第4日目 1月18日(木) グァム:曇り

◆DFSアゲイン

とうとうグァム最終日。
今日は7時過ぎには起きて、きのう買った大量のドーナツとケーキに朝からさっそく2人でとりかかる。ドーナツの中にはラップに包まれたクッキーもあり、それはお土産用に持ち帰ることにして、残り半分となったドーナツを一口ずつ味見することに。どれもおいしいけれど似たような大味で、とてもじゃないけど全部は食べきれなかった。簡単な荷造りをして、最後のお買い物に出かけた。

まずはホテルの向かいのABCストアーへ。
1日目の夜に目を付けておいた日本未発売のマルボロを6個ほど男の子のトモダチ用に購入。
その後ホテルからタクシーで、DFSへと行った。開店して間もなかったので、店内はとてもすいていてどこもかしこも見放題だった。買うものは初日から決めていたものだったので、迷うことなく即購入。
あとは気に入った化粧品をけっこう大量に買ってしまった。

お金も足りなくなっていたので微妙に調整しながら現金とカードを併用してお支払い。今回の旅行ではほとんどカードの登場回数が少なく助かった。1時間程度で買い物も終了し、2日目の夜に行ったゲームワークスで遊ぶことにした。
初日にガイドさんから説明を受けた時にもらったチラシの中に1人15ポイント分の無料券がついていたのだ。これを使って遊ばない手はない。そこではまたまたダンレボとあとはボブスレーみたいなお互い競うゲームをやって終わった。
ホテルへはDFSからバスに乗って11時過ぎに帰着。12時のチェックアウトまで荷造りをしたり、のんびりしたりして過ごした。あともう少しだったけどドーナツは残してしまった。ごめんなさい。
12時にチェックアウトをして、集合時間までやることがなくなったので、プライベートビーチに行くことに。きのうの夜飲んだバーから海の景色をボーッと眺めていた。今日はあいにくの曇り空だったが暑すぎず快適だった。例のヨットに乗ってお客さんを沖まで連れてっているマークを発見して手を振ったりしていた。途中で雨が降ってきてだんだん激しくなったので、屋根のあるところまで行きしばし雨やどり。マークもお昼の休憩らしくあがってきて、私たちと少しおしゃべりをして13時過ぎたのでロビーまで戻ることに。別れ際にマークが、
「Come back again , I'l be here ! 」
と言ったのが印象的でそっか〜これから先もずっとここにいるんだ〜、となぜだかそんなことを神妙に考えてしまった。ロビーのソファに座った途端、予定時刻よりも早く迎えがきてバスに乗り込んで空港へと向かった。

◆サヨナラグァム

空港に着きさっくりチェックインを済ませ荷物を預けてから、まっすぐ空港内のフードコートに向かった。朝からドーナツとケーキしか食べていなかったので小腹が減っていたのだ。
フードコートを見渡すと、そばうどんのお店がある。カレーうどんがものすごく食べたい!と思ったらホントにあって、迷わずカレーうどんを注文する。カレーうどんのくせに8ドルもした!高いせいか、この手の味に若干遠ざかっていたせいかよく判らないが、とてもおいしくズルズルすすって食べていた。
「うーん、なんか落ち着くねぇ」
と言いながら辺りを見廻すと、周りに座っている日本人もほとんどそばかうどんを食べている。
お店を見ると『うどんそば・てんてこ舞』という店名で、名は体を表すじゃないけれど、ホントにそのまんまだと思うくらい一生懸命忙しそうに働いていて、とても可笑しかった。
お腹も満たされ、そろそろ時間になったので飛行機に乗り込む。私の隣に座っているおやじが何事か不満をぶつぶつ呟いている。我慢できなくなったのか、スチュワーデスさんを呼び付け「家族と席が離れたどうしてくれるんだ」という文句をたらたら言い始めた。挙げ句の果てには私たちにも同じコトをくとくど言い同意を求められ、仕方なく「はぁ」「へぇ」「そうですかぁ」と適当に相槌をうっておいた。
嫌な感じのおやじが隣だなぁと思っていたのだが、トイレに行きたいと申し出れば素早くどいてくれるし、スチュワーデスさんに声をかけそびれると代わりに呼んでくれるしとなかなか憎めないかんじだった。
帰りは飲酒を控え、機内食もそこそこに食べて眠りについているとあっという間に着陸した。日本への入国を無事済ませ、荷物が出てくるところに行く。すると、さきほどのおやじがターンテーブルの入口も入口、荷物が出てきたら一番に受け取れますという場所をキープして、今か今かと荷物が出てくるのを待ち構えていた。その姿が滑稽で、「うちらの方が先に出てくるといいよね〜」と言っていたら、ほんとに先に出てきておやじ達家族の荷物は一向に出てくる気配がなかった。「やったね!」と勝利に満ちた顔を浮かべ、それぞれ家路へと向かっていった。

あとがき

私たちがグァムへ行っていた週は今年一番の寒さではなかったかと思うほど、「日本はすごい寒かったんだよ〜」と何人ものトモダチに言われてしまった。
まさに私たちの狙い通り!寒い日本を抜け出してこそのリゾートを味わうことができたのだ。しかし、またしても私たちは海のあるリゾートに行きながらも海へは一度も入らずに帰ってきてしまった。「海どうだった?」「う、うん。浮かんだだけだから、よく判らないや」という会話を何人もの友人たちと交わしたりもした。

私は成田から家に着いた後、30分もしないで我が家を飛び出し、今度は日本の冬を満喫しに雪山へと向かったのだ。遊びに貪欲というか、貧乏性というか。とにかくグァムでもそのパワーが充分発揮できた旅となった。グァムは近いし、買い物天国!おまけに観光名所も盛りだくさんなのだ。こんなにお手軽なリゾート地があるのに気付かなかったのはもったいなかったなと後悔すらしてしまった。またすぐにでも行きたい!そんな気持ちにさせてくれる島国だった。
旅のパートナーのあみちゃんにこの場を借りて改めて感謝!
旅が楽しいのはそのパートナーがサイコーだからだよね。本当にありがとう。そして読んでいただいた皆さんにもありがとう。




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