい。これは入るしかない。デザートは別腹よ♪
“豆腐花”初体験。ドライアイス付で幻想的なお出まし。1口口に運ぶと、「ん?豆腐!?
」。そう、豆腐のシロップがけ。想像すると「マジで?おいしいの?」と思うでしょうが。これがイケる。大豆の味がほんわりしていて、なんだか健康的なデザート。はっきり言ってもう1杯はいけた。フルーツ入豆腐花(70元)・フルーツ入タピオカ(70元)。

またも食べてしまった為、忠孝復興駅まで歩く。
SOGOの地下が食料品売り場になっているので、ブラックタピオカ(32元)2つと、それを吸い上げる巨大ストロー(15元)を購入。これでお家でもパールミルクティーが楽しめるわ〜。

忠孝復興駅からMRT板南線に乗り、西門駅へ。
それがビックリ。ここ西門駅は朝と昼間ではまったく雰囲気が違うのだ。ここは中高生の溜まり場。街にはガンガン日本の音楽が流れ、原宿ファッションを真似た子たちがウヨウヨ。「もう学校は終わったのか?」とまたもいらぬ心配をしてしまった。
いくつかのショッピングセンターがあるが、どこもギャル仕様の服売り場ばかり。日本の無印・フランフラン風のチェーン店“生活工場”を見つけ、そこでジャスミンの香りがするキャンドル(99元)を購入。
最近アロマキャンドルにハマっている私。つい先日も妹がパリに行ったので“diptyque”のキャンドルを買ってきてもらったばかり。6000円のキャンドルを買うには気持ち的にちょっとがんばってしまったが、99元なら迷わず購入。

歩きすぎが祟って、ちょっとお疲れモード。
ホテルが近いので荷物を置きに戻ったついでに、1時間のお昼寝タイム。
1度戻ってしまったので、また外に出るのはかなり億劫だったけど、気を取り直して夕食処の“好記担仔麺”へ。また食うのかよっ!

西門駅から中山駅へ。三越で両替をしてからまたひたすら歩いて“好記担仔麺”へ。
店先に本物の料理が置かれているので、メニューが読めなくても簡単に注文できる。
お目当ての蟹おこわ(380元)・海鮮スープ(150元)・揚げ豆腐炒め(100元)・青菜炒め・担仔麺(35元)・台湾ビール。
蟹おこわは蟹さんが3匹ものっていてかなりのボリューム。味付けは濃い目で絶品。早めに行かないと売り切れてしまうこともあるそうです。海鮮スープはとエビやイカ・ホタテがたっぷり入っていてトロトロ。だーさんがかなりお気に召していた。揚げ豆腐炒めの豆腐はなんと玉子豆腐。ほんのり甘めで、たっぷりネギといただくと美味。青菜もにんにくが効いていていい感じ。看板メニューの担仔麺(画像右)もエビと豚骨のうまみがたっぷり出たスープがウマい!1杯ぺロリとだーさんは平らげてしまった。ここでの台湾ビールは、台湾での初アルコール。私には珍しすぎ。若干のアルコールパワー切れだったのでウマかったー。味はあっさり、飲みやすい。普段発泡酒の私にはバッチリ。ビール派の人にはちょっと物足りないかしら?
全部で805元の晩餐だったけど、お店の人が5元おまけしてくれた。

お約束どおり食べ過ぎたので、またも歩いて旅の最後にふさわしく足ツボマッサージへGO!
30分500元のコースを2人でオーダー。
普通は椅子に座ってやるのだけど、ここでは短パンに着替えてベッドに仰向けで行う。
まずは蒸しタオルで膝から下を温めて拭いてくれる。足を洗わなかったので「臭くないかなぁ」と心配だったけど、丁寧に拭いてくれたのでまずはひと安心。その後オイルのようなものを塗ってツボマッサージ開始。「ここ頭。ここ坐骨神経痛。ここ十二指腸」といった具合にかたことの日本語で教えてくれる。
よくテレビとかで「あ゛〜っ!」とか「いてぇ〜っ!」とか大騒ぎしているけど、私はなんてことはなかった。絶対、腸と肝臓と胃は痛いだろうなと思ったけど、しいて言えばこめかみが痛かったくらい。目が疲れてるのかな?
ところがとなりのだーさんは「あ゛〜、ウ゛〜ッ!」とうるさい!どうも全部痛いらしい。腰から胃から生殖器に至るまで。かなりのご老体。普段感じない歳の差を、こういう時に感じるわ〜。嗚呼、格好悪い。
結局ご老体のだーさんは、30分延長して全身マッサージもオーダー。私はその間、従業員のおばちゃん達4人とテレビを見て過ごした。何を言ってるのかわからないけど、日本のドラマの高度な出来を顧みることができました。台湾のドラマはちょっと単純。
靴を履くと足が小さくなっていた。靴が大きく感じるのだ。むくみがとれたのかな。マッサージすることで血流が良くなったみたいです。

足も軽くなって、気分も晴れ晴れ。
雙連駅からまた“士林夜市”に行ってしまった。
お店の方をまたウロウロして、フランスのCD(198元)を購入。これがまた、怪しいCDをたくさん売っているんだな。勝手にベスト版が作られてたり。しかも1枚198元。1枚買うともう1枚プレゼント!別人が歌っているものもあるという噂を聞いたこともあるが、果たしてどうだろう?
でも結果は、ほぼYESかも。なぜなら買ったフランスのCD、明らかに歌っているのはフランス人じゃなかった・・・。流暢なフランス語ではなくて、やけに力強いフランス語。やられた!でも笑えるー。「原曲原人」って書いてあるCDもあるくらいだから、噂はやっぱり本当かもな〜。

帰る前に食べ物夜市によって、私はなんと500ccのパールミルクティー(30元)を購入。信じられない!いったい何粒のブラックタピオカが入っているのかしら?息苦しくなるくらいズルズルと勢いよく吸い込んだ。至福の時とは、こういうことを言うのね。
だーさんはジャンボ鳥のから揚げ(40元)を購入。ビニール袋を渡され、揚がるまで並んで待つ。自分の番が来ると購入枚数を伝え、ビニール袋の口を広げて入れてもらうのだ。これがウマい!外はカリカリ、中はジューシー、これで40元は安いっ!
「これを日本で商売したら儲かるんじゃないか?」などと、またバカな話をしながら鳥インフルエンザそっちの気で鶏肉をむさぼるのであった。

剣潭駅から西門駅まで戻り、コンビニで最終買い物を済ませ、ホテルへ戻ったのがなんと2時。遊びすぎ・・・。
明日は6:10にバスがお迎えに来る。シャワーを浴びて就寝。
眠れても2時間ちょっとかよ(-_-;)


★ 2月11日(水) 最終日
5時過ぎ起床。寝た気がしません(苦笑)
6:10 バスに乗り込み中正国際機場へ。
チェックインを済ませ、いくらかの元が残っていた為、軽く朝食をとることに。コーヒー(95元)・シチューボール(120元)をオーダー。

9:25 CA100便は台湾を離陸した。
帰りは行きよりも1時間短い3時間ちょっとのフライトなので、スッチーも慌ただしい。離陸後、ドリンクを配られることなくすぐに機内食。お肉とお魚を1つずつチョイス。お肉は肉団子の焼きそば、お魚は白身魚のあんかけ。その他、サラダ・パン・フルーツ・ココナッツゼリー。味は・・・イマイチ。
そうこうしているうちに、成田着陸に向けて下降。
私たちの座席はエコノミーの特等席と言われる、スッチーの目の前だったのだが、目のやり場に困ったのは決して私だけではないはず。チャイナの制服は脇スリット入りのミニなのだが、座るとこれがズズッと上にあがり脇から太ももが大あらわ。アーンド絶対パンツ丸見え。こっちの方がはずかしくなるくらい。もう慣れっ子なのかしらねぇ。

13時過ぎ、成田に到着。
入国審査が今までにないくらい混んでいて、迎えに来てくれていたパパに会うまで1時間もかかった。優しいパパさんのおかげで、今回もラクチンに実家までたどり着くことができました。


★ エピローグ

予定通り、食べ物はどれもこれもおいしくいただくことができたし、お茶も安くGETできたので、ほぼ満点の旅行だった。まだ食べ足りないくらいだわ〜。
お天気も最初の2日間は雨だったけど、後半は春みたいな陽気だったし、私の雨女伝説も覆すことができたかしら?

日本に帰って来てからはお茶を瓶詰めし、毎日違うお茶とお茶うけ(画像右)を楽しむ毎日。
また私たち夫婦に新しい趣味ができた。
お茶は気分をリラックスさせてくれるし、何と言っても、お茶があることでゆっくりした温和な時間をだーさんと過ごせているような気がする。
しばらくはこのお茶パラダイスを満喫できそうだ。

4日間1万9800円のツアーも登場している。
気軽に行ける台湾。きっとまた行けるだろうな。

そのときまで・・・再見!!