軽井沢の魅力って・・・

(その1)気候

軽井沢の気候には、独特なものがあります。
高原の避暑地は他にも那須や八ヶ岳、清里などがありますが、そのいずれとも似ていません。
空気の冷たさ、木々の匂い、霧、その他言葉ではうまく表現できませんが、軽井沢にしか存在しない「特別な空気」があるような気がします。

(その2)伝統

軽井沢は江戸時代には中仙道の宿場町として栄え、その後明治から大正にかけて、日本在住の外国人が多く避暑に訪れ、避暑地としての歴史をスタートさせました。
当時の外国人は宣教師や教師・医師などが多かったことから、軽井沢にはどちらかというと「健全」で「文化的」な避暑地として栄えてきたようです。
そう言った伝統が今の軽井沢にも引継がれ、スノッブな雰囲気を持った観光地となっているのでしょう。
ちなみに、現在も軽井沢にはいわゆる「風俗営業」に該当するお店はありません。(町内にはパチンコ屋やブティックホテル、カラオケボックスもありません。・・・と思います。違ってたらゴメンナサイ。)

(その3)グルメ

外国人の次にこの地を訪れ始めたのは、日本人の中でも比較的裕福な層の人々だったようです。
彼らのための豪華な西洋風ホテルが開業し、そして数多くの別荘が建てられました。
軽井沢が他の観光地と大きく違うのは、ホテルや旅館に泊まって観光に訪れる人ばかりではなく、いわゆる「別荘族」が多い、という点でしょう。
軽井沢の老舗の飲食店はこの別荘族を主なお客としているためか、質の高いお店が多いような気がします。
女の子に人気が高い理由のひとつはこんなところにあるのでしょう。

ただし、「一見さん、お断り」的なお店もあるようで、私たちのような「ツーリスト」がうっかり足を踏み入れるとチョット不愉快な思いをするかも・・・。

(その4)軽井沢での過ごし方

軽井沢というと最近は銀座通りやプリンスのアウトレットばかりが目立っていますが、せっかく軽井沢に来たのに買い物ばかりじゃつまりません。
私は軽井沢では「何もしない」のが一番の贅沢だと思っています。
特に、夏の日の昼間、開けっ放しの窓から入ってくる風を感じながら、昼寝をするのは至福のひとときです。
それから、人の少ない時間帯の散歩、テニス、などなど。
ですから、軽井沢への旅行を計画しているのなら、できれば2泊3日以上で出かけてください。
日帰りや1泊の慌ただしい訪問とは違った魅力を体験できるはずです。
なんて、偉そうに書きましたが、「歴史」の部分は色んなガイドブックや本の受け売りです。
興味のある方は、「軽井沢物語」(宮原安春著)や「軽井沢ヴィネット」を読んでみてください。
「軽井沢ヴィネット」は軽井沢新聞社が発行している季刊のコミュニティ誌で、るるぶ等のガイドブックとはちょっと違う情報が載っています。
軽井沢の本屋さんやコンビニ、お土産もの屋さんなど、あちこちに売っています。